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あかね雲

□ ハンター感想 □

ハンターハンター388話「思案」感想

<あらすじ>
 念能力のバーゲンセール。
 クラピカの能力によって、講習会の参加者はつぎつぎに念能力を身に着けていく。
 しかし、当然第一王子はそれを危険視しはじめる……。


<感想>
 先週は、体調不良がピークに達していて感想書けませんでした。すみません。
 あと、正直に白状しますと、王子の念能力が理解に苦しんだってこともあります。

 変態王子の能力って、理解が難しいです……。
 ええと、予知夢?
 本来あるべき十秒間を、先取りして眺めて、かつ、変態王子以外の人間の目には「本来あるべき十秒間」が見えている。
 その十秒間の間、王子は自由に移動ができるし行動もできる。でも、王子以外の人間は、王子が予知夢で見た行動以外はできなくなる……ってことでいいの?

 あ、これ強いや。(確信)

 でもさ、言っていい?
 マジでさ、うん、
 これ、反則じゃね?

 念能力は絶の間は出せない、っていうのがルールじゃなかったの?
 ガソリンがない車が動かないように。
 エネルギーがなければどんな機械も動かないように。
 念能力って、絶の間は出せないっていうのが法則じゃなかったの?

 死者復活までやっちゃった冨樫先生がいまさらその程度のルール違反を気にするとも思えませんが……えーい、やっちゃった感が大きいよ!

 絶の間は念が使えない。
 それがルールだからこそテータさんも絶を長時間維持して念獣も完全に消えたのを確認した後にやったんでしょうに。

 自分の知識で考えうるかぎり最大の備えをして、完璧に暗殺したというのに、わけわからん能力で全部パー。
 怖いね!

 そして、テータさん、反逆の意志は完全に王子につつぬけ。
 怖いねー。裏切り者として殺されそうですわ。いや殺されるのはまだいい。ありとあらゆる拷問の末に殺されるよりひどいめにあわされそうです……。

 さて今週の感想に戻ります。
 今週も面白かったです。
 私はこれまで、こうして多人数で同時にわきゃわきゃやっているのって理解が難しいのであまり好きではなかったのですが……、冨樫先生の場合は理解できるようきっちり書いてくれるおかげか、面白いんですよ。

 クラピカの能力で今後念能力者のバーゲンセールが確定した今回。
 第一王子は十四王子……というよりクラピカの殺害を企図して殺害の優先順位一位か二位を争いそうです。
 そこまで警戒する理由も論理的で納得いく理由です。
 放っておいたらどんどこ促成念能力者が生産されるから。
 そして「なんでもあり」の念能力の世界では、能力次第で初心者も熟達者の脅威となりうるから。

 うんそうだよねー。
 「王子を守る」という目的意識が明快な念能力者の群れ。しかも能力はまだ決めていない。
 それはつまり、どんな能力もこれから作れるということ。
 怖い、やばいわー。

 その対抗は第九王子。
 集団で一人を攻撃、確殺のかわりに味方もその都度一人減る能力。
 ハイリスクハイリターンの典型ですな。

 狙われたら終わり、の強力な能力なだけに、優先して殺そうとする可能性は高し。

 能力を良く知ればいくらでも防ぎようがあるのですが(一発撃つごとに一人死ぬ、つまりベンジャミンはずっと奥に引きこもり、前に人の防壁をつくればベンジャミンにたどり着く前に残弾0でゲームオーバー)、もちろん敵はそんな条件知りません。
 第九王子ももちろんそんな弱点を自分からぺらぺら喋りません。
 能力を知ろうとすれば、現在12人まで減った第一王子の私兵は更に減るでしょう。

・次の標的は……第五王子!?
 これまでイマイチ影が薄かった第5王子。
 ベンジャミンの次の標的は自分だと、戦慄しながらも冷静に戦況を分析しています。
 ですが、第一王子の兵は、優先度が上の第九王子の方に行きそう。

 念能力者の天敵を生み出す能力を持つリハンですが、発動条件は極めて厳しい。
 他人からの情報ではなく自分で相手の能力を推測し、当てなければならない。
 当然、念能力者に近づかなければならないわけで、その推測の過程で、危険を犯さなければならない。もちろん死んだらパー。

 リハンの能力は、概念上はどんな能力にも対抗できます。
 ……まあ、シンプルな強化系の能力には無力っぽいですが……。
 うーん……。
 使い様によってはすべての念能力の天敵になれる能力の制約が相応になるのは仕方ないですが、使い方が難しいなあ……。

 というわけで、今週も面白かったです。
 来週も冨樫先生がやってくれますように。



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