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あかね雲

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miko151013

Author:miko151013
杉浦明日美です。
主に小説をだらだらと書いています。

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【ワートリ感想】179話「雨取千佳7」

令和が始まりましたね。
スマホでれいわ、と打って即座に令和となる場合とならない場合があるのが不思議です。
この差はいったい何?

さてそんな素朴な疑問はさておき、今月もやってきましたワールドトリガー発売日!
胆嚢を取り外す手術は無事成功したそうで、ホンットーによかった。
手術の回復次第でページ数が変わるそうなので、来月……はまだむりかな。
再来月ぐらいには二話掲載になってることを祈ります。

ネタバレ注意! ワールドトリガーの感想です。

<あらすじ>
 隊員会議の席で、ヒュースは千佳に問う。
 「お前は人を撃てないのか」
 言葉に詰まる千佳。
 そこで会議は一旦おひらき。
 そして、千佳は栞先輩と師匠に内心を吐露する。
 私はたぶん撃てる。ただ、人に責められるのが怖くて、撃てないだけだ、と。

<感想>
 あー、やっと千佳の掘り下げ回が来ましたね。
 うれしい。

 今回ぐぐっと千佳への好感度が増しました。
 なんだか世間様は道徳的にカンペキな欠陥ナシ人間しか認めず、それを逸脱した人間は友達と笑顔になることさえ許さない風潮ですが、私は違います。

 こういう心の暗いところ、人間なら誰もが持っている嫌な部分。
 そういうところこそ人間だと思います。

 カンペキな人間、なんてものがいたとしたら、それは異常者だ。
 という精神科医の言葉がありますが、私は完全に同意です。

 完璧な人間なんていない、人間なら誰だってこういう心のずるさがあるものです。
 栞先輩よく言ってくれました!
 誰だって自分を責められるのは怖いに決まっています。

 まして、千佳が背負っているものは大きすぎます。
 千佳が責任を感じている通り、友達が千佳の巻き添えでネイバーに攫われたら……。
 千佳が「バケモノに襲われてるの!」といっても信じなかった大人たち。
 それは無理もないと思いますが、同時に、千佳にとっては「おまえのせいで友達が攫われたんだ」って言われない砦でもあったんですね……。
 
 現代日本で、小学生のしかも女の子がいなくなったら大騒ぎになります。……大阪の女の子、消えたきり15年以上経ちますね……。どうか戻って来てくれるといいんですが。
 千佳の友達のときも大騒ぎになって、でも見つからず、そうなると千佳の「バケモノ」発言を本気で取る大人も――いやさすがに無理があるような。
 ああでもネイバーもちらほらとは来ていたみたいだから、現代日本とは違って多少は化け物が信じられる土壌があったんでしょう。

 そしてトドメがあの大規模襲来です。
 もはや「バケモノなんているはずない」とは言われなくなり、となると――まあ、そのね。
 思い出すのは、必然だろうなあ。
 千佳の「バケモノが襲ってくる」っていう訴えを。

 自分の訴えを信じてもらえたら、それは、「自分のせいで友達が攫われた」ことを意味します。(いや、千佳のせいとは限らないと思うけどね。一緒にいる時に襲われたんじゃないんだし。でも千佳はそう思っちゃった)

 人間一人の命の責任。
 千佳が負わされるかもと怯えているものは、あまりにも大きすぎます。
 怖いですよね。そりゃ誰だって怖いですよ。

 「お前のせいで青葉は誘拐されたんだ!」
 ……千佳ちゃんの心の中に、恐怖として幻想のその声は響いていたでしょう。

 そしてもう一つの恐れは、「私の規格外のトリオンでバカスカやったら、人はどう思うかな」というもの。
 ずるいとか、卑怯とか――ああいるだろうなあ。

 今回ヒュースも言っていましたが、千佳ほどのトリオンがあれば、ほとんどの場合力押しで何とかなります。
 戦術もへったくれもない、力押しの押し相撲ですが、崩しにくい横綱相撲でもあります。

 そもそもトリオンが大きければ大きいほど有利、というのが基本のワートリ世界。
 ボーダーのみならず、ネイバー諸国を合わせても随一のトリオン強者の千佳がその気になれば、戦術は「千佳が撃ちまくり、残りは千佳をとことんガード」でカタがついちゃうのです。

 でもそれ――見ている人間にとっては「ずるい」ですよね。
 いますよ、絶対出てきますって。
 見学者のなかとか、対戦者の中に。

 生まれ持った才能、それだけで戦術もヘッタクレもなく蹂躙される対戦者の心境は、わからなくもないですけどね。
 自分の努力も、仲間と磨いた戦術も何もかもが、単なる「才能」の前に崩れ去ると、それを認められる人間はわずかで否定したくなるのが人情なのですよ。

・千佳を崩す方法を考えてみたよ!
 さて、人を撃てるようになったら、ガードごと相手を叩きつぶせる広範囲殲滅兵器となる千佳ちゃん。
 彼女が人を撃てるかどうかはまだ未知数ですが、彼女を崩すにはどうすればいいかを考察してみました。

 仲間がそろう前に奇襲。
 これしかないかと。

 仲間三人がフルガードで、千佳がそこからどっかんどっかんやる体制を築かれたら、地形もなにも盾になりません。まさに最強。
 
 家に隠れる→家ごと潰される。
 ショッピングモールに隠れる→モールごと潰される。
 高台に身をひそめる→アイビスで以下略。

 しっかし……これ、味方同士の相互研鑽としての戦術としては、最悪の部類でしょうね。
 力押ししてれば勝てちゃうので、戦術レベルが上がらない。

 玉狛第二と戦う方は、頭と知恵を絞りに絞るでしょうが。
 うーん……地形で有利を取って、ワンチャンに賭けるぐらいしか思いつきません。
 あるいは暴風雨のなかで、視界を思いっきり悪くして遠距離射撃を封じて、引き分け狙いとか?

 でも千佳もなあ……無抵抗でやられるはずもなく、「仲間が駆け付けるまでフルガードで籠城」とかすると思うんですよ。
 そして、千佳のシールドはいまだに一度も破られたことがないという脅威の防御力。
 仲間が駆け付けるまで籠城→駆け付けたらどっかん大作戦となったら、正直どう対処すればいいのかわからない……。
 まさにトリオンの暴力ですね!

・今の人はキャラの掘り下げって嫌いかな?

 ウソ臭い上に人間らしさ皆無の主人公最強物語が氾濫している昨今ですが、今の読者層って今回みたいな話嫌いかな?
 私はとても良かったと思うし、すごく千佳の好感度上がりました。

 修も、いつかこういう掘り下げ回来るのかな?
 来るといいな。

 修のことはそのえげつない手とか交渉術とかを含めて好きなんですが、
 どうも心の中に硝子の板があるんです。
 のめりこめないのは、ひとえに「共感も理解もできない人格」のせいでしょう。

 出来すぎてて気持ち悪い。
 赤の他人のために身を呈して人を助ける、まさに少年漫画の主人公的性格なんですが――好きにはなれないんですよねーこのタイプ。
 なぜか。
 ウソ臭い。同じ人間とは思えない。なにこの出木杉くん。
 と思ってしまうんです。

 なんでそんなにできるの?
 怖いと思わないの? なんで自分だけがって思わないの?
 と凡人代表の、危険からは怯えて立ちすくむか、逃げ出すかしかできない私は思ってしまうのです。

 これが警察官とかならまだわかるんだけどさあ。
 中学生でしょ、日本の一般の。
 ちょっとなあ、と思ってしまうんです。

 だからこそ、修の心の闇を描く回があったら物凄く見たい! 見たいデス。
 どうして中学生にしてこんな利他的性格になったのか。
 ものすごく知りたい。
 それを知れて共感できるようになったら、私は彼が大好きになる……かもしれません。

 でも、望み薄だろうなあ……。
 それでも一縷の望みにかけて、そのためにも今回のアンケートが良いといいな。

 内面掘り下げ暗い回でアンケートが悪いと、次の掘り下げ回が出しづらくなると思うので……。

 それでは今月もとても面白かったです。
 葦原先生のご病状が、早く良くなりますように。
 先生の健やかなることをお祈りしています。

【ワートリ感想】178話「二宮隊」~一緒に仲良く焼肉会


 さて今月も、ワートリが読める日がやってまいりました。
 ま、幸せな時間はあっという間に過ぎて、次のワートリを待つ日々がやってくるんですけどね。

 今月も嫌味なくらいきっちりと電子書籍は四日配信。
 ジャンプSQ編集部としては、やっぱり紙の方を読んでほしいのかなあ?
 いろいろ電子書籍のメリットデメリットを考えてみましたが、やっぱり電子書籍のデメリット「目当ての連載以外を見ない」が大きすぎますよね。
 電子書籍形態のメリットのほとんどが消し飛ぶようなこのデメリット……。
 くすん。

 そして先日、私が電子書籍のメリット(編集部側の)として挙げた「キャッシュフローの改善」ですが――。
 皆さん。
 ジャンプアプリで書籍を購入するとき、コインをまとめ買いはしちゃいけませんよ!

