あかね雲

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【考察】空閑遊真の謎

 ワールドトリガーの主役のひとりである空閑遊真。
 玉狛第一に所属する外見11歳、内面15歳の少年です。

 この子、ワールドトリガーの四人の主人公のひとりにして、現在主役道をひたはしる修の唯一の対抗馬といえる存在なのですが、よくよく考えてみると、謎が山盛り。
 ここはその謎を紹介しつつ、管理人なりの考察を語るコーナーです。
 なお、これは独断と偏見に満ち満ちた無責任な考察であることを、最初に断らせていただきます。


Q1 遊真って、チョロイン?
 葦原先生は遊真のサイドエフェクトを実に効果的に使っていますよね。
 一巻で修と出会った後、ユーマは急速に修に傾倒していくのですが……。
 すごくちょろい。
 マジあっけない。
 他愛もなくユーマが修に心を許すようになるその原因と言えるのが、ユーマが持つ「嘘がわかるサイドエフェクト」です。

 当然ながらユーマは最初、自分のサイドエフェクトを修に内緒にしているのですが、修は一貫してユーマに誠実に応対します。
 知らなかったときから誠実で、知った後も特に変わらず誠実に。

 読み返すと明らかにユーマは自分のサイドエフェクトを活用しており、修を何度も試しています。
 「修は俺を捕まえようとしないの?」とか、
 「修は何でそんなことをするんだ?」とか。

 質問しても違和感のない状況ですが、遊真のサイドエフェクトを知ったあとだと……ええ、うん、はい。
 ユーマはちゃんと自分の能力を活用して、修の人物品定めをしていたわけですね。

 そして修はそれに誠実に答えたため、ユーマはオサムを「信頼していい人物」認定。
 一巻の最後には早くも修に心を許し始め、たとえ不利益になってもいいからと彼を助けようとします。
 第一話では修が危険に首を突っ込んだのは修自身の責任だろ、と自分を助けに来た修を放置していたのと見比べると雲泥の差ですね。

 また、同じことがユーマがかつて力を貸したネイバーの国のネバ友に対しても言えます。
 ウソかどうかわかる、だからユーマは「自分に嘘をつかないで、かつ自分に良くしてくれる人間にめちゃくちゃ弱い」側面があるのでしょう。

 ウソをつかない人間ってだけならいくらでもいるでしょうが(たとえば、通りすがりの通行人はわざわざユーマに嘘をつきません)、子どもの外見の遊真に対して誠実で良くしてくれる人ってなかなかいませんよね。

 ユーマは子ども。必然的に、ユーマに降りかかる危険は大人よりよっぽど大きかったわけで。
 それでもユーマが無事に旅をできたのは、ユーマ自身が黒トリガーの持ち主で図抜けた戦闘力を持っていたことと、レプリカの存在も大きいですが、何より大きいのはこのサイドエフェクトの存在だったと思います。

 ユーマが修を急速に信頼した理由づけ、兼、ユーマがネイバーフットを無事に旅してこれた理由、兼、これからの物語でキーになる能力というわけで、葦原先生はユーマのサイドエフェクトをうまく使ってるなーと思います。


Q2 ユーマの父の有吾の謎
 ユーマのサイドエフェクトは、元はと言えば父親の有吾のものでした。
 となると……ひとつ、疑惑が持ち上がりませんか?

 どうして遊真の父親の有吾は、『ウソがわかるサイドエフェクト』があるにもかかわらず、言いつけを無視したユーマの態度を見咎めなかったのでしょうか?

 ウソがわかるサイドエフェクトへ嘘を言う対処法は、たったの二つ。
・そのときは真実だけど、その後心変わりした。
・だんまり。

 この二つしかありません。
 前者は意識的に活用するのは無理でしょうから、現実的な方法としては、後者の「沈黙」だけです。
 この作品の「嘘を見破るサイドエフェクト」は極めて高性能です。
 ウソでもなく本当でもない言葉や、単なる方便でさえ敏感に反応します。

 たとえば村上先輩が影浦のサイドエフェクトを説明したとき、村上先輩は嘘をついた自覚があって嘘を言ったかというとそうじゃないと思うんですよ。
 単に、わかりやすく表現を変えたにすぎないと思います。

 あいつは感情を受信する体質で~と説明したところで、
 感情を受信ってナニ?
 となるのがオチです。

 そういう面倒なやりとりよりも、スパッと
 人の心を読む能力だよ、
 と言った方がずっと判りやすいです。

 方便で言葉を簡略化したものでさえ、敏感に嘘と判定しているのです。
 同様に、ウソと真実入り混じったエネドラの発言に対しても「部分的にウソ」と見抜いています。
 素晴らしい。
 これまで数々の物語で編み出されてきたウソを見抜く能力への対処法のほとんどが通用しません。

 これを攻略するにはただひとつしか方法がありません。
 だんまりです。
 今のところは。
 少年漫画的に、「相手のサイドエフェクトを無効化するサイドエフェクト」とかはいかにも出てきそうですが。

 それなのに、有吾は返事をしなかったユーマを見逃しました。
 自分には嘘を確実に見破れる能力があって、自分の能力に対抗する手段はだんまりしかない、それはわかっていたはずなのに、あの鉄火場で息子の沈黙を見逃したのです。
「返事は?」
 と要求して、返事をさせれば有吾のことです、すぐにウソだと分かったでしょうに。

 有吾は、いったいぜんたいどうしてユーマの沈黙を見逃したのでしょう。
 見逃さなければ、息子が無謀な突出をすることも、自分が死ぬこともなかったでしょうに。

 特に理由はなくて「急いでいたから」という可能性ももちろんあるのですが、私はそこに、謎がひとつ隠されているような気がしてなりません。





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