あかね雲

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miko151013

Author:miko151013
杉浦明日美です。
主に小説をだらだらと書いています。

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ハンターハンター380話「警報」感想

 冨樫先生は次週から休載です。
 予期していた事ですが、残念です。でもいつかまたきっと再開して下さるよう祈っています。

<あらすじ>
 十二支の牛さんが、下層階で暗躍する殺人鬼を捕えるため、大活躍。
 その途中で旅団が船に乗船していることを知る。
 そしてただでさえ容量いっぱいのクラピカにこの情報を伝えるべきか迷う。
 そんな中、フウゲツ王子が下層階にて牛さんに見つかって……!?


<感想>
 そういえば、フウゲツ王子も空間移動系能力者でしたね。
 下層階にいるってことは、その能力を使ったのでしょう。
 でもホントに危ない橋を渡りましたねー。

 顔見ただけで下っ端の兵士でも気づいたってことは、王族はそれなりに顔が売れているのでしょう。
 今のイギリス王室みたいに、テレビでも毎日取り上げられている国民全員のアイドル的な存在?
 うわ、そんな人が無防備に護衛もつけずに下層階に降りて来ちゃだめだって。

 逃げたいって気持ちは当然だけど、下層階はヤクザの吹き溜まり。
 しかも、今や「王子を殺せばレベルが50アップする」能力者が跋扈してるんですぜ。
 うーん、王子一人殺すのと五十人殺すのとが等価かー。
 護衛もないんじゃ、それこそネギしょったカモが来た、としか見えないような……。

・クラピカに教えるべき?
 う、うーん……。
 これは迷う二択です。

 だっていま、クラピカは王妃と王子の護衛でもういっぱいいっぱいでしょ。
 十三人もいる(一人脱落)王子たちが講習会に来たり講習会をワヤにしようとしたりこっそり暗殺しようとしたり自分の信奉者を作ろうとしてるわけでしょ。

 旅団を見つけても、倒しに行ける状況ではないよね。
 そもそも空間移動系能力を持たないクラピカは、下層階に単独では移動できませんし。

 かといって、旅団の目的がクラピカへの復讐だとしたらそれはそれで隠しておくのは危険です。
 念能力はたいていが初見殺し。
 不意打ちくらったらアウトの能力が多いので、警戒しておいたほうがいい……とはいえ、今現在すでに護衛のために警戒しまくっているから言わなくても同じか。

 というわけで、来週から休載になったハンターハンター。
 なんとか今回の感想を一週の抜けもなく続けられてよかったです。
 感想のコーナーで体調がーとやっても読む人にとってみればうざいだけでしょう。
 ハンター感想を読みに来たんであって愚痴なんて聞きたくないよ、とか思われそうなので書きませんでしたが、騙しだまし書いていました。 
 終わってちょっとほっとしております。

 それでは、ハンターが再開してくれますように。
 そして、ワールドトリガーが連載再開してくれますように。
 心からお祈りしています。

ハンターハンター379話「共闘」感想

<あらすじ>
 倉庫にて、結局下手人を捕えることなく終わった旅団たち。
 一方、エイ=イ家の「人を殺せば殺すほど強くなる」能力者は空間移動系能力者。
 倉庫番を殺されたシャ=ア家は旅団に共闘を申し込むが……?

<感想>
 空間移動系能力者、強い!

 正直に告白します。
 ハンターで出てきた空間移動系能力者といえばノヴですが、私、彼の能力の説明がいまだに理解できておりません!(爆)

 いや、よくわからなくて。
 え? え? こういう意味? で、こういう理解であっているの……かな?
 という感じで。まさか冨樫先生に聞くわけにもいかないので、中途半端な理解のまま、「よくわからんけど瞬間移動能力的なことができる能力」という理解です。
 理解できている方、解説ぷりーず。

