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あかね雲

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2015/10/25
雑記] 愚痴と愚痴と愚痴(スマホ版デザイン改造)
2015/10/25
硝子の瞳のあなた] 17 激震
2015/10/25
硝子の瞳のあなた] 16 ダリルとの再会――喜びと涙
2015/10/25
硝子の瞳のあなた] 15 野良犬の恋
2015/10/25
硝子の瞳のあなた] 14 王都にて――ささやかな楽しみ
2015/10/25
硝子の瞳のあなた] 13 魔力切れ
2015/10/25
硝子の瞳のあなた] 12 勿忘草の町にて
2015/10/25
硝子の瞳のあなた] 11 馬車の中
2015/10/25
硝子の瞳のあなた] 10 笑顔
2015/10/25
硝子の瞳のあなた] 9 たったひとりの友に
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雑記] 愚痴と愚痴と愚痴(スマホ版デザイン改造)

 概要:  誰だー、スマホ版のサイト表示をPC版とは似ても似つかない表示に分けたのは! PC版のがそのまま表示されていると思っていたのはどこのおバカさんでしょう……。 泣きたくなります。 ぜんっぜん! 天と地ほども違う表示で、しかも今やスマホユーザーは増えるばかりで減ることはありません。 必然的にしゃかりきになって直さなければならなくなりました。 やっとPC版のテンプレート改造が終わったと思ったら今度はスマホ版!...

硝子の瞳のあなた] 17 激震

 概要:  翌日、学院に激震が走りました。 学年主席、学生の分際で二つ名をもち、魔法使い試験合格と一級魔術師合格間違いなしと言われた十年に一度の天才が、突然担当教師にこう申し出たのです。「結婚するので退学します」 ――言われた相手こそ、不幸でした。「…………」 頭が真っ白、というのは、こういう顔を言うのでしょう。 次代の魔法使いの育成は重要事項ですから、配置された教師陣も優秀な人材です。実戦を経験し、臨機応変に対...

硝子の瞳のあなた] 16 ダリルとの再会――喜びと涙

 概要:  つい先ほど、矢のような勢いで駆け抜けた道を、とぼとぼと歩きます。 公園に戻ると、意外なことに、彼はまだそこにいました。「……ダリル」 呼びかけるとぱっと顔を輝かせて駆け寄りました。しかし、あなたの顔を見て、その勢いも衰えます。 そして、ダリルはあなたの前に立って、ぎこちなく微笑みました。「あー……その、久しぶり? 元気そうで、よかった」 あなたはいつものように、黙って見返します。「あっちで話そう?」...

硝子の瞳のあなた] 15 野良犬の恋

 概要:  風の勢いで逃げだし、寮の部屋に逃げ込んだあと、あなたはしばらく会話もできない状態でした。 やがて、息が戻ってくると、あなたは呟きました。「――な、んで……」 返答を期待しない呟きでしたが、答えが返ってきました。『そなたに会うために決まっておろうが』 何を当たり前のことを、という風に、蛇が言いました。『そなたは有名になった。……なりすぎるほどにな。魔法使いになるのはほぼ確実、一級魔術師になるのも確実だろ...

硝子の瞳のあなた] 14 王都にて――ささやかな楽しみ

 概要:  王都へ来て三年がたちました。 あなたは、十五歳にして氷の最上級呪文を唱え、死ぬことなく成功させたという実績とその容姿から、『氷嵐』の二つ名を戴くことになりました。 いまだ学院を卒業していないにもかかわらず。 ……影では『凍結人形』『人形姫』というあだ名も囁かれておりますが、由来は語るまでもないでしょう。 煌めく銀の髪。 透き通るような白い肌。 長い睫毛の奥の、澄んだ青い瞳。 能面のような無表情と、...

硝子の瞳のあなた] 13 魔力切れ

 概要:  魔力が枯渇したあなたは、重度の虚脱感にさいなまれていました。 この程度で済んでさいわいで、もっと行き過ぎれば、最悪死んでしまうこともありえたのです。 ゆらゆらと、女性兵士の背で揺られていると、いつの間にか眠ってしまったようでした。 いっぽう、女性兵士の方は、あなたのあまりの軽さに愕然とする思いでした。 軽い。とんでもなく軽いのです。 ここしばらくの食生活の改善で体に大分肉がついてきたあなたでした...

硝子の瞳のあなた] 12 勿忘草の町にて

 概要:  馬車は旅程通りに進み、「勿忘草(わすれなぐさ)」の町に到着しました。 長年の戦争により兵站の重要性を思い知っているため、この国は街道の整備に力を入れています。 旅程通りに旅ができたのは手入れが行きとどいた街道と、点々とある宿場町のおかげといえます。 この町は、町の真ん中を街道が貫いている形で、魔に備えてもちろん城壁があり、門があります。 その門が閉ざされる前に入れたのは幸運でした。 門をくぐってす...

硝子の瞳のあなた] 11 馬車の中

 概要:  あなたは予定通り王都行きの馬車(引くのは騎獣ですが)に乗りました。 戦争が恒常化しているこの国では、街道はすべて舗装されています。馬車には緩衝機構も組み込まれ、揺れも少なく、早く移動できる馬車のなかには、四人が座っていました。 ひとりはあなた。突然の魔力上昇により、ねじ込まれた人間です。 ひとりはあなたの弟。 もうひとりは弟の同級生で、さきほどからしきりにあなたをちらちらと見ています。 最後の一...

硝子の瞳のあなた] 10 笑顔

 概要:  ダリルは、武装していました。 当然のことです。当たり前のことです。 あなたは、魔と契約したのですから。 ダリルだけは知っています。 あなたが魔に契約を持ちかけられたことを。 あなたが、両親の命と引き換えに囁かれたことを。 あの状況で、あなたの両親が亡くなって、まさか偶然と思うはずがありません。「なんで、私の事を、言わなかった?」 どうして、ダリルだけが知っているのでしょう。――それは、彼が誰にも言...

硝子の瞳のあなた] 9 たったひとりの友に

 概要:  交重の月間近に出現した強大な魔と、全ての感情を根絶やしにしたようなたった一人の生存者は、大きな噂になりました。 駆けつけた討伐官たちの質問に受け答えはするものの、放っておくとずっと同じ姿勢でそこにいる子どもの姿は、あなたを知らない人々の哀れを誘いました。 両親が目の前で魔に喰い殺されたからだと噂し、そしてあなたを知る近隣の住民は、いつもより一層輪をかけてひどい無表情に、さすがにショックだったのだ...
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