 ちょびっと私が出会った不幸についてお話します。

 「どうせワールドトリガー連載している限りジャンプSQは毎月買うし、コインをまとめ買いした方がオトクだし……」
 との思考で一万円ぶん(!)購入してしまった私。
 発売日になり、さあコインを使って購入しようか、といそいそとアプリを開いて愕然。
 ――購入したはずのコインが、コインが、ない……。

 あ、ちなみにこのコイン、9800円出すと、10800コインもらえます。つまり1000円ぶんのボーナス。
 そして、ジャンプSQは現金で買うと500円。コインだと500コインです。1コイン=1円の図式です。
 一割増になるんなら、と清水の舞台から飛び降りる気持ちで約2年分をまとめ買いをしたのですが――コインが付与されなきゃ意味がねえ!!!

 クレジットカードの履歴にはちゃんと購入履歴があるだけに、自分のミスとは思えません。(実際そうだった)
 アプリの問い合わせ欄にメールを送り、しかし返事がなく黙殺され、しょうがなく検索して集英社読者係に電話をし、担当窓口を案内され、そちらに電話をし、大分待ってやっと折り返しの電話がかかってきて個人情報を尋ねられ、個人情報をメールで送り、ひたすら待ち……。
 このやりとりでおよそ半日潰れました。

 集英社とGOOGLEのシステム上のデータ送信エラーが原因だったようです。
 詳しい理由はわかりません。

 やっとコインを付与されたときには安堵ばかりでしたが、しばらくすると腹が立ってきました。
 ふざけんな。
 もうちょっとマトモなシステム作れや。

 まったくもう……。
 既定通りのコインが付与されたんだからこれ以上のクレームを入れるつもりはないですが(クレーマーになっちゃうよ)、顧客にこれだけの手間をかけさせて薄っぺらい詫びのメールひとつで「付与したからイーでしょ」とばかりの態度なのが、なあ。

 なので、せいぜいここで愚痴を書き散らします。
 皆さん、ジャンプ公式アプリで電子書籍を買う方、コインはまとめ買いしないほうがいいですよ!

 もうすでにしちゃった人で、ちゃんと付与された人はその幸運を噛み締めて下さい。
 こんなことで、私は半日つぶれました。
 ああ、こんな目にあわず、無事に付与された人がうらやましい……(それが当たり前なんだって)。

ネタバレ注意! ワールドトリガーの感想です。

<あらすじ>
 修+玉狛の女性陣&二宮隊で、焼肉会。
 そこで犬飼にヒュースのバイパーについて探りを入れられる。
 そして戻った玉狛基地で、ヒュースは雨取に尋ねる。
 ――お前は本当に撃てないのか? と。


・焼肉おいしい
 焼肉美味しいよね。
 ちなみに私が好きなのはハラミ。やっぱりここがいちばんすき。
 安くて美味しい。定番ですよねー。
 両面ちゃんと焼いた後、白いご飯と一緒に食べるのが好き。
 焼肉は白米と一緒に! これがジャスティス!
 異論はみとめません。

 ちょうどいい焼き加減の焼肉と、それを白米と一緒に噛み締めるあの味は至高です。

 そして犬飼の引っ掛けに案の定引っかかる小南先輩……。
 騙されっ子の小南先輩ですもの、こうした駆け引きで墓穴掘るのは予想通りで微笑ましいですわー。

 けれども私としては、ここで「葦原先生がユーマを同席させなかった理由はなにか」を考えたいです。
 
 ユーマといったらうそ発見器。
 そして、どういうわけか二宮さんがいるとユーマが出てこないんですよねー。

 以前、玉狛に二宮さんが押しかけてきたときのことを思い出してみて下さい。
 このときユーマも同席していたにもかかわらず、巧妙にコマ割りから排除されています。

 そして今回は同席自体を回避されました。
 これは、誰かが嘘をついたに違いない……と考えてしまうのは深読みのしすぎでしょうか?

 でも、今回はほのぼの内輪話と、犬飼の引っ掛け祭りと、あと鳩原さんのことを少ししかないんですよね。
 どれもみんな知っていることばかりで、嘘をつく理由もメリットもないような??
 ……引っ掛け祭りのときにユーマがいると目が黒になっちゃうからかなあ?
 あるいは、鳩原さんの失踪した理由について、犬飼が嘘をついているとか?

 「鳩原さんがそこまで遠征に行きたかったのは弟がさらわれたから」。
 これぐらいですね。今回のよもやま話の中で、重大な嘘を誰かがついているとしたら。

 うーん犬飼かー。
 考えれば考えるほどあやしいポジション。
 鳩原の「失踪」を思いついたのが誰にせよ、鳩原がひとりで思いついたとは思えないので、その囁きをした仲間がいるはずで、それが犬飼だとしたらまさに絶好の人的配置。
 鳩原に近いし、鳩原がいちばん衝撃をうけるタイミングを予測できるし、そのタイミングで声をかけられるし、その頃A級だったんだから、ボーダー内部の事情にもかなり通じているハズ。

 あら? あやしいわー。

・アステロイドの威力が低くなる?

 バイパーを装備しているとアステロイドが弱くなるの?
 例のクッキー生地でのたとえかなあ?
 「トリガーは、装備するだけでトリオンを食う。そしてその基本トリオンを除いた余剰トリオンが、弾などのエネルギーになる。」
 とのことなので、犬飼はバイバーを装備していることで削れたトリオンのぶん、アステロイドの威力が低くなってる……と言っているのでしょうか?

 これが正解っぽいですが、修ならともかく大トリオン保持者であるヒュースでもトリガーひとつ装備するしないでそんなに弾に差がでるのか……。
 
・千佳は撃てるのか?
 どうなんでしょうねえ……。
 同じく高所恐怖症で苦しんでいる私に置きかえると、私は例えば火事で逃げなきゃ! というときなら高所の恐怖を一時棚上げ……考えないように無理をすることはできると思うんです。
 が、そういうのは反動もでかい。
 私の場合、そうして高所の恐怖を無視して行動すると、反動の恐怖心が脳内で暴れまわり、眩暈でしばらく立てなくなりました。
 そういう恐怖症とは縁のない人からすれば「なんでそんなことぐらいで」となるでしょう。
 分かる。分かりますとも。その気持ちはすっごくよくわかるんですが――現実に実際にそういう状態になってしまって数分は行動不能状態になるので、どうしようもありません。

 気の迷いだ、とかそういう精神論は、実際に行動不能になっちゃった体を前にすると、どうしようもなく無力です。

 いっぽう、千佳ちゃんはどうでしょう?
 千佳に縛りがないと、色々トリオンの暴力とゴリ押しで何とかなることが多すぎるのですが、でも最強千佳ちゃんを見てみたい気持ちもかなりあります。
 今はやりの最強系主人公。
 ――千佳ちゃん。あなたならなれます。

・葦原先生、どうかお身体をお大事になさってください
 今月は一話のみ。
 理由はコミックス作業。
 来月も一話のみ。理由は手術のため。
 たとえ二話が一話になっても、長期休載より遥かにマシです。
 どうか、ご無事を心よりお祈り申し上げています。 
 
・いろいろ感想
 彼方のアストラ。(クリックするとお店にとびます)
 漫画大賞をとって話題のこの本を読んでみました。
 感想。
 すごくよくできてるお話。
 アラをつつくのが大好きな私ですが、何もつつけません。見事な伏線、そして物語の重層さ。完結している点もポイントたかく、かつ五巻とコンパクトにまとまっているのも実にお見事。
 物語の面白い部分をぎゅぎゅぎゅっと凝縮して濃厚にして終結させた、という印象を多くの人は抱くでしょう。
 この「ちゃんと完結させる」というのはほんとに難しいことで、間延びさせればこの三倍は伸ばせる話を、見事に五巻で終結させました。もちろんちゃんと面白いです。素晴らしい。
 ……ワンピースもなあ……。ちょっとこの話を見習って、「物語を濃縮して短くまとめる」というこの技術を学んでほしいです。
 そういう杉浦は、あまりの長さに途中で脱落したひとりです。いまどうなってるんだろ。

 ・食糧人類
 タイトルに偽りなし。
 ストレートにそのまんまのお話。
 普通の高校生だったのにある日イキナリ宇宙人のエサとしてさらわれてしまった主人公。
 ところがそこでは主人公以外にも無数の人間が繁殖、飼育されている施設で、主人公は仲間とともに脱出を試みるが……? というお話。
 グロい。キモい。でも面白い。
 それに、7巻できちんと終わっているところは評価高し。
 私は「きちんと終わる」「短くまとめる」に高得点を配分しているようです。
 ちゃんと終わっている作品だと思うと、それだけで好感もちますもん。
 ……まあ、無理矢理終わらせたアルスラーン戦記のようなものもありますけど……。

 タイタニアといい、アルスラーンといい、最近の田中芳樹先生は以前なら絶対にやらなかったような無理を書いて無理矢理完結させていて、最初はあまりの「完結編」のデキにがっくり来ていたのですが、冷静になると心配になってきました。
 ……お身体の調子、わるいんじゃないですか? そうでないとあそこまで支離滅裂の話は書けないと思います。
 あれは、田中先生がお身体が悪くて、でもシリーズを完結させねばと小説家としての責任感でがんばって、でも体調による筆力の衰えは隠せなかった、ということなんじゃないかと……。

 どれほど支離滅裂化というと、一例をあげます。(ネタバレ注意!

