あかね雲

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【ワートリ感想】148話「三雲修⑮」感想

ネタバレ注意!

<あらすじ>
 ヒュース加入のための交渉に奮闘する修。
 ガイドとして遠征にヒュースを同行させるメリットを提示し、幹部連には色よい気配が漂うが、果たして肝心の城戸総司令を陥落できるか。


<感想>
 修、やるう。
 なーる……ヒュースのガイドか。
 それは確かに大きなメリットです。

 びっくりしたのが途中の国でトリオンを補給する、という点。
 ……え?

 補給って、トリオンをその国から買い取るの?
 買い取れるような通貨や物資を持っていくとか?
 そういえば、トリガーって基本は交渉で手に入れるってデータブックでありましたね。
 強奪ではなく交渉ってことは、トリガーと引き換えにできるものがあるってことです。

 ネイバー世界って、これまでの描写を見る限り、資源の乏しい土地みたいですしね。
 交易は充分成り立つと見ました。

 遠征艇に積めるくらい軽くて、人類共通の普遍的価値あるものっていったら……塩、かな?
 人間は塩がなきゃ生きていけませんし、ネイバー世界のこれまでの描写を見る限り、海洋国家をのぞいて海があるようにも見えません。
 ってことは、塩があれば大抵のものと交換できるんじゃないかな?
 食料にも価値はあるでしょうが、食料はかさばるんですよね。それに比べれば塩の方が交易にはずっと楽で適してます。

 そして、次の遠征先はアフトクラトルということも判明。
 ……どうやって取り戻すんだろう……。
 正直言って、最初は第一次侵攻の敵国かと思ってました。

 あのアフト勢と、向こうのホームで戦って勝てるの?
 最悪で13人、ハイレインの家だけが相手だったとしても、4人の黒トリガーを相手にするわけで……乾いた笑いしか出ません。
 勝ち目がナイ。

 たったの11人(前回遠征時)で黒トリ四人。エネドラの黒トリガーがまだ適合者を見つけていなかったとしても、三人。
 あのビル斬りじいちゃんだの、ワープ女だの、現状唯一トリオン回復能力を持つアレクトールと戦うのは無理だよねえ、この戦力差。
 忍田さんも当然それは分かっているでしょうから、なおさら意外でした。

 最初は「成果を出しやすい国で成果を上げて世間にお目見えする」と思っていたからです。
 世間ってワーッと盛り上がって、結果が出ないとなると手のひら返すのが大好きです。
 そして、派手に遠征をお披露目した以上、多くの注目と資金援助と人材が集まったのと引き換えに、結果を出すという重圧がボーダーにはかけられています。

 だからこそ、最初に簡単な場所で「結果」を出し、何人か攫われた人を取り戻し、世間の期待に応えてから、「時間をかけて困難な目標を攻略する」んだと思ってました。
 けど、いきなりアフトいくのかー。どうやってアレに勝つつもりなんでしょう。正面からやったって絶対に勝てないからやっぱり最初は情報収集かな。

 あるいは、ゲリラ戦でもするつもりかなあ。ネイバーが三門市にやっているように、突然不意打ちで敵の襲来が来たら、防御側が駆け付けるまで、攻撃側には一方的に殴りつけるチャンスが与えられます。
 ――でも、さすがに忍田さんはね、しないと思うんだ。
 突然敵国に襲いかかり、一般市民を虐殺する。敵の部隊が駆け付けたらすたこらさっさと逃げる。それを繰り返す。――コレ、少年誌で主人公側がやったらヤバいなんてものじゃないですよー。
 完全アウトでしょ、これ。
 嫌がらせとしてはすごく効果的だけどね!

