<あらすじ> 倒れたクラピカは九時間後、無事お目覚め。
そして王妃も同時に昏倒していたが、同時に起床。どうやらクラピカが昏倒すると、能力をシェアしている王妃も昏倒するもよう。
探索を続けるものの、第四王子の念獣に食われて終了。
クラピカ主催、各王子から二名が出ての念の講習会スタート。
<感想> 色んな人間がわんさか湧いてきました。
過去のジャンプと突き合わせが必須ですね。
・参加者まとめ 第一王子――ヒュリコフ(私設兵)
第二王子――不参加
第三王子――テンフトリ(私設兵)
第四王子――ダンジン、ミュハン(私設兵)
第五王子――マオール、ロンギ(私設兵)。クラピカ勧誘の意向
第六王子――不参加
第七王子ルズールス――サトビ(王妃所属兵)
第八王子サレサレ――ムシャホ(王妃所属兵)
第九王子ハルケンブルグ――ユヒライ、シェジュール(ハルケンブルグ私設兵)
第十王子――ロベリー、ユウリ(ふたりとも非戦闘員)
第十一王子――ラジオラス、イラルディア(ふたりとも非戦闘員)
第十二王子――死亡のため不参加
第十三王子マラヤーム――1人はハンター協会員、ひとりはバリゲン(王妃所属兵)。
第十四王子――クラピカ(講師)
以上。
くっきりと傾向が表れていますねー。
まず、1.3.4.5の参加者はすべて自分の私設兵。つまり、自分のはっきりした味方、手駒を送り込んできました。
その下の王子で、私設兵を送りこんだ……送りこめた人間はたったひとり。
ハルケンブルグ王子だけです。最初にクラピカが近づこうとした王子ですね。
私設兵以外で来ているのは、王妃所属兵と非戦闘員のみ。
王妃所属兵は自分の母親の兵なので一応味方ですが、完全な味方とも言い切れないのはカミーラを見ればわかるとおり。
自分の母親に、自分の同腹の弟の殺害を命令しています。
この場合、王妃所属兵はどちらの意向に従うんでしょうね?
そういう意味で、王妃所属兵は「味方だけど、完全に自分の味方じゃないよ」という存在でしょう。
念能力……。
この能力を知らない王子にとって、レクチャーに向かわせる人員はどういうものでしょうか?
まず、下手したら自分の知らない強大な能力を身に着けることになる以上、味方であることは絶対条件。
更に、「レクチャーを受けている間、王子の警備はできない」という問題もあります。
これは双子の王子(10、11王子)あたりを見るとわかります。
彼らは非戦闘員を派遣していますが、これはもう、人員の問題でしょう。
他王妃が派遣した警備兵をのぞくと、彼らには信頼できる自分の兵がたったの二人しかいないのです。
その二人をそのまま派遣するのはいくらなんでも無理。
自分の警護がゼロになる=死、というのはモモゼの存在が証明していますから。
自分が無防備になることはできない、かといって、敵である他王妃の部下を派遣するのは論外です。
でも、こんなチャンスをみすみす逃すのも惜しい。
だからこそ、戦闘能力のない使用人であるけれども味方の人間を派遣することになったのでしょう。
この事実が指し示しているのは、「信頼できる私設兵がいるのは五人だけ」ということです。
某王子が言っていた通り、「実質トップ五人のサバイバル」のようですね。
唯一の例外がハルケンブルグ王子。
カレは自分の実力と人望によって「自分の味方」である私設兵による軍隊を作り上げています。
9番目なのにすごい。8とか7とかが自分の味方を作れていないことをみると、自力で信奉者を作り上げられた彼の実力がわかります。
今後、継承権の大穴になる可能性は高いですね。
・オイト王妃は今後のダークホースとなる可能性大! チョウライと対面した時、王妃はブルブル震えていました。
そしてチョウライの背後には、彼の太陽のような異形の念獣が……。
その時はてっきり王妃には見えていないと思っていたので、単に第三王子というかなり上位の王子と対面で向かい合っているが故の震えだと思っていたのですが、彼女の今回の台詞、「あの世界が見えるのと見えないのとではまるでちがう」という言葉からすると、彼女は「念能力者の視界を得ていた」もよう。
ということは、チョウライの念獣が見えていたのでしょう。
あの、太陽のような異形が。
となれば、王妃が「これが念獣。そしてこれが念能力者の視界。ならば、見えているのといないのとではまるで違う!」と危機感を持ってクラピカに念能力の指導をあおぐのは、自然の流れでしょう。
が――。
……普通の人間がアレをみたら、悲鳴をあげるんじゃね? という怪物がぞろぞろいますよね。
特にひどいのが第四王子のあれですが、その他にも一般人があんな怪物を見たら絶叫ものの生き物がぞろぞろと……。
となると、王妃の初念獣遭遇がチョウライの太陽で、まだよかったですよね……。
最初に1とか2とか4とか5とかだったら、どれを見ても悲鳴あげておかしくないですもの。
というわけで、次号がたいへん楽しみなハンターでした。
でも、ワールドトリガー恋しい……。早く再開してくれることを祈ります。
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