 「敵に包囲された大都市の住民すべてが城壁外へと逃走した」。
 はい、これがアルスラーン戦記の最後であったエピソードなのですが、はい、それを読んだ時私はこう思ったものでした。
 ――どうやって?

 敵がぐるりと取り囲んでるんだよ? どうやって避難するのさ。
 敵と交渉して手を出さないよう言ったとか?
 いやいやいや、そんなシーンどこにもありません。
 あと、その大都市の人口は百万ほど。どう考えても阿鼻叫喚の脱出劇が数日にわたって繰り広げられるはずですが、それもなし。
 それら一切を切り捨てて、いきなり「住民は外へ逃げ出した」という一文だけが描写されるのです。
 おかげで読者としては、「いったいどうやったんだよ」と気になって仕方がないのですがそれも描写されることなく、終わります。
 そういう終わり方をした作品については多少複雑な気持ちがあるのですが、それでもやっぱり「完結しない物語」よりは「完結した物語」の方が私は上だと思うのです。

 
 
 

【ワートリ感想】176,177話「根付栄蔵」~修の不安の正体判明!

ネタバレ注意! ワールドトリガーの感想です。

<あらすじ>
 根付さん、大活躍の巻。
 ついにやっと修の「嫌な予感」の正体が判明。
 それはヒュースの正体がバレて騒ぎになる事だった。
 修は根付さんに頼るも、根付さんはすでに手を廻していた。
 東さんを頼って「ヒュースは玉狛支部の秘蔵っ子」ということで噂を流してもらうことにする。
 そして、東さんは鳩原さんのことに言及する。
 人を撃ってしまった雨取の懸念。
 そしてランク戦最終戦の相手が決定。
 生駒隊、二宮隊、そして初登場の弓場隊。
 そして夜ご飯は焼肉に行くことに。するとそこには二宮隊の姿が……。
 
<感想>
 もうすでに毎回恒例になってきた感がありますが、言わせてください。

 集英社!
 デジタル化を進めたいんだったら、発売日をもうちょっと早く!
 コンビニと同等ぐらいに早くしてくれ!

 ――以上。

 今回もまた、日曜日が三日だったので、コンビニは土曜の二日に発売、なのに電子版は四日に発売という羽目に。

 集英社さん~~。
 ジャンプは火曜発売です。でも月曜にコンビニも電子版も出てます。
 なら、同じことがSQでできないはずがないじゃないですか。

 ジャンプSQの電子版と紙版の両方を経験した人間からそれぞれの長所短所を言うと、

 <紙版>
・物理的な所有感がある。
・ページをめくる、という動作が不可避なため、目当て以外の作品を読んでみるきっかけが得やすい。
発売日が早い

・かさばる。

<電子版>
・かさばらない。
・スマホにインストールすれば、いつでも読める。
・紙版に比べると百円ほど安い。

・ページをめくる動作がなく、目次から一直線にワートリにたどり着くので、他の作品を読んでみるきっかけがナイ。
・物理的に所有していないので、何らかの事情でサイトのデータがふっとんだら全部パー。閉鎖もおなじ。
・発売日が遅い。

 えー、他の作品を読まなくなる、というのは実体験から来る感想です。
 これまでジャンプを紙版でちまちま数年買っていたんですが、そのときは何だかんだ言って、ジャンプに連載している漫画はあらかた読んでいたんですよ。
 最初読み飛ばしていたワートリなんて、読んでみたらまあ面白いこと面白いこと。

 でも、電子版になると……これが自分でもビックリするほどお目当て以外の作品は読まなくなったんです。 
 目次クリックジャンプですぐに目当ての作品にたどりつけてしまうがゆえの弊害、といいましょうか。

 かけらも他の作品に触れずに辿り着いてしまうので、他の作品を読むきっかけが無くなってしまうんです。
 もちろん、「買ったからには全作品読む!」という方はともかく、私はワートリのためだけにSQ買ってるので、他の作品を読むにはきっかけと気力が必要なんです。
 そもそも、連載中の作品を予習もなにもなく読んでもちんぷんかんぷんですしね。これって出版社としたらけっこう大きなデメリットのような……。

 ――まあそれはさておき(強引な話題変更)。
 私としては、発売日を是非とも一日早く、コンビニにある紙版を同じにしてほしいんですよ!
 そのために出版社の方々にはデジタル版に力を入れるべき点をプレゼンいたしましょう。

 <出版社がデジタル版を優遇すべき点>
・キャッシュフローが向上する。
 色々考えましたが、これに尽きます。

 調べてみると、デジタル化=経費削減とはなかなかならないようで……。
 印刷部数が減れば印刷や流通のコストは削減されますが、あれって規模の力学でたくさん刷れば刷るほど一冊当たりのコストは下がりますからね。
 デジタル版はデジタル版で、今はずいぶんと多くのサイトで読めるようになっているみたいで、そうなるとその形式に合わせた微調整が必要になります。(楽天kobo版のファイルと、ジャンプ公式サイトで読むファイルは違っていて、それぞれの電子書籍サイトに合わせたファイルを作らないといけないとか)
 その手間や経費は、とんとんぐらいじゃないでしょうか。

 でも、デジタル版にはデジタル版だけの強みがあります。
 私はジャンプSQを公式サイトで定期購読しているんですが、これは要は「未来の分の雑誌代金を先払い」ということです。

 アプリの方はもっと用意周到に先払いさせようと手ぐすね引いてますよー。

 アプリの方では「コイン」と呼ばれるものを購入し、それで支払いをするのですが、なんと。
 このコイン、一度にたくさん買えば買うほど、ボーナスがつくんですね。
 500円で530コイン。
 3000円で3250コイン。
 9800円で、10800コイン。
 あ、ちなみにジャンプSQは一冊500コインで読めます。アプリではなくサイトの方では500円で売ってます。
 
 となると……ええ。
 ジャンプSQを購読していてアプリで読んでいる多くの人は、「多めにコインを購入して毎月ジャンプSQを買う」という行動をとっているものと推測します。
 あるいは私のように、定期購読しているとか。

 本が発売するより前に、その代金が懐に入っている……。
 なんて素晴らしい状態でしょうか。
 かのアマゾンの財務哲学も、「現金大事」です。
 これは平たく言うと、「売った代金の回収は素早く、仕入れた商品の代金の支払いはなるべく遅く」ということです。

 アマゾンで、むちゃくちゃアマゾンギフト券をプッシュしているでしょ?
 あれも要はそういうことです。
 「なるべく早く、商品代金を支払わせたい」んですよ。
 
 キャンペーンで5000円以上ギフト券を買うと1000円ポイントもらえる~とかやっているのも、すべてはそういう事です。
 それを聞くと、「今は欲しいものないけどいずれ出てくるから買っておくか」ってなるでしょ?

 というわけで。
 読者がデジタル版から紙版に戻りかねない「発売日優遇措置」を撤回してデジタル版も一日早く見せてほしい……。
 と切に思う管理人でした。
 公式サイトとか公式アプリとかだけの特権ってことでいいから、どうかひとつよろしくお願いします。

 あ、ちなみに管理人は本は断固紙派です。
 雑誌はあまりのかさばり方にギブアップして電子版に鞍替えしましたが、本は紙でないと嫌。
 Rentaという電子書籍サイトで本を何冊も買ったんですが、アレ、一回読むと読まなくなりますね?
 いつでも読めるのに、ぜんぜん読まないんですよ。不思議……。

 やっぱり手に取って読めるものがいいなあ……と、紙の本に愛着むちゃくちゃある管理人でした。

 さて長々とすみません。
 感想に入ります。

 今週もたいへん面白かったです。
 あーまんぞく。
 この漫画のために毎月お布施(500円)を支払っていますが、なんにも文句はございません。

 ボーダー重役三人衆のうち、マスコミ担当のキツネさんこと根付さん。
 デキる大人で信頼感ありますねー。
 ワールドトリガーってこういう「大人がちゃんと大人の仕事をしていてくれる安心感」がありますよね。

 いくら少年漫画でもさー、大の大人が政治も兵站もなんもかんもゼーンブ主人公の子どもに押し付けてまかせっきりの物語ってどうかいな、って思うんですよ。
 そういう物語がままあるのが頭痛いところですが。……大人なんだから大人の仕事をちゃんとしてくれ!と言いたくなります。