 そして、今回やっと出てきた二人目の空間移動系能力者。
 ノヴさんの轍は踏むまいと思ったのか、実にシンプルで読者としても有難い限り。

 彼の能力をまとめますと、
 ・能力発動時は密室でないとだめ
 ・密室の壁からどこにでも行ける。ただし、行ったことのある場所だけ。
 ・スタート時の密室が開けられると、能力は強制終了。また、もうその部屋で二度と能力発動はできない。

 付属して、これは術者の心理的な制約として
 ・たぶん船の外にも行けるけど、行ったら能力がリセットされる危険があるから自粛。
 があります。

 うん、強くて便利。
 制約もほぼ無きに等しいです。
 個室が破られたらその部屋で能力を使えないといっても、最低でもトイレの個数ぶん密室がありますから、意味なし。

 味方にできたら超つよい&超便利な能力者ですが、立場的にもまずクラピカとの共闘は無理でしょうね。
 そもそもコヤツが二層まで上がってこれるとはとても思えない……。
 能力的にはハナマルですが、人格的にはバッテンなんですよね。

 ――ということは、答えはひとつ。
 毎回外れる予想を大真面目に言っている管理人ですが、今回もぶちあげましょう。

 この能力者ルイーニーは、死なない程度にぼっこぼこにされて、能力だけ団長に奪われるにちがいない!と。
 いやー、能力ステキで人格ダメ、魅力もないキャラなんて、旅団の頭に能力を奪われるために出てきたとしか思えないです。

 そうすれば階層同士の移動もお茶の子さいさい、旅団がこの能力を手に入れれば二層にも簡単に入れそうですしね。

・旅団はシャ=ア家と組むかな?
 先々週の食堂のガンのつけあい合戦で、意外にも「他人に譲る」ということができると判明した旅団。
 そして共闘ですが……、無理じゃないかな?

 情報の渡し合い、ということなら今もやっていることなのでできるでしょうが、このルイーニーを共同で捕獲、殺害はできるとは思えません。
 どうも旅団って他人と仲良く一つの獲物を争うことができないイキモノに見えるんですよ。勝手な感想ですが。
 だから共闘といっても、情報の融通がいいところじゃないかな?

 それでは、来週も冨樫先生が掲載してくれますように。
 そして、ワールドトリガーが早く復帰してくださいますように!!

ハンターハンター378話「均衡」感想

<あらすじ>
 ヒソカさがしをちゃくちゃくと進める旅団。
 そして、それぞれの武器を入手するために倉庫に足を向けたノブナガ、フェイタン、フィンクス。
 倉庫で突然案内人が殺され……!?

<感想>
 オイト王妃、悪くないじゃん。

 今回出てきた二線級の説明でこう思いました。
 彼女、国王との正式な結婚を強く望んだ結果、継承戦に巻き込まれることになってすんげー後悔してたでしょ?

 でも、国王との正式な結婚をしなかったら生まれてきたワブル王子は生まれてすぐに顔をカミソリでざっくり割かれていたわけで……。
 そして、今回みたいな「兄弟同士で殺し合え」っていうのは毎回の恒例行事じゃありません。
 少なくとも周知の事実ではありません。
 根拠。十四王子の警護人(死去)が言っていた言葉。

 周知の事実なら、周辺の側用人が「単なる脅しだとおもった」なんていうはずないです。
 使用人っていうのはそういう噂においていちばん詳しいもんですから。
 神戸製鋼の不祥事でも現場では「みんな知っているコト」だったでしょ? そういうもんです。内部の人間が一番よく知っている。
 まして、「毎回兄弟同士が殺し合っている」なんてこと、隠そうとしても隠せるもんじゃありません。
 逆に言えば内部の人間がなんにも知らなかった以上、継承戦は今回はじめてもしくは極めてまれなんですよ。

 ということは、ですよ。
 オイト王妃の前に見えていた選択肢っていうのは、
 1 妾として、生まれた子どもに一生消えない傷をつけられることを甘受するか。
 2 正妻となり、最下位なので苦労は色々あるだろうけど、子どもを五体満足に産める地位になるか。

 という二択だったのです。その時点では。継承戦やるなんて誰も知らなかった当時は。
 そして、この二択なら、それは普通の女なら正妻になるよ!

