概要: ジョカは、リオンの目の前であっという間に湯船いっぱいに湯を張った。 その姿にリオンはジョカが不思議の力を持つ人であることを思い出す。 過負荷で動きを止めた脳も、しばらくひとりになって湯に浸かっていると、動き出した。 ゆっくりと誰にも邪魔されることなく湯船につかり、体を清めた。 情けなさに泣きたくなりながら、後孔に指を入れて掻き出しもした。 ――自分とジョカが、そういう関係であったのはほぼ確実...
概要: ・これはパラレルです。本編には関係のないIF世界です。 リオンがもし、記憶を無くしたら……? というアナザーストーリーです。 リオンが目を覚ましたとき、視界に入ったのは見慣れた黒髪の青年だった。 「あ、おはよう」 固まってしまったリオンとは対照的に、ジョカは微笑むと自然な様子でリオンのおとがいに手をかけ、顔を持ちあげて唇を軽く啄ばむ。 ――は? ますます凝固が進んだリオンとは違い、ジョカはすぐ唇...