 でもワールドトリガーはこうして子どもが大人を頼った時、ちゃんと頼りになる安心感があります。
 ……いや、でもその大人が子どもをイケニエにしてマスコミ攻撃を終息させようとしてたな……。

 ヤバイ。
 いま私の根付さんの評価が急降下しました。
 せ、せっかく急上昇していたのに。

 日本のマスコミがいかにえげつないかは、某人質になったジャーナリストへのバッシングや某婚約者へのバッシングや舛添さんへのバッシングへのものすごさを見ればわかるでしょう。
 もう人格否定しまくりで、倫理も良識も良心もまるでないな、という感じ。
 アレの矢面に、たかだか十五歳の中学生を立たせようとしたんですよ?
 改めて考えると、「うわあ……」です。

 そうなったら当然、本人だけでなく家族までそろって集団バッシングの対象になって、自殺にまで追い込まれるケースだって珍しくありません。少なくとも確実に人生は狂うでしょう。
 まったく無関係の私がネットで罵詈雑言を聞いただけで、気分が悪くなりますからね。
 それを直接浴びせられる本人たちは、どれほど傷つくことか。

 しっかしほんとになんなの? アレ。

 小室さんへのバッシングは、あたまおかしい、というか、神経を疑うレベル。
 なに、あの風潮。小室さんをいくら叩いてもいい、っていう風潮。
 日本のマスコミはホントーに、自分が、自分たちが「権力側」であり、自分たちの言動ひとつで、人をいくらでも殺せるってことを理解してないんですか?
 言葉でも、人の心は殺せるんです。
 だからこそマスコミは絶大な権力を握っているといえる。
 日本のマスコミの倫理観は、どこを向いているんですか? 視聴率さえとれればいいんですか?
 マスコミ関係者は、自分の胸に手を当てて考えてみて下さい。
 彼が、いったい何をしましたか?
 あそこまで叩かれる程の何をしましたか?
 そして、そんな一般人をあそこまで叩くことに、貴方の倫理観は、良心は、何も痛みませんか?
 何か犯罪を犯したわけでもない人を、あそこまで叩くことに何の自制も感じないとしたら、心底からどうしようもないです。

 あとねー、ネットの情報をうのみにする人、ほんとに多いですよね。
 アオリ運転で事故った件で、たまたま犯人と同じ名前の会社の人が親戚と誤解されて誹謗中傷電話が殺到して仕事ができず、裁判で損害賠償請求されてるじゃないですか。
 あれも、ネット上の情報をうのみにしたのが原因です。
 詩織さんの事件でも「○○だっていうからこいつはウソだ!」って言う人間の情報の出所を探ると、「ネットで」。

 …………皆さん、いいですか。
 ネット上の情報は、鵜呑みにしちゃいけません。
 必ず、ウラをとりましょう。

 今、ネットの書き込みを鵜呑みにして無関係の人にカチコミかけて損害賠償請求されている人は、自分のちょっとした傲慢な正義感と視野狭窄の思い込みのせいで、下手したら一生を棒に振ることになります。
 そうはならないために、あなた自身のために、肝に銘じて下さい。
 ネット上の誹謗中傷を鵜呑みにしてはいけません。

 ちなみに私は川内優輝選手を馬鹿にした某陸上選手が大嫌いですが、彼の発言をきちんと確認した上で、大嫌いになりました。
 テレビ番組でよくまあ川内選手を馬鹿にしてくれましたね。
 そのときは抗議文を送ろうかとさえ思いました。しませんでしたが。

 おかげでこの間の東京マラソンでは、心の底から失敗をお祈りしておりました。
 陰険な、と言われるかもしれませんが、嫌がらせや誹謗中傷の書き込みなどは一切していないので、ただ心の中で失敗を強く願うことくらいはお許しください。
 大嫌いですが、それで嫌がらせして自分の価値をおとしめたりはしません。
 まあそのせいか途中棄権した時にはすごーく嬉しかったですけどね。

 あれだ、人のことをテレビ番組なんて公の場で馬鹿にすると、しっぺ返しがくるんですよ。
 脱水症状になるのは本人の準備不足、とおっしゃったのですから、低体温症も本人の準備不足ですよね。

 川内選手を嫌うのは好き嫌いだから仕方ないとしても、馬鹿にされると物凄く腹が立ちます。
 たぶん、川内選手をただ嫌いです、と言ったのなら、私はすこし悲しくはなってもそれだけだったと思うんですよ。
 似たようなことをびわ湖のインタビューで佐々木選手もおっしゃってましたが(川内選手と走るのは嫌)、それはぜんぜん腹立ちませんから。
 たぶんそれは、私が人間には好き嫌いがあってそれは仕方ないんだ、と思っているせいでしょう。
 でも、馬鹿にされると腹が立つ……人間の心理って不思議ですね。

・人を撃てない鳩原さんのきもち

 この間ですね、でっかいつり橋を渡ったんですよ。
 で、渡り始めて気が付きました。――アホなことに。
 そうだ、私、足の下に何もない空間があるっていうのがダメだった、ということに。
 大丈夫だとわかっていても、怖くて怖くてどうしようもできない恐怖心が湧き上がってくるんです。

 普通の高いところは、普通に過ごせます。
 つり橋も、まあ大抵のつり橋って短いですからそれくらいなら何とか。
 でも、歩道橋。これは駄目です。鬼門です。
 そして、長ーーーい吊り橋も、駄目だと言う事に気が付きました。

 もうわたっている最中、脂汗たらたら、身体はブルブル。
 頭では大丈夫だってわかってる。他にもわたっている人はたくさんいる。
 でも、「それでも駄目」なんです。

 万が一の予想が頭から離れないんです。
 そう、強風によって支柱がはずれたら? 渓谷にまっさかさまに落ちたら? 絶対死ぬ。確実に死ぬ。
 いや即死ならいいけど、林がわさわさ生えているから、それに下手に引っかかったら重傷で長く苦しむかも……とね。
 吊り橋は吊り橋ですからぐらぐら揺れます。その揺れが際限なくそういう妄想を掻き立てるんです。

 あー、鳩原さんの恐怖って、こういう感じなんだろうなあ、って思いました。
 頭ではわかっているんです。これはトリオン体で、いくら殺してもすぐにまた作れるかりそめの体で、だから頭を撃って吹っ飛ばしても大丈夫、と。

 でも、どう見ても人体で、喋っていて、動いていて、考えているんです。

 どうしても、万が一の恐怖が消えなくて。
 そうでなくてもその瞬間まで「生きて」いるものを撃ち殺す恐怖って、たまらないだろうなと思います。


・千佳の今後のケア
 何だか大丈夫そう。よかった。
 自分の手で狙撃するのと、建物を爆破したらうっかり巻き込まれ爆死はちょっと違いますもんね。
 吹っ飛ぶところも見えなかったし。

・次号は初の弓場隊ですね!
 これまで姿の見えない謎の上位チーム。
 それがいよいよ次号でお目見えとなりそう。
 ……私としては(他の人も)漆間隊が気になって仕方ないのですが……。

 漆間隊は、BBFで、なんとボーダー唯一の一人チームとして登録されているチームです。
 いやオペレーターはいるので二人かな?

 戦闘員一名の謎チーム……それでいて、試合でちゃんと勝っている。
 どうでしょう、惹かれませんか? 興味湧きませんか?
 いずれ出てくれることを待っています。


・ヒュースを見たC級
 出穂ちゃんが見えなかったってだけで、意地はっているだけだと決めつけるのはどうかなー。
 噂話のもとのC級の子、視覚強化のサイドエフェクト持っているんじゃ、と思うんですが、どうでしょう。

 あと、他の人の感想で「なるほど」と思わさせられたのが、ガロプラの工作説。
 確かにできるんですよ。ほら、変装のトリガーと壁抜けトリガー持っていたので、C級になりすますのなんて簡単簡単。
 そして、内部離間工作をして、当分の間遠征どころではなくならせる……いい作戦です。
 問題は迅と天羽にばったり見られることくらい。
 でもどっちもそうそうありそうにないですねー。

 迅は、「人を見てその人の未来を見る」ので、「マスコミ対応に追われる根付さん」は見えても「その原因をつくったのは誰か」は分かりません。根付さんとC級の子が直接接触する未来がないと、根付さんを見てもわからないんです。
 修を見ることでユーマを「見れた」のは、原因を特定したユーマが修と接触したからでしょう。
 でも、現状ではボーダー幹部の根付さんがC級の子に直接会うなんて、そんな明らかにヤバい行動をとるとは思えませんので……はてさて、です。

・焼肉で二宮隊と
 な、なにを喋るんだろう……。
 えーと、犬飼とかは想像がつくんですが、二宮が一体ナニを語るのかと……。

 ……あ、ここで鳩原さんのアレが結びつくのかな?
 つまり、人を爆撃しちゃった千佳のことを二宮さんが気にして話しかけるとか。そこから鳩原さんの話につながるとか。
 ああ、ありそう。

・猫先生の体調不安
 コ、コメントがコワイ。
 胆嚢取ったら……取ったら何が起きるんだろう?
 こういうとき、箱はとても便利。
 目の前の箱でぽちぽち検索すると……ふむふむ。
 後遺症が出る場合と出ない場合がある、症状が続く場合がある、基本的にはあまり害はなし……と。

 でも取るとしたら、また手術になるのか。葦原先生も大変だなあ……。
 どうかお身体にお気を付けて。何よりもまずは健康が大事だと思います。健康第一。
 いざとなったら休載or減載(2回分掲載ではなく1回分掲載)で、体を第一になさってくださいね。

【ワートリ感想】174、175話「東隊2」~ランク戦、決着!