 自分の赤ん坊の顔にざっくりカミソリで消えない傷をつけられるなんて冗談じゃない。
 後出しじゃんけんみたいに継承戦開始されたからこそ後悔てんこもりですが、オイト王妃……貴方の状況なら普通の女は正妻になりますよ。
 自分の子どもが二線級になってもいいっていう母親はまずいないと思うので、今回出てきた彼らの母は、何らかの事情で正妻になれなかったんでしょう。
 たとえばさほど国王に気に入られてなかったとか、遊びのつもりで手を出しただけだ、とかね。

 オイト王妃……、貴方は何も悪くありません。


・国王の異母兄弟やら、王子の異母兄弟やら。
 新たな登場人物がうじょうじょ。
 ヤクザの親分が揃って王族か。いや、婚外子だからカキン国では王族のくくりにはないのか。

 国王が意識してヤクザの娘を妾にしたのか、あるいは婚外子の子どもを陰から支援して闇の世界でのし上がらせたのか。
 ヤクザの娘じゃ、さすがに正妻にはできなかっただろうしなー。
 
 そして、ヤクザの中にヘンな能力もちが一名いますね。
 この能力、強力なようでそうでもないっすね。
 今のところ、「手下の反乱を防ぐオプション」が何一つ出てきてません。

 「手下をどんどこ強くする能力」は、諸刃の剣。
 その手下が自分を裏切ったらどうするつもりなんだろう? まあ生存欲求が薄そうなのでどうでもいいと思っていそうですが。

・優先順位
 ノブナガ、間違ってないと思うんだけどなあ?
 ノブナガの円から一瞬で消えて死体で現れたあたり、念能力者の仕業であることは明らか。

 で、念能力者にやられた死体は、その念能力の情報のカタマリです。
 ヒソカを警戒している今ならなおさら、相手がヒソカである可能性を念頭に入れて、死体を調べるべきだろうと思うんですけどねえ。

 たとえば、コインの念能力者なら死体の中にコインが埋まってるでしょう。で、武器がコインだとわかります。
 で、ハチの巣状にコインの穴ができていたら、それで相手が「コインを連射する能力」だとわかりますよね。

 だから死体を少しでも観察するのは大事な事だと思うですが……ガン無視っすね、旅団たち……。
 
 まさかノブナガも心配して案内役を見に行こうとしたんじゃないだろうし、情報収集のために見に行こうとするのは正しいと思うんですけどねえ。
 え? 心配してたの? ……ごめんなさい。

 それでは来週もお会いできることを願っています。
 そして、ワールドトリガーの休載が早いとこ終わってお会いできることを、心より心よりお祈りしています。
 ま、まだ目次に「今週のワールドトリガーは休載します」がありましたから!

ハンターハンター377話「画策」感想

<あらすじ>
 カチョウ王子は脱出の準備を着々と進める。
 そして、幻影旅団はヒソカ狩りの準備をし始める。
 イルミもまた、ヒソカ本人からヒソカを狩れという依頼を受けて乗船。旅団の一員となっていた。

<感想>
 今週は物語をタタミに来ている印象が強いですね。
 特に幻影旅団の中にイルミがいて、ヒソカ狩りの依頼を受けているっていうのが大きいかな。

 え-と思ってしまったんですね。
 強い敵が好きな殺人マニアのヒソカのこと、いかにもありえそう……とは思えませんでした。この依頼。

 それならずっと前、それこそ出会った時からやってるはずだし。
 イルミとヒソカの、お互いの実力を認め合いつつ協力しあうっていう関係がわりといい感じだったのに、急に壊しに来たのは何故かな、と。
 あとイルミもイルミで、あの状況で「リスクなしドラゴンボール」のキルアをほっぽいて、最低でも数か月は戻れない船に乗船するっていうのがどうにもわからない。

 でもこのキーワードがあれば、違和感がすんなり解消されるんです。
 ――ヒソカの寿命はあとすこし。

 それならヒソカがヒソカ狩りをイルミに依頼するのもわかるし、イルミもキルアをしばらく放置して船に乗船するのもわかるというものです。
 更に、そこにクラピカがいる意味も。