 それに、ネイバーはネイバー同士で争ってきた長い歴史があります。
 日本とはちがい、「いつ敵性ネイバーが襲ってきてもおかしくない」という歴史が、相応の防御態勢を構築させていることでしょう。
 何より、「通常は四家に分裂しているけれども敵に対しては一つにまとまる」アフトクラトルを結束させてしまいます。
 そうなれば単純計算で、大侵攻のときのアフト勢×4と敵対することになるのです。

 ……うん、ナイですね。ナイナイ。
 忍田さんはそんな馬鹿なまねしません。人道的にも戦略的にもないわー。

・ヒュースは利用価値あるけど、玉狛第二に入れる必要性は?
 修は、「ヒュースを遠征につれていくメリットについて」理を説きました。
 が、それはヒュース個人についてでしかありません。

 ヒュースを玉狛第二に入れる必然性について、ではないのです。
 ヒュースがガイドとして役に立つのは上層部のコンセンサスが得られたとみていいですが、それだけならヒュース個人を遠征に同行させればいいだけの話で、玉狛第二に入れる必要性はありませんよね。

 次週はその辺りの話をすることになりそうです。
 城戸司令が「ヒュースを連れていくのはいいとしよう。だが、君のチームに入れる必要性は無い」とか言いそう……すごく。

 今のところ、玉狛第二の中で遠征に連れていきたいのって、
・黒トリで、ネイバー世界にもそれなりに詳しいユーマ
・ヒュース
 しかないですからねえ。

 ユーマはネイバーなので、普通の人よりずっと詳しい事は確か。
 父親にくっついて旅をしてましたしね。

 おまけに黒トリなので、戦力としては文句なし。
 防衛のため一定戦力を本部に残さざるをえない(前回の遠征でも黒トリは同行してない)ボーダーとしては、黒トリであっても本来部外者で勘定に入っていないユーマは遠征に出しても問題ない黒トリガーという位置。

 うーん……、もしも天羽と迅(風刃つき)がユーマに同行すれば、アフトとも喧嘩は……やっぱり無理だろうなあ。
 アフトクラトルには、黒トリ以外のトリガー使いもわんさかいるでしょう。
 まさにボーダーのように。
 ボーダーのように。
 ボーダーが四本の黒トリ相手に数の力で打ち勝った、あの戦いがそっくりそのまま攻守を入れ替えて再現される予感満載!
 アフト本国には角トリガーもわんさかいるでしょうし。

 黒トリであっても、数でかかられたら負ける、というのをあの戦いでボーダーが見せてくれましたからね……。
 特にこっちの黒トリは、アフトのあのトリガーに比べるとかなり……何というか性能が落ちる気がします。
 トリオン体回復能力まで持つアレクトールとかと比べると風刃の遠隔斬撃って……、こういっちゃなんですが、しょぼくないですか?
 迅以外が使ったら、かんたんに攻略されそうです。迅が使えば強いですが、シールドも使えないですしねえ。

 ヒュースを玉狛第二に入れる必要性は……ユーマのSEがないと真偽の見極めがつかなくて危険、とか?
 でもってユーマが三雲隊全員でないとイヤと主張する……のは、どうも弱い気がするんですよね。
 修の性格上、「ユーマとヒュースだけなら遠征につれていってやる」と上層部が言ったなら、「僕たちに構わずに行け、レプリカに会う機会をだめにしてどうする」って言いそうですし。

 ぶっちゃけ、修と千佳って弱いので、戦力として遠征に連れていく必然性がないのが困ります。
 カゲの言葉からして、修たちと同様の「大切なひとを取り戻したい、だから遠征を目指す!」っていう人はボーダーの中にたくさんいそうですし。
 そういう人たちに対して、よわっちい修と千佳を特別扱いする理由がない、っていうのがネックなんですよ。

 もしこれで「ヒュースは役に立つ、だからヒュースが所属する三雲隊も一緒に連れて行ってあげるよ」なんて結論だと、修と同じ動機で努力している人は納得できないでしょう。不満が出ると思います。
 だから、そのためにも三雲隊はどうあってもランク戦で勝たなきゃいけません。

 「三雲隊はランク戦でA級に登りつめ、遠征選抜試験にも通った、だから遠征へつれていく」
 なら隊員の間で不満がたまることはないでしょう。あらかじめ定められたルール通りですから。
 でも、そうではなく特別扱いで遠征行きが決まったとしたら……隊員の士気にかかわります。

 だから、修がここで提示するのは、
 「ヒュースは遠征で役に立つ、連れて行ってほしい。ただし三雲隊が遠征に行けるかどうかは別。三雲隊の遠征資格は、従来通りにランク戦で勝ち抜くことで勝ち取る、ただヒュースを入れるのだけは許してほしい」
 になるんじゃないんじゃないかな?