ネタバレ注意! ワールドトリガーの感想です。

<あらすじ>
 東隊は撤退を選択。
 一方玉狛第二は撤退させまいと逃げ道を潰していく。(自主ペイルアウトができるのは60m圏外)
 そんな中、東隊は撤退のためビーコンを使って千佳を狙っているように見せかけ、修は「万が一の千佳への危険」を無視できずにユーマをフォローに向かわせる。
 ヒュース一人で東隊二人と対峙することになり、結果的にヒュースは空蝉の計に引っかかって東さんに撃たれ、ペイルアウト。
 しかし東さんの脚を奪ったことで撤退に追い込むことに成功したのだった。
 
<感想>
 声を大にして言いたい!!
 頼む!
 お願いします!
 どうかどうか!

 コンビニの早売りと、電子書籍の発売日を
一緒にしてください!!!


 今月はキツかったー。
 土日を挟んだじゃないですか。だからコンビニでですね、2/1には並んでいるんですよ。
 でね、ちょびっと中身を見ようとしても、立ち読みだけして買わない不届き者への対策として、どのコンビニもきっちり封印して立ち読みできないようしてまして……。

 でね、正規の発売日って、2/4じゃないですか。
 一日指をくわえてながめているのもキツいのに、三日! も、目の前にごちそうぶら下げられまして……。

 なら買えばいいじゃん、って言う人もいるでしょう。ええ、正論ですよ。
 私も電子書籍の定期購読申し込んでお金払ってなければ買いますよ。
 でも、もうお金払っちゃってるんですよ。

 電子書籍版+紙版両方買ったら? って……できるかあ!!
 うっうっうっ……。どうか、コンビニの早売りと同じタイミングで公開してくださいよう、お願いします。
 ジャンプSQの会社の方、どうかほんっとによろしくお願いします!

 さてココロからの嘆願がおわったところで、本題です。

・ヒュース失陥
 今回は「東さん最強説」の補強エピソードですね。
 しっかしたかだか二十代のはずなのに、なんだろうこの大人感……。
 東さん、下手な四十代よりしっかりしているように見えるんですけど!

 ……あー、でも考えてみたら、ボーダーのキャラ大半は大人びてます。
 まあ異世界からの侵略者によって街をぐっちゃんぐっちゃんにされて家をこわされ、身内を殺され、その復讐のために唯一の対抗組織に身を投じて頑張るぞ!って子たちですから大人びているのは当たり前か。

・千佳のメテオラハンター

 ヒュースが「東なら撃ち落とせる」というのを見て「……撃ち落とせるんだ、アレ」と思いました。
 何となく、弾丸を撃ち落とすのはわかるんですが、メテオラとかのキューブはこう……概念的なもので撃ち落とせない的なイメージがあったんです。

 そしてチカのメテオラが発射直後に撃たれたら……えーと。
 大爆発?
 どう考えてもその場にいる敵味方全滅のような……。

 ということは、千佳メテオラの天敵は凄腕のスナイパーですね。東さんみたいな。
 まさにメテオラハンター。

・ヒュースはまじめ
 まあ、敵の捕虜になってもあいつは何もしゃべらないだろう、と敵対派閥からも思われているくらいですからね……。

 トリオン量はボーダー随一。
 トリガー先進国のアフトクラトルでも若手の中でトップの人材。(カバー裏参照)
 
 でも、そういうキャラだからこそ、コワいんですよ。
 真面目=義理堅い、とは限らないんです。
 真面目=主に忠実に、命じられるままボーダーを攻撃する、ということだってあると思います。

 もちろんボーダーの方もそれはわかっていて、ラグビーの人なんかはさらっと「始末すればいい」とかコワいことを言ってますが。
 話はそれますが、ここで、思わずたじろいでしまうキツネさんが好き。
 ワートリはこういう細かい部分に良い味だしてますよね~。
 そりゃあ普通の日本人が、「始末すればいい」なんて表現を聞いたらびびりますって。
 こういうところ、ワールドトリガーは芸が細かくて大好きです。

・東さんの空蝉の術
 猫さん先生、そういえば「銃があるのにそれで撃たず、撃つふりをして別のトリガーで攻撃するのは常套手段」って言ってたなー。

 これからわかるのは、トリオンを切っていても、銃はすぐには消えないってこと。
 弧月をオフにしても、すぐには消えませんもんね。

 それを利用した、何ともあくどいトラップですな。
 頭いー。
 でもこれ……やられる方にしてみりゃたまったもんじゃないですね。

 スナイパーは奇襲不意打ちが担当分野。逆に言えば位置がバレたらそれでオシマイよ、の脆さがあるのと同時に、他の職業からすればいつどこから遠距離不意打ち狙撃が来るのかわからない怖さがあります。
 しかも今回は同じ室内に閉じ込められての比較的距離が近い戦闘。
 視界の端で動くものがあったらそっち見ますって。見ないはずないし。

 ……逆に太一とかは引っかから無さそう……。
 垂れのある帽子かぶっているでしょ、あれ。あれって結構視界が狭められるんですよね。
 視界が狭いから引っかからなそうだなあとふと思いました。
 
 ネタがわかっても、うーん、うまい対抗策が何も思いつかない辺り、策が優れてますね。
 視界をわざと狭くしたら、それはそれで落とされる確率高くなりそうです。

 それでは今月も美味しゅうございました。
 来月も出てきてくれますように!

【ワートリ感想】172、173話「ヒュース6」~来馬隊、影浦隊全滅

ネタバレ注意! ワールドトリガーの感想です。

<あらすじ>
 来馬隊長+村上くんvs玉狛第二はユーマとヒュースの勝ち。
 村上を分断し、ユーマとヒュースで襲い掛かるも村上の個人技の前にピンチ。
 しかしそれを連携でかいくぐり、村上ペイルアウト。
 来馬隊長は絵馬が横取りしてペイルアウト。
 その絵馬は東隊長に狙撃されてペイルアウト。
 そして残るは、東隊と玉狛第二のみ。
 東隊が攪乱のためにダミービーコンをばらまくも、千佳のメテオラ1発でモールが半壊。
 巻き添えになった奥寺はお空の星になりました。
 
<感想>
 面白い。
 すごーく面白いです、ランク戦!

 ランク戦がずっと続いておりますが、私はランク戦大好き! なので何の不満もございません。
 だって各人の戦略がそれぞれあって、それぞれが自分たちのチームを勝たそうとしてるのがわかる。
 ちゃんと「生きて」いる様子がありありと伝わってくるんです。あな、うれしや。

 ワールドトリガーが毎月見れて嬉しい……。
 嫌な事ばっかり続いた今日この頃ですが、今日は「ワールドトリガー楽しいな、見れて嬉しいな」って思えました。
 私という人間は単純なので、それだけで「生きているのも悪くない」と思えます。

 うん。
 何を言いたいのかというと。
 面白い物語を紡げる葦原先生は、すごい。

 ってことです。


 ・皆さん、ユーマが村上のエスクードを蹴り飛ばしたところ、わかりました?
 わ、わかりにくい……。
 私はこのシーンだけ、十回以上見直して、でもユーマが何かをして村上の剣をそらしたことしかわからず、切り飛ばされた手の先がなんかムチみたいになって襲い掛かっているように見えるから、
 スコーピオンを鞭みたいにして襲ったの?
 何やったの?
 と、??状態でした。

 で、わからなかったので他の方のお知恵にすがろうとネットで探し……、正解は他の方の感想からいただきました。
 「ユーマが村上の背中のエスクードを蹴り飛ばし、それで剣がそれた」
 という感想を挙げている方がいらっしゃって、おお!!
 言われて見返せば、ああなるほどこれが正解だ!と。

 ――と、やっと腑に落ちたのですが、葦原先生……。
 すんごくすんごくわかりにくいです。
 これ、私だけ?
 何度も見返しても何やったのかよくわからなかったのって、私だけ?

