<あらすじ>天空闘技場で、ヒソカVSクロロ ぱーと3!
観客を巻き込んだ集団戦へ突入。
クロロの作った人形に、ヒソカは防戦一方……!
<感想> 私はハンター信者なんだろうか……とこの間ちょっと考えまして。
他人から見たら疑いの余地なく信者だ、という結論にいたってちょっとアンニュイな気持ちになりました。
宗教自体に否定的な観念を抱いているので、○○信者だと言われると否定したい心情が先走る一方で、他人から見ればワタクシはまさに信者以外の何ものでもございません。
ハンター好きだし。
ハンターのためにジャンプ買ってるし。
こうして感想を書いて、間接的に宣伝していますしねー。っていうか、感想書く気なんてさらさらなかったのに、こうして書いてしまっています。
でもそれは、ハンターハンターが面白いから仕方がないんですよ!
ええ、ハンターハンターが面白いから、仕方ないんです。信者になっても宣伝にやっきになっても仕方ないんです。
と、ハンターが面白いから信者になっても仕方ない、という当たり前のつまらん結論に行き着いたところで本題に戻ります。
今週のヒソカの「素晴らしい……!」には笑わせてもらいました。
いやあ笑った笑った。
ヒソカ、ホンットーに、ドMですね!!
SでM。あんちゃん攻守兼用かいな。
そして、恍惚としたまんまで地面に落ちて人形に群がられるというあほっぷり(褒め言葉です)。
うん、これでこそヒソカですよね。ヒソカはこうでなきゃ。さすがはヒソカです。
一本スジの通った変態ぶりです。
一方、面白味もなく堅実に前回思った通り、群衆に身を隠してヒットアンドアウェイ作戦に徹するクロロ。
まさにヒソカの単体攻撃力は高くても、集団殲滅力は低い、という欠点をつく攻略法ですなー。
最善といえるんじゃないでしょうか、コレ。
ヒソカは人形の相手に手間取る一方、スキを突かれて打撃が溜まっていっております。
が、蹴りだのパンチだの入れるくらいならシャルナークのアンテナ刺せばいいんじゃね、と思いませんか?
が、それができない理由もすでに事前に説明されておりまして……。
ギャラリーフェイク→オーダースタンプのコンボ技をやってヒソカが人形の相手がたいへんだからこそ隙が生じるのであって、ブラックボイスに能力切り替えたらその瞬間に人形は動かない人形に戻ります。
しかも、「額のハンコ」も解除されるでしょうから、ブラックボイスに切り替えた後、オーダースタンプをふたたび起動させるには額にハンコを押し直さないといけません。
30体以上もの人形の額にいちいち。
そう思うと、リスクが大きすぎて中々随時切り替えとはいきませんよね。切り替えはすぐできる(本を開くページを変えるだけ)んですけど、切り替えた後また戻すにはひと手間かかりますから。
最後に初のクリーンヒットを見舞ったヒソカですが、よくよく見返せば、ヒソカがクロロに自分の手足からの打撃を加えたことってまだ一回もないんですよね。
クロロの方は、最初に審判を人形にして審判を盾にしたり、人形を盾にしたりでドツきまくってますが。
一回でも殴ったり蹴ったりして当たればヒソカのバンジーガムがつくので、冨樫先生としても避けているんでしょう。
そして、今回初めて有効打が当たったわけですが、生首アタックってところが、まあ何というか、ハンターであり冨樫先生ですよねえ……。
他の漫画なら少年誌でなくてもNGだろって攻撃方法ですよね。コレ。
ここからどう戦況が動くのか。
なんせヒソカの生身の肉体アタックではなく、生首アタックなので、
・生首につけたバンジーガムは、クロロにくっつけられるのか?
という点が事態の推移を決定的に左右すると思われます。
顔にぶちあたってますので、服じゃないので、洋服を脱ぎすてても無駄。
もしもバンジーガムがクロロにくっついたら、その時点でヒソカには「変装無効」「逃亡無効」の二つの大きなアドバンテージが生まれます。
ヒソカが引っ張れば変装しても逃げても無駄でしょコレ、状態。
そう思うと、今回の戦いってヒソカが一撃でもクロロにクリーンヒットを当てることができればそれでヒソカの勝ちがほぼ確定するわけで……
クロロのあれだけ面倒で多彩な能力より、ヒソカの単純な能力の方がずっと使い勝手がいいんじゃない?という事に気がついて冨樫先生の構成力にガクブルするほかありません。
ヒソカのド変態バトルもいいですが、早くクラピカに話が戻ってくれないかなあ……。
ドラゴンボールなんて一試合に単行本まるまる1冊分以上かけることもザラだったのでハンターも……あ、自主規制します。
それでは毎週のお祈りです。
――どうか、冨樫先生ができるだけ長く連載してくださいますように。
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