 ユーマがかつて「俺はネイバーだから、規則に従ってB級にあがらないと不満を言う奴が出てくる」と言ったように、修が弱いってことはもうみんな知っているので、ルールにのっとって遠征資格を手に入れなきゃいけないと思うんですよ。
 何より、ランク戦は面白いし(本音)。

 もう私個人としては、ずっとランク戦してくれても構わないくらいにランク戦が好きです。
 ここで「よし、三雲隊遠征決定! だからランク戦なし」になると非常に困ります。
 そんな私の願望と予想をブレンドさせて、「ヒュースを三雲隊に加入許可、遠征にもつれていく、ただし三雲隊自体が遠征に行けるかどうかはランク戦の結果次第」という結論が出るよう祈ります。

・忍田さんは、アフト相手にどうするつもりかな?
 いくらなんでもいきなり喧嘩はしないでしょう。
 たとえボーダーの黒トリ全員つれていったとしても、喧嘩は無謀です。
 最初は情報収集から始まるのではないでしょうか?
 ボーダーって最初はトリガ―技術が未熟でしたが、飛躍的に技術格差を詰めていっています。(主にキヌタさんのおかげ?)
 この調子なら、ネイバーにもない技術を多数作り出せると思うんですよ。
 たとえば、日本―アフト間の通信手段とかね。

 でもそのためには一回はアフトクラトルに行って通信機を設置する必要があります。
 定石から言っても、まずは情報収集でしょう。あんだけ強いアフトクラトルだって、ガロプラだって、入念にこっちの情報を収集してから襲ったんですから。

・ガロプラはどうでるかな?
 もうね、15巻のカバー裏を見たら、もう。
 同情と共感を禁じ得ません。
 苦労してんなあと。この人たちまるっきり大企業の横暴に苦しんでいる中小企業下請けです。
 ガトリンさん頑張って……くれるとボーダーが非常に困るのですが、作戦成功しないとこの人たち絶対悲惨なことになるんだろうなあ……。

 ガロプラは反アフトという意味でボーダーと利害が一致しなくもないのですが、なんせ、星全体を人質にとられているようなもんですからね。
 マザートリガーをアフトクラトルに押さえられている以上、味方してくれる可能性は低いでしょう。
 内心は不満と敵意でいっぱいでも、表面上はアフトクラトルに従わざるを得ません。
 面従腹背できる余地をアフトが残してくれているかどうかが、交渉が成立するかどうかの境目でしょう。

 味方にできればでかいと思うんですけどね。
 特にガロプラ戦の「壁抜け」は非常に有効です。
 あれを解析してボーダーが使うことができれば、捕虜を奪還するにあたって、強い味方になってくれるでしょう。
 それも今、デキる男のキヌタさんが解析中でしょうが。

 ガロプラの打つ手って、次は何になるでしょう。
 アードラも犬も大分減らされて、でも任務は成功させなければならず、ガトリンさんの心労マックスの状態でしょう。

 これを打開するっていうと、少年誌としてアウトじゃないか、っていう手しか思い浮かびません。
 ええ、隊員のうち、基地から家に帰宅する隊員を狙い、一人ずつ闇討ちするとか人質にするとかです。

 人質作戦は相当効果的。
 特に、マスコミを使えば世間体を気にするボーダーは窮地に陥るでしょう。
 「人質の身代金として、遠征艇を差し出せ! 人質と交換だ!」とやったとき……そのとき、「目の前の一人を見捨てて多数をとるべきだった!」と主張していたマスコミはどういう反応をするでしょうかね~。誘拐された一人を見捨てて遠征艇を守るか、遠征艇を差し出して多くの人が救われる機会を逃すか。
 あ、見てみたいかも。

 次週が楽しみです。



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