「君の死骸を苗床に、未来の樹を芽吹かせよう」の解説と登場人物紹介
※多少残酷な表現があります。
※エロはありませんが、男同士の精神的な恋はありますのでご注意。
《あらすじ》
生命のみなもとである世界樹が枯れ、世界は冬に閉ざされた。
長く続く冬。乏しくなっていく食料。
人々は絶望に包まれて毎日を過ごしていた。いずれ食料がつき、餓死するまでの長い長い日々を先延ばしにするようにして、命をつないでいた。
少年コウヤは、ある日村長に世界樹の苗床となって次世代の礎になれと命じられる。
死にたくない。けれども誰かがやらなければ全員が死ぬ。
コウヤは生贄となることを快諾。世界樹への長い旅をすることになった。
荒廃した世情の道中、護衛としてあてがわれたのが、村長の孫息子にして貴重な魔法使いのユージーンだった。
ユージーンはコウヤが生贄となることに激しく反発、逃亡をもちかけるが、自分の運命を決めたコウヤはそれを拒否。
ふたりの世界樹への長い長い旅路がはじまる……。
《登場人物》
・コウヤ
十五歳。出産制限がかけられた明星の村で最年少の少年。
元気で明るく、口が減らない。ユージーンにげんこつをくらうこともしばしば。
・ユージーン
村長の孫息子にして、次期村長。
偉そうで傲慢な態度のため、村人からは好かれていない。
コウヤの兄貴分。長らく村唯一の魔法使いだった。
攻撃回復補助と何でもこなす、実はかなり優秀な魔法使いなのだがいかんせん性格がアレなので正当な評価はされていない。
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