 私だけならいいんですが、そうでないのなら、もうちょっとわかりやすく解説を入れて下さいなー。
 いつも解説の人が的確な実況を入れてくれるじゃないですか。
 あれで「エスクードを蹴った!?」とか入れるとか。

 同じ回の「村上隊員にエスクードを生やした!?」の別バージョンで。
 あれも解説がなくて絵だけだと何をやったのかすぐには理解できなかったと思います。
 でも解説してくれたのですぐわかりました。

・千佳ちゃん可愛いコワい。
 略してカワコワ。
 可愛いけどメテオラぶっぱなせば三国一。
 でも可愛い。

 アイビスだとここまでの威力はないよね。
 やっぱり射程にある程度振っているぶん、威力としてはメテオラの方が上か。
 
 ワールドトリガーの世界では、
 射程+威力+弾速+特殊効果=トリオン量に比例、という計算式が、ほとんどの攻撃用トリガーで当てはまります。
 射程が長いものはそのぶん威力か弾速が低くなる。
 特殊効果があるものは威力か弾速が低くなる。

 なので、弾トリガーで威力が一番強いのは何のクセもない「通常弾(アステロイド)」。
 そしてそのアステロイドより、弧月(射程なし、威力に全振り)の方が威力が強い、となっています。

 ……が。
 それも例外がありまして。
 
 千佳のメテオラはまさにトリオンの暴力ですねー。
 見てて気持ちがいいです。是非とも今後ともやってほしい。

 左右でセットしていたら同時に二つ発射できるので、一回のフルアタックメテオラでモールは全壊することでしょう。アーメン。
 そうなったらもちろん味方もオシマイですが、東隊もオシマイになるので千佳だけ残って玉狛第二としてはメデタシメデタシだと思うのですが、……できないだろうなあ。まだ。千佳ちゃんは。

 千佳が人を撃てれば勝ち確実と犬を飼っていない犬飼さんが言ってますが、ホントにそうだよなー。
 敵チームが全員モールにいることが分かっているこの状況。
 どこに隠れているか分からない? よろしい、ならば全部つぶそう、でメテオラぶっぱでカタがつきます。

 もちろん味方も巻き添えで昇天でしょうが、それでも敵チームの全滅の引き換えなら丸儲けのトレードですよ。特に東さん。
 でも、それ、ランク戦の楽しみがなくなっちゃいますもんね。

 千佳がハンデを課された状態でないと、トリオンでごり押しすれば大抵の状況は何とかなる、という身も蓋もないランク戦が続くことになってしまいますから――うん、千佳のハンデは正しいと思います。

 それでは今月もたいへんおいしゅうございました。
 来月がとってもとっても楽しみです。
 

【ワートリ感想】170、171話「玉狛第二23」~カゲとゾエさんアウト

ネタバレ注意! ワールドトリガーの感想です。

<あらすじ>
 鈴鳴第一vs影浦隊vs東隊vs玉狛第二!
 ついに初お目見え、ヒュース&ユーマのコンビ。
 二人のエース級の初見殺しばんばかばんにカゲとゾエさんはペイルアウト。
 そして対峙するヒュース&ユーマvs来馬隊。
 固い鋼の守りを突破できるか!? はたまた東隊が乱入するか!
 影浦隊でただ一人残ったスナイパーの絵馬はどう出るか、混戦必至のランク戦。

 
<感想>
 今回からはジャンプSQに移って掲載です!

 えー大事な事なのでもう一度いいます。
 週刊少年ジャンプじゃありません。
 ワールドトリガーが載っているのは、月刊のジャンプSQです。

 ジャンプの1・5倍ほど厚みがありますが、電子版でしたらお部屋のジャマにもなりません。
 ジャンプとちがってSQの電子版は一冊500円ぽっきりと大幅ディスカウント!(そのかわりにピンバッジ企画には申し込めません)
 ちなみに杉浦はワールドトリガー三か月分だと思えば安いもんだ、と三か月分1500円ナリの定期購読をさっさと申し込んでおきました。

 葦原先生……!
 杉浦はワールドトリガーのため、せっせとSQに貢ぎますから!(コミックス19巻を読んだ人にはイミがわかります)
 だからどうかお身体を大事にしつつ、連載をつづけてください。
 そしてSQ編集部の皆様方も、ワールドトリガーのファンは少なくとも一人はせっせと貢ぎますので、な、なにとぞワールドトリガーをどうかよろしくお願いいたします。

 こう……カラダが弱くて転校して行った子の母親が転校先で手土産もって頭をぺこぺこ下げてる感じ?
 ファンとしてはどうかSQの皆さん、これからワートリよろしくね、と言いたい気分でいっぱいなのです。
 よろしく、よろしく。
 できるかぎりの応援(雑誌買ったりコミックス買ったり、こうしてブログで応援したり)はするんで、この子はきっと御誌の力になってくれると思うんで、どうか優しくしてあげて下さい。

 さて話は変わりまして――ええと、盛大に改善要望を言っていいですか?

 ジャンプは月曜日に出るくせに、SQはきっちり発売日に出すなあ!!

 これからワールドトリガーSQに移籍するんだし、やっぱり買っておいた方がいいわよね、手間ないし、と購入しておいたジャンプSQ電子版の三か月分購読権。
 忘れもしない十二月三日。
 コンビニでジャンプSQを見かけ、いそいそと部屋に戻ってパソコンを開き、ジャンプ+サイトにログインすると――
 ――
 そこに、コンビニで見かけた姿はありませんでした。

 ジャンプは火曜発売といいつつ月曜には電子書籍が配信されるのですが、SQは違います。
 悲しいほどにスケジュール通りきっちりです。

 十二月四日といったら四日であり、三日ではないのです。
 たとえコンビニで山になっていても!

 ええ、紙版を買おうか真剣に悩みましたとも!
 結局、心の中で「電子版買ってあるから……」と言い訳しつつ、コンビニで立ち読みしましたけどね。

 お願いします、SQさま。
 定期購読している人間のためにも、どうかコンビニで配られる日付と同じ日に公開していただけると、たいへんたいへん助かります。

 さて、太一のエスクードサンドで終わった先週のジャンプ。
 太一脱出劇、ときめきイリュージョン! が始まるかと思ったら、開幕1pで太一はお空の星に……。

 まースナイパーの太一があの状況から逆転できるはずないですねー。
 手が使えない状態で拘束されたので、銃を持つことさえできなかったはず。
 ううむ、そうするとシューター結構強いですね。

 アタッカーもガンナーもスナイパーも、拘束されたり、手足が切られたらアウトですけど、シューターは手足を切られても大丈夫なんですから。


・2-1でも押してるカゲ
 カゲ、強い強い。
 ユーマ+ヒュースで、しかも深手を負っているのに、連携攻撃をしのぎましたよ。
 しかもユーマの片腕を切り落としてるし。
 サイドエフェクトすごい。

 それと、来馬隊のちょっかいを防止して、かつ分断を一動作で済ませたエスクード、超使えますね!
 消費トリオンが激しいのを除けば、すごく使えると思うけどなー。

 思い通りに壁がにゅにゅっと出て来て、更にそれをシールドがわりの防御にも使えて、好きに敵を分断できるし敵を攻めている間、他の敵の横やりを防ぐこともできる。
 こんな使えるトリガーが使われてないってことは、よほど消費量が多いのかな?

 ヒュースはぽんぽこ使ってますが、ヒュースのトリオン量は18。ボーダーのなかで、金の雛鳥を除けばいちばん高いです。
 ボーダー随一の二宮より、ずっと高いんですよ。
 ちなみにオサムのトリオンは2……。

 ……えー、オサム、君はつかっちゃいけないぞぜったいだ!

・ユーマ、つよい!
 ヒュースのエスクードでぐるりと逃げ場を奪い、鮮やかにゾエさんを首ちょんぱ。
 いい連携でした、ごちそうさま。

 しかし閉じ込められたとわかったときのゾエさんはどうして二本目の重銃を……と思ったらああ!
 あれでメテオラ出したのか!
 あーなるほど、重くて取り回しが手間かかる銃をなんであの状況で生成するの?と思ったら、メテオラで壁破壊用か。

 これで玉狛2点目。
 影浦隊は、残り絵馬のみ。絵馬は上に向けて狙撃を図る。
 東隊は、その「浮いた」コマの絵馬を獲ろうと忍び寄る。
 来馬隊は、ユーマ+ヒュースのコンビと正面から対峙中。

 あーつづきが楽しみ!
 来月なのはきついですが、二年も待った事を考えれば、来月になったら読めるのは、じゅうぶんしあわせです。

【ワートリ感想】169話「玉狛第二22」~太一、エスクードで捕獲される

ネタバレ注意! ワールドトリガーの感想です。

<あらすじ>
 鈴鳴第一vs影浦隊vs東隊vs玉狛!
 鈴鳴第一がスイッチをオンオフしまくって影浦に手痛い一撃を食らわせるも、他の隊がそれを黙ってみているはずがない。
 反撃の狙撃はあらかじめそれを予期していたエスクードで防がれるが、玉狛第二の両エースが太一を捕獲!

