現在、管理人が最もハマっている漫画といっても過言ではない漫画。
週刊少年ジャンプで連載中、著:葦原大介先生です。
その魅力を紹介……しようかと思ったんですが……、これ、魅力を紹介しづらい漫画ですね。
どう書けばいいのか、うーん……。
そう迷いながらも、この文章を書いているのはただただ、
この面白い漫画を皆さんにも読んでほしい!
紹介したい! という一念からです。
ほんと面白いんですよ。どうか読んでみてください。
とりあえず、管理人がハマったときのことを書いてみます。
コミックスで1巻から14巻まで一気読みしました。
序盤は大して面白いとも思わず読み進めました。
本格的にはまったのは、8巻ぐらいからかな?
10巻でランク戦が始まったあたりで完全にドはまりしたんですが、何が魅力ってやっぱり戦術と緻密な設定かなあ。
豊富なキャラが次から次へと出てきます。
しかもたぶん、まだまだ出てくるんだぜ……。A級の草壁隊なんてまだ一人しか出てきてないですし。
それがこの作品の魅力でもあるのですが、コミックスで一気読みした私とはちがってジャンプでしか読んでない人から見たら、「誰が誰だかさっぱりわからん」になるかもしれません。
そうなっても無理はないかも……というほど出てきます。
でも大丈夫です、きっと!
キャラを覚えるのが苦手な私でさえ、オペレーター以外の登場キャラはちゃんと覚えられていますので、コミックスで読めばきっと大丈夫です。たぶん。
そうしてたくさんいるキャラを個別認識して一人の個人として認識できると、一気に脇キャラもモブも「それぞれが自分の人生の主人公」をやっている群像劇だというこの漫画の深みに気が付きます。
「遅効性SF」という作者さま本人が選んだキャッチフレーズには納得。
でも、遅効性ということは、作者さま本人も後から効いてくるって自覚しているんだろうなあ。
この漫画は最初はつまらなく感じてしまうかもと思いますが、じわじわと遅効性の毒のように効いてくるお話ですので、どうか10巻くらいまでは読んでみてほしいです。
<あらすじ> 作品スタート時から4年前。
日本のとある地方都市である三門市に、異世界からの侵略者がやってきた。
それらを総称してネイバーと呼び、その対抗組織、《ボーダー》が作られた。
主人公その1、空閑遊真(くがゆうま)が、三門市にやってくるところから話は始まる。
主人公その2、三雲修(みくもおさむ)がいるクラスにユウマが転校してきて、ふたりは出会う。
実は三雲はボーダーの隊員で、ふたりは仲良くなり……?
<魅力> 作者さまは主人公は4人いると公式見解を出しておられますが、現在ワールドトリガー主役争いは三雲修の独壇場です。
読者人気もいちばん。
この三雲、何よりの特徴として、弱い。
経験不足、才能(トリオン)不足、と色々理由はありますが、とにかく弱い。
ジャンプの主人公の中で最弱じゃね? ボーダーの戦闘隊員の中でも最弱じゃね? という疑惑を持たれるほど、弱いのです。
この漫画では、登場人物は敵も味方もトリオンというものを使って戦闘します。
攻撃にも防御にもトリオンを使います。このトリオンは攻撃や防御で使えば使うほど無くなっていくMPみたいなもので、ボーダーのメンバーが少年少女ばかりなのはこのトリオン能力のせいです。
そのトリオン能力が三雲は弱いのです。本来ならばボーダーに入隊できないレベル。
ジャンプの主人公は、特殊な才能が有ったり、特訓によって何か特別な力に目覚めたり、というのが鉄板なのですが、三雲の場合それはありませんし、作者さまもそれはない、と言っています。
三雲は弱い自分の力を自覚して、それを上げようと懸命に努力してもやっぱり弱い、「持たざるメガネ」なのです。
ボーダーの戦闘隊員にはABC級があり、C級は見習い隊員でB級以上が正隊員なのですが、三雲はB級隊員のなかで最弱じゃないでしょうか。
A級隊員になるには、3人一組のチーム戦でB級同士のランク戦を勝ちあがり、B級1位or2位になってA級への挑戦権を手に入れ、A級隊を倒さなければなりません。
三雲は弱いですが、それを工夫と機転で補って、何とかランク戦を勝ち上がろうとあがいている……というのが今のところ。
