<あらすじ> ヒソカさがしをちゃくちゃくと進める旅団。
そして、それぞれの武器を入手するために倉庫に足を向けたノブナガ、フェイタン、フィンクス。
倉庫で突然案内人が殺され……!?
<感想> オイト王妃、悪くないじゃん。
今回出てきた二線級の説明でこう思いました。
彼女、国王との正式な結婚を強く望んだ結果、継承戦に巻き込まれることになってすんげー後悔してたでしょ?
でも、国王との正式な結婚をしなかったら生まれてきたワブル王子は生まれてすぐに顔をカミソリでざっくり割かれていたわけで……。
そして、今回みたいな「兄弟同士で殺し合え」っていうのは毎回の恒例行事じゃありません。
少なくとも周知の事実ではありません。
根拠。十四王子の警護人(死去)が言っていた言葉。
周知の事実なら、周辺の側用人が「単なる脅しだとおもった」なんていうはずないです。
使用人っていうのはそういう噂においていちばん詳しいもんですから。
神戸製鋼の不祥事でも現場では「みんな知っているコト」だったでしょ? そういうもんです。内部の人間が一番よく知っている。
まして、「毎回兄弟同士が殺し合っている」なんてこと、隠そうとしても隠せるもんじゃありません。
逆に言えば内部の人間がなんにも知らなかった以上、継承戦は今回はじめてもしくは極めてまれなんですよ。
ということは、ですよ。
オイト王妃の前に見えていた選択肢っていうのは、
1 妾として、生まれた子どもに一生消えない傷をつけられることを甘受するか。
2 正妻となり、最下位なので苦労は色々あるだろうけど、子どもを五体満足に産める地位になるか。
という二択だったのです。その時点では。継承戦やるなんて誰も知らなかった当時は。
そして、この二択なら、それは普通の女なら正妻になるよ!
自分の赤ん坊の顔にざっくりカミソリで消えない傷をつけられるなんて冗談じゃない。
後出しじゃんけんみたいに継承戦開始されたからこそ後悔てんこもりですが、オイト王妃……貴方の状況なら普通の女は正妻になりますよ。
自分の子どもが二線級になってもいいっていう母親はまずいないと思うので、今回出てきた彼らの母は、何らかの事情で正妻になれなかったんでしょう。
たとえばさほど国王に気に入られてなかったとか、遊びのつもりで手を出しただけだ、とかね。
オイト王妃……、貴方は何も悪くありません。
・国王の異母兄弟やら、王子の異母兄弟やら。 新たな登場人物がうじょうじょ。
ヤクザの親分が揃って王族か。いや、婚外子だからカキン国では王族のくくりにはないのか。
国王が意識してヤクザの娘を妾にしたのか、あるいは婚外子の子どもを陰から支援して闇の世界でのし上がらせたのか。
ヤクザの娘じゃ、さすがに正妻にはできなかっただろうしなー。
そして、ヤクザの中にヘンな能力もちが一名いますね。
この能力、強力なようでそうでもないっすね。
今のところ、「手下の反乱を防ぐオプション」が何一つ出てきてません。
「手下をどんどこ強くする能力」は、諸刃の剣。
その手下が自分を裏切ったらどうするつもりなんだろう? まあ生存欲求が薄そうなのでどうでもいいと思っていそうですが。
・優先順位 ノブナガ、間違ってないと思うんだけどなあ?
ノブナガの円から一瞬で消えて死体で現れたあたり、念能力者の仕業であることは明らか。
で、念能力者にやられた死体は、その念能力の情報のカタマリです。
ヒソカを警戒している今ならなおさら、相手がヒソカである可能性を念頭に入れて、死体を調べるべきだろうと思うんですけどねえ。
たとえば、コインの念能力者なら死体の中にコインが埋まってるでしょう。で、武器がコインだとわかります。
で、ハチの巣状にコインの穴ができていたら、それで相手が「コインを連射する能力」だとわかりますよね。
だから死体を少しでも観察するのは大事な事だと思うですが……ガン無視っすね、旅団たち……。
まさかノブナガも心配して案内役を見に行こうとしたんじゃないだろうし、情報収集のために見に行こうとするのは正しいと思うんですけどねえ。
え? 心配してたの? ……ごめんなさい。
それでは来週もお会いできることを願っています。
そして、ワールドトリガーの休載が早いとこ終わってお会いできることを、心より心よりお祈りしています。
ま、まだ目次に「今週のワールドトリガーは休載します」がありましたから!
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