<感想>
 やーっぱり根に持っていたんですね、エスクードサンド!
 ヒュースはこれで迅に宙づりになってましたもんね。
 私はワートリのこういうところが好きです。

 キャラクターがちゃんと生きている。ごくしぜんに、誰も彼もが「自分にとって効果的だった方法は、相手にとっても効果的だろう」と考えるんですよ。
 自分がイヤだったから、相手もイヤだろう。
 みんな生きてる人間で、それぞれ自分のアタマで考えているから、自然とそういう発想になります。

 普通の考え方のはずなんですが、そういう普通さがない物語が最近多くて……。
 なぜか自分から自分の能力の弱点をべらべらしゃべったり、頭ぷっつんしてたり、自分で自分の墓穴を掘りまくったりするんですよね。

 さて、話を元に戻します。

・影浦のサイドエフェクト大活躍!
 光、闇、光、と交互に切り替える中、サイドエフェクトだよりで鋼の刃をかわすカゲ。
 やっぱり照明のオンオフは接近戦の方が影響大ですね。
 射撃戦の方は多少目がくらんでも数こそ力で弾幕ばらまけばオペレーターが対応するまでの数舜を稼ぐのは余裕だけど、接近戦で数舜動きが止まったら致命的だもんなあ。

 うんうん、カゲにサイドエフェクトがなければ五回は死んでましたね。

・修も逃げ切ったね
 よかったよかった。
 仕掛けのおかげでピンチになりましたが、仕掛けのおかげで逃走成功。

 宇佐美おねーさんのサポートナイス。
 さて、今回も修の悪知恵を楽しみにしているのですが、ワイヤー陣は仕掛けないっていうし……。
 ……。
 どうするんだろ?

 想像してみましたが、修=お邪魔虫要員でデパフ要員でかつ他の隊にとってのボーナスキャラというイメージしかない……。
 え、ええと。

 よし、想像します!
 前回いい感じだった千佳とふたりでのコンビバトルを狙う、というのはどうでしょうか。

 千佳シールドは、なんとこれまで破られたことが一度もないという堅牢さ!
 攻撃できないけど鉄壁の千佳シールド&攻撃できないけど回避不可能の鉛弾追尾弾。
 この二つで防御をかため、デパフをかける。
 そして修がトドメ!
 これでどうでしょう!

 今週も安定の面白さ。
 でも、悲しいことにジャンプで読めるのは今回まで。
 次回からは月刊SQに移動です。

・次回からは月刊SQですよ! お間違えなく!
 12/4発売です。
 コミックス19巻も同時発売です。
 月刊ですが、よかったよかった。
 
 放置プレイ期間が長すぎて、ねえ。
 あのまま再開されないのかと、本気で苦しんだ日々にくらべれば月に一度でも会えるだけ幸せです。

 葦原先生、首にお気を付けて、無理なさらず執筆お願いいたします。

 ――で、ピンバッジが抽選でもらえるみたいなんですが。

 私は本は紙の方が好きなんですが、ジャンプがあまりにかさばるので、ジャンプはデジタル版に鞍替えしております。
 ……だ、だって広くない部屋のかなりの面積をジャンプが占めるんですもん……。
 おまけにちょっと読み返すときもついつい他の連載をついで読みしちゃって……。
 まあおかげでワールドトリガーを発見できたんですが。

 話を本題に戻しますと、このピンバッジ企画、紙オンリーで電子書籍はのけものってことにならないでしょうか?
 それが心配です。
 SQもかさばるので、電子書籍版を買うつもりだったんですが……。

 お願いしますよ、ジャンプ編集部!
 電子版も紙の本とほぼ同じ値段を取っているんですから(なんとたったの20円差!)、どうかのけものにしないでください。

【ワートリ感想】168話「鈴鳴第一3」~ショッピングモールで暗闇バトル!

ネタバレ注意! ワールドトリガーの感想です。

<あらすじ>
 鈴鳴第一vs影浦隊vs東隊vs玉狛!
 ランク戦、いよいよ盛り上がってまいりました。
 鈴鳴第一の奇策の暗闇トラップが炸裂。
 ユズルの狙撃に修は右腕をふっとばされる。
 さてはて暗闇トラップの効果のほどは、以下次号!

<感想>
 しみじみワートリ読める幸せをかみしめている管理人です。

 ワールドトリガー復活してよかったよう。
 嬉しいよう。
 毎週のジャンプでハンタとワートリがやっている……なんていう極楽極楽。
 ――ま、来週までだけどね!!!


 さて今週も全ページがっちりランク戦。
 本番やれよ、という声もあってそれはそうだろうと思うのですが、私はランク戦大好き! なので、何も不満はございません。ごめんね。

 黒い弧月、先週はなんだろと思いましたが、理由が出てきましたねー。
 暗闇中でも光を消すためだったんですね。
 鉛弾を組み合わせたやつで、この弧月を防御したら鉛弾ができるのかとヒヤヒヤしました。

 アタッカーは何はともあれ武器を抜かないと話になりませんが、抜くと光ってしまいます。
 でも、黒い弧月なら大丈夫なんじゃないかな?

 他のアタッカー二名、コアラと奥寺も素早く弧月を鞘に納刀。
 しかし当然ながら、弧月は鞘にしまっている状態では攻撃力ありません。棒切れ状態です。
 居合い? いや、いきなりで居合いができるほど甘くありませんて。
 攻撃するために抜いた瞬間に狙撃がきます。ユズルの存在がいい感じに重しになってますねー。


・武器のキラキラ度
 銃はだいじょうぶ、でも発射直前、銃口は光る。
 シューターの発射直前のトリオンキューブは……光りそうですね。
 たぶんスコーピオンも光るんだろうなあ。

 でも、自分より格上かつ自分を狩りにきていた敵と四つ巴で逃走を続けていた修としては、暗闇はラッキーじゃないかな?
 この闇にうまくまぎれることさえできれば、逃げることも難しくないでしょう。
 オペレーターが視界に地図を浮かばせてくれれば、暗闇でも動けるでしょうし。

 ・暗闇さくせん!
 単純だけど効果的、それが暗闇作戦!
 大好きですか、と聞かれたら、大好きです。

 こういう奇襲作戦は基本的に仕掛けた側が圧倒的有利。
 鈴鳴第一のメインのふたり、鋼と来馬先輩はどうしてるかな?
 カゲとゾエさんを奇襲でさくっと片づけてるかな。
 それともその前に影浦隊は撤収してるかな。この2vs2の戦いがどうなったのか、来週が楽しみ!

 スイッチオンとオフを繰り返せば、鈴鳴第一は相当やばい敵になりますね。
 暗闇に慣れた頃またオン!
 明かりのある戦闘が続いて、鈴鳴第一の任意のタイミングでまたオフ!

 あー厄介やっかいw。
 でも、おかげで優先的撃破目標になって、グラスホッパーで自在に階を行き来できてかつ射程の広いユーマか東さんにあっさり狙撃されそうな気も……。


 ・なんでコアラを助けたの?
 敵をかばえるほど修は強くないと思うんだけどなあ。

 えーと、これを残酷な言葉で言うと、
 二宮がやるのはいいけど、修は弱いからダメ
 です。

 点にこだわるのは悪いことじゃないですが、修、アナタは敵をかばえるほど強くないのよ、と言いたくなりました。
 自分で自分の墓穴を掘ってるようにしか見えません。
 コアラよりずっと弱いくせになあ。そのうちかばったコアラに殺されるんじゃないかな?
 ――なんだか字面が非常に悪いですが、コアラは何も悪くないですよ! 修が悪いだけで、コアラはふつうに模擬戦やってるだけですから!

 それでは戻って来てくれてほんと嬉しいワールドトリガー。
 来週でおわりのワールドトリガー。
 その後はSQに移籍のワールドトリガー。
 コミックの最新刊が12/3発売です!