ランク戦を見ているとわかるのですが、この漫画の場合、個々の強さももちろん大事ですが、それより大事なのが「戦術」。
逆に言えば、三雲が弱くても戦術次第でランク戦を勝つことができるのです。
三雲が率いる三雲隊の戦闘員はこの3名。
1 三雲修(主人公その1、弱い。でも隊長)
2 空閑遊真(主人公その2、強い。エース)
3 雨取千佳(主人公その3、才能はとびっきり、でも経験不足)
このメンバーのなかで一番才能がなくて一番弱いのは三雲です。
ですが、指揮をする三雲の采配によって、三雲隊はランク戦を勝ち上がっていきます。
もちろん、場合によってはボロ負けもしますがw
三雲は弱いです。
それは特訓をやってもさして変わらないほど弱いです。
もちろん最初よりは強くなっているんですが……。この漫画では、特訓は主人公特権ではありません。主人公が特訓している間、他のB級隊員だって同じように訓練しています。なので、ランク戦が始まってからいままで、相対的な強さはほぼ変わりません。
知恵と戦術で「持たざる者」が戦う、これはそういう漫画です。
興味を持っていただけたら、ぜひ読んでみて下さい。
<四人の主人公紹介>・三雲修 お人よしの世話焼きメガネ。
トリオン才能なし、経験不足、戦闘センスなし、という三重苦によって作者から公式に「持たざるメガネ」認定されている主人公。
現在ボーダーのB級隊員。
かつてネイバーに大切なひとを攫われたため、取り返すためにA級隊員になろうと奮闘中。(A級1~3位部隊が、ネイバー世界へ遠征に行ける)
トリオン能力が低すぎて一度入隊を断られている回想があるのに連載開始時にはボーダー隊員になっているあたり、迅の暗躍があるのではと管理人は見ている。
・空閑遊真 数多の戦場を渡り歩いた、歴戦のつわもの少年兵。
実はその正体はネイバー。つまり異世界人。
性格は非常にシビアでドライ。
「やられたらやり返さないとどんどん下になる」という考え方で、売られた喧嘩はもれなく買う。
実はかなり好戦的。
「嘘を見抜く」という特殊能力もち。
正反対の性格の三雲と仲良くなり、彼に力を貸すためにボーダー入隊。一緒にチームを組んで戦っている。
寿命という時限爆弾つきなので、異世界のどこかから治療方法が見つかればいいなと管理人は思っている。
・雨取千佳 三雲とはちがい、トリオン能力はボーダー内でもずば抜けている。
どれくらい強いかというと、三雲のトリオン能力が2。千佳が38でボーダー内ダントツトップ、ボーダー第二位の隊員が14と、どれほど千佳のトリオン能力が飛び抜けているのかわかる。
ただし、入隊して間もないので、圧倒的に経験不足。技術不足。
「人を撃てない」という欠点がある。
兄がネイバーに攫われているので、取り返すためにランク戦で奮闘中。
ただし、人が撃てない欠点を克服しないかぎり、たとえA級1位部隊になっても遠征部隊には選ばれないので(by鳩原)、そのうちこの弱点は克服するだろうと管理人は見ている。
その場合、まさにトリオン無双できる怪獣が誕生する。
・迅悠一 作中最強キャラ候補の一角。
どの隊にも所属していないA級隊員。
未来視という特殊能力もちなので、狙撃されても予知で回避、相手の攻撃も予知で回避、味方の被害も予知で回避と手がつけられないほどの万能ぶり。
異様に空閑遊真、三雲修に肩入れしていて、何かと彼らの味方になり、遊真のボーダー入隊を強力にサポート。
その様子から、何か未来について「見え」ていて、彼らの味方をすることが将来に大きな利益をもたらすのではないかと管理人はみている。
最初こそよく出演していたが、「三雲隊、A級に上がるためにランク戦でがんばり中」の最近はほとんど出番がない。便利過ぎるのと強すぎて色々出番とか出番とかが削られている不遇のキャラ……かもしれないw
最初は主人公のひとりにふさわしい出番の多さだったのに最近は激減しているので、ランク戦が一段落したら迅主人公編が開幕するのではと管理人はみている。
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