<あらすじ> センリツの能力は三分間のフリーズを聞くものに強制する。
その三分間を使い、双子王子は脱走する。
しかし、継承戦の罠が発動。逃げるものには、死を。
フウゲツは扉の能力で回避するがカチョウは死亡、しかしそのときカチョウの霊獣の能力が発動する……!
<感想> こ、ここでこのエピソードをぶっこんできますか。
冨樫先生!
切ない……切ないなあ。
懸命に生きて逃げようとしているカチョウ王子……、ここで脱落ですか。
でも、妹のフウゲツ王子はそれに気づかない。
気づかせない。
なんて優しい霊獣の能力。
でも……あんなにがんばって生き延びようと頭をフルに使ってがんばってた女の子なのに、冨樫先生容赦ねえ……。
ええ、はい。
カチョウさん、私は好きでしたよ。
この結末に悲しくなるぐらいには好きでした。
乏しい力を自覚して、でも何とかしようと懸命に努力を惜しまない女の子、って私のツボなんですよ。
実際、最後の罠さえなければ二人は脱出成功していたでしょうに。
ああもう!
冨樫先生上手いなあ!
・センリツは補助役として無双できるね! このひと、補助役としてはオールマイティ、万能じゃね?
まず、状態異常回復できる。(GI編にてキレてたクラピカを正気にもどした)
疲労回復できる。(GI編にてクラピカを癒した)
敵の索敵もできる。(GI編にて)
敵の言葉の真偽もわかる。(GI編にて)
そして今回追加で加わったのが、敵の一時停止可能。
しかも三分間という長時間です。戦闘中の三分って長いですよー。
念能力をつかう必要すらなく、機関銃をフルオートで綺麗さっぱりできます。
ただ、これにて能力がバレてしまいました。
能力の強さからいって、発動前後の記憶の操作はできないでしょうから、能力の発動条件がセンリツのフルートだということはバレバレ。
……センリツの能力は自分で演奏するのが制約なので、三分間攻撃はできませんが、強力無比といっていいでしょう。
そして、センリツは自分が狙われたら攻撃力に乏しいです。
どうか、これで最優先で狙われ、脱落ということになりませんように!
どうかどうか冨樫先生、よろしくお願いします。
……やりそう。
・キーニ、誤解してごめん! サイレントで流されたあの一連の一幕、てっきり「脱出手伝って」「断る」っていうやりとりだと思ってました。
ミザイもごめん~~~!
ちゃんと脱出をサポートしてたんだね!
・あの手は? そして、最後。
双子王子の脱出を、最後の最期で台無しにしてくれたあの手。
あの手はなんでしょう?
私の推理では、あれが「蠱毒」です。
結構前ですが、国王自身が言っているのです。
この船を二十万の贄をつんだ、蠱毒だと。
そして蠱毒は、えげつなさでは冨樫先生にも匹敵する……げふんげふん。いえ、歴史上でもえげつなさではトップクラスの呪術。
一つの壺に無数の昆虫を放り込み、封をして共食いをさせて最後の一匹まで待ち、その一匹を使うものです。
この時点ですでに下層では数十人単位で死者が出ています。
……その死者たちは、まともに死ぬことすらできず、ああやって外界とこの船を結ぶ「障壁」として、利用されているのではないでしょうか?
う、うわー……。
こういう話をさらっとかける冨樫先生を尊敬しています。
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Thema:HUNTER×HUNTER
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