ハンター389話「呪詛」感想

<あらすじ>
 第九王子の能力について、考察をすすめる第一王子陣営。
 第二王子の陣営についても判明。なんと全員が念能力者。しかも呪殺特化。
 一方、第九王子は第一王子の画策によってしばし司法省に隔離される。


<感想>
 登場人物たち全員がそれぞれ頭を使って自陣に有利に画策してますねー。
 ただそれだけに圧倒的な文章量。
 私はこういうの好きですが、他の人たちは辟易としないか、それが心配でなりません。

 ハンターが人気急落したら、行状も悪いんで即打ち切りコースです。
 冨樫先生が休載やらワガママを許されている理由って、煎じ詰めて言えば「人気があるから」に尽きますもん。

 私はすごく面白く読んでいるので、打ち切りはゼッタイ嫌です。今回とか先週の文章量には作品とは別の部分で心配です。
 ど、どうかアンケートが良いといいなあ。

 そして、第一王子の兵隊長がなかなかの知性派ですね。
 「強力な能力なら使わせなきゃいい」という判断でもって第九王子の拘束を完了。
 更に念獣の能力についても的を射てます。
 あの推理にはブラボーと言いたくなりました。そのとおり、念獣は念獣や王子を殺せないのですよ。
 答えをただ与えられた読者とちがい、ノーヒントの状態からそれを導き出したのはすごい。


・第二王子のハンター警護者は?
 今回、秘密のベールに包まれていた第二王子の私設兵が明らかになりました。
 ただ、そのほかにハンターがいるはずなんですよね。

 従属が15人のルールで、裏道としてハンター準協会員という資格で従属の人数を増やせる今回のバトル。
 例外は第一王子と第六王子っていってましたから、第二王子にもハンター準協会員の警護者がいるはずなんですが、今回は出てきてないですね。

・なんでカミーラは単身突進したの?
 今回判明したカミーラの私設兵の能力は強力。
 長い時間がかかるうえに相手の防御次第で防がれるうえに一人につき一人の命が必要というたいへん厳しい制約はありますが、たいへん強力です。

 なのになぜ単身でボスが自ら鉄砲玉になったのか…………えーと。
 ……えーと。
 …………どうしよう、単にばかだから、という可能性を排除できない。

 「ふふふ、馬鹿め、強力な仲間がいるにもかかわらず一人で特攻したそいつは俺たちの総大将だ」というドリフスターズばりの台詞が脳裏に浮かびました。
 
赤ん坊を平気で殺そうとする連中ばっかだな
 それにしても、そろいもそろって赤ん坊に殺意をいだく異常者ばっかりですかい。
 不可持民がカミーラに絶対的な忠誠を誓うのはわかります。
 こういう被差別階級への差別って、撲滅するのがすごく難しいです。いまだにインドでは公然と差別が残ってます。

 現代日本においても部落差別が生き残ってますからね……。
 そういう部落がない地域で育った私は、ネット上で不思議とえらそーに「あいつは部落の出だ」とか偉そうに言うコメントを見るたび、「馬鹿かこいつ」と心底思います。
 しかも、なんかすごい誇らしげに言うんですよね……。何言ってんだこいつ、自分が物凄く恥ずかしいこと書いてる自覚ないのかって思うんですが、ああ、自覚あったら書けるわけないですね。

 しかし、カミーラに忠誠を誓うのは当然として、それはともかく、赤ん坊の写真を持ち歩いて毎日毎日見て呪い殺そうとしてるわけでしょ?
 ……赤ん坊にそれだけの殺意を継続的に向けられるのは一体どういう精神だろう……。

 第三王子は赤ん坊を殺すことに否定的です。
 そして、ハルケンブルグ王子もわりとまともな考え方です。
 でも、継承戦への積極的参加を決意しちゃったからなあ。
 継承戦に参加するってことは、最終的には赤ん坊の妹を殺さなきゃいけないってことですが、モモゼひとりの死であれだけダメージ受けていた王子ができるとは思えません。
 たぶんそれについては「考えないようにしてる」が正しいでしょう。

 だって、赤ん坊です。十四番目です。
 死にやすいです。
 自分が殺す前に他の王子が殺してくれると思っている、というのが本音で、自分がその子を殺すことは考えるまいとしているのでしょう。
 逃げの思考ではありますが、それを責めるべきとは思いません。
 そりゃそうですよね。育児疲れの母親の衝動的な殺意ならともかく、マトモで冷静な頭で赤ん坊に殺意を向ける自分なんてものを客観的に考えたら、思考停止しちゃいますよ。

・第十四王子の身に危険が
 ついに十四王子を殺しにやってきた刺客。
 第一王子の私設兵以来ですね。
 やっと赤ん坊の王子の霊獣が明らかになりそう。
 これで、霊獣の能力が未知数なのは第三王子、第四王子、第十四王子。
 十三王子の霊獣は、たぶん異空間への隔離でしょう。

 ……ハルケンブルグ王子の矢の能力は、王子自身の念能力か、念獣の能力かどっちかなのか不明。
 発動時の描写にハッキリと王子の能力、って書かれているんですが、今回第一王子の兵隊長が「乗船前、念能力は身に着けていない」って言ってるからなあ。
 第九王子は、少しも修行をせずに霊獣のサポートで念能力を身につけたのでしょうか?
 だとしたらあまりにも重すぎる制約があります。「王子を直接攻撃できない」。

 修行期間0で超強力な能力を手に入れたことへの相応のペナルティと考えれば確かに天秤はつりあいますが、王子たちには無力となれば、ハルケンブルグは王子本体を殺せる能力を急いで身につけないといけませんね。
 あ、強力な銃を持てば解決か。

 それでは来週もやってくれますように。

ハンターハンター388話「思案」感想

<あらすじ>
 念能力のバーゲンセール。
 クラピカの能力によって、講習会の参加者はつぎつぎに念能力を身に着けていく。
 しかし、当然第一王子はそれを危険視しはじめる……。


<感想>
 先週は、体調不良がピークに達していて感想書けませんでした。すみません。
 あと、正直に白状しますと、王子の念能力が理解に苦しんだってこともあります。

 変態王子の能力って、理解が難しいです……。
 ええと、予知夢?
 本来あるべき十秒間を、先取りして眺めて、かつ、変態王子以外の人間の目には「本来あるべき十秒間」が見えている。
 その十秒間の間、王子は自由に移動ができるし行動もできる。でも、王子以外の人間は、王子が予知夢で見た行動以外はできなくなる……ってことでいいの?

 あ、これ強いや。(確信)

 でもさ、言っていい?
 マジでさ、うん、
 これ、反則じゃね?

 念能力は絶の間は出せない、っていうのがルールじゃなかったの?
 ガソリンがない車が動かないように。
 エネルギーがなければどんな機械も動かないように。
 念能力って、絶の間は出せないっていうのが法則じゃなかったの?

 死者復活までやっちゃった冨樫先生がいまさらその程度のルール違反を気にするとも思えませんが……えーい、やっちゃった感が大きいよ!

 絶の間は念が使えない。
 それがルールだからこそテータさんも絶を長時間維持して念獣も完全に消えたのを確認した後にやったんでしょうに。

 自分の知識で考えうるかぎり最大の備えをして、完璧に暗殺したというのに、わけわからん能力で全部パー。
 怖いね!

 そして、テータさん、反逆の意志は完全に王子につつぬけ。
 怖いねー。裏切り者として殺されそうですわ。いや殺されるのはまだいい。ありとあらゆる拷問の末に殺されるよりひどいめにあわされそうです……。

 さて今週の感想に戻ります。
 今週も面白かったです。
 私はこれまで、こうして多人数で同時にわきゃわきゃやっているのって理解が難しいのであまり好きではなかったのですが……、冨樫先生の場合は理解できるようきっちり書いてくれるおかげか、面白いんですよ。

 クラピカの能力で今後念能力者のバーゲンセールが確定した今回。
 第一王子は十四王子……というよりクラピカの殺害を企図して殺害の優先順位一位か二位を争いそうです。
 そこまで警戒する理由も論理的で納得いく理由です。
 放っておいたらどんどこ促成念能力者が生産されるから。
 そして「なんでもあり」の念能力の世界では、能力次第で初心者も熟達者の脅威となりうるから。

 うんそうだよねー。
 「王子を守る」という目的意識が明快な念能力者の群れ。しかも能力はまだ決めていない。
 それはつまり、どんな能力もこれから作れるということ。
 怖い、やばいわー。

 その対抗は第九王子。
 集団で一人を攻撃、確殺のかわりに味方もその都度一人減る能力。
 ハイリスクハイリターンの典型ですな。

 狙われたら終わり、の強力な能力なだけに、優先して殺そうとする可能性は高し。

 能力を良く知ればいくらでも防ぎようがあるのですが(一発撃つごとに一人死ぬ、つまりベンジャミンはずっと奥に引きこもり、前に人の防壁をつくればベンジャミンにたどり着く前に残弾0でゲームオーバー)、もちろん敵はそんな条件知りません。
 第九王子ももちろんそんな弱点を自分からぺらぺら喋りません。
 能力を知ろうとすれば、現在12人まで減った第一王子の私兵は更に減るでしょう。

・次の標的は……第五王子!?
 これまでイマイチ影が薄かった第5王子。
 ベンジャミンの次の標的は自分だと、戦慄しながらも冷静に戦況を分析しています。
 ですが、第一王子の兵は、優先度が上の第九王子の方に行きそう。

 念能力者の天敵を生み出す能力を持つリハンですが、発動条件は極めて厳しい。
 他人からの情報ではなく自分で相手の能力を推測し、当てなければならない。
 当然、念能力者に近づかなければならないわけで、その推測の過程で、危険を犯さなければならない。もちろん死んだらパー。

 リハンの能力は、概念上はどんな能力にも対抗できます。
 ……まあ、シンプルな強化系の能力には無力っぽいですが……。
 うーん……。
 使い様によってはすべての念能力の天敵になれる能力の制約が相応になるのは仕方ないですが、使い方が難しいなあ……。

 というわけで、今週も面白かったです。
 来週も冨樫先生がやってくれますように。
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