 現在までの幻影旅団の状況としては、まず
 1 ボスの解呪のためにグリードアイランドで活動し、
 2 ヒソカの助力でそれが叶ったらボスの依頼の報酬としてヒソカとの追いかけっこをする。
 3 準備を終わらせて闘技場で準備万端ヒソカを狩る。
 4 ヒソカを狩ったと思ったら生きていて、船内でヒソカvs幻影旅団を繰り広げている最中

 なわけで。
 たぶん、旅団が船に乗ったのはお宝があるっていうこととプラス、クラピカもまた乗っているっていうのがあると思うんですよ。

 旅団から見れば、まっさきで始末すべき敵ですもんね。
 ウボーとパクノダの仇。団長に念の鎖をつけ、自分たちを不倶戴天の敵として恨み呪っている敵。
 今はそれ以上に優先すべき敵がいるから放置されていますが、逆に言えば、ヒマができたらすぐにクラピカに行くでしょう。
 ってわけで、がんばれ、ヒソカ。

 そしてカチョウ王子は予想通りにツンケンした態度は妹のためと判明。
 いい子だなー。頑張って脱出してほしいものです。

 以上。
 今週は話に動きがありませんでしたので、こんなところ。

ハンターハンター376話「決意」感想

<あらすじ>
 第九王子(ハルケンブルグ王子)は、父に手紙を渡そうとするものの、警備の壁に阻まれて手紙を託すにとどまる。
 一方、クラピカの講習会ではまたも死者が。今回は第四王子の私設兵ミュハン。
 そのせいで講習会が流れかけるが、ベレレインテの発言で「講習したいものは残り、そうでない者は去れ」に変わる。
 第三王子の能力はいまだ不明。
 カチョウ王子についているセンリツは、モスキート音でカチョウ王子とコンタクトすることに成功。
 それぞれの王子が、懸命に生き残ろうとしている。
 そして、第四王子は特質系と判明。


<感想>
 第三王子の感想にはまったく同感。
 コインが何らかの触媒になり、何らかの条件を満たせば何らかの能力が発動する模様……って何もわからんと同意義だな!

 なんとなく遊戯王に通じるニオイがする……。
 ポーカーとかと同じで、コインで役を作るとその役の能力が発動する、という。ファイナルファンタジーのギャンブラーの能力と同じやつ。
 でもそれはホントに何もわからないってこと。
 役を作るにはどうすればいいのか、その役にどんな効果があるのか、何もわからないんじゃ今のところはどうしようもない。

 でも、フウゲツ王子の能力が思い出の遊具で具現化したように、第三王子の能力も本人の思い出からできている可能性が高い。
 たとえば子どもの頃、こういうコインで遊んだことがあるとかね。
 
 そして、カチョウ王子は一生懸命頭を廻して生き残りを図っています。
 うん、私はこういう「弱者の弱者なりの賢明な抵抗」が大好きです。
 弱いからってそれは無力という意味ではありません。弱いからこそ強者の油断を突くチャンスを手にしているということでもあるのです。

 第四王子は特質系。
 予想通りですね。テータさん、念を習得したら真っ先に殺されそう……。
 けっこう好きなキャラなので、できれば生き残って欲しいのですが……でもそういう助命嘆願をことごとく踏み躙ってきた冨樫先生だからなあ。

 というわけで、今週もほとんど動きはなかったのですが、それでも面白かったです。
 面白いんだよなあ……。話は進んでないのに、十三人いる王子がそれぞれ懸命に自分なりに一生懸命生きようとしている描写だけで充分面白い。
 最初十四人も出てきたときには覚えられないかと思いましたが、今やほとんどの王子がキャラ立ちしているというこの圧倒的キャラ立て力。
 ヘンに変人奇人にしなくても十分ひとりの人間としてキャラが立っているんですから、冨樫先生の創作力には脱帽です。
 それでは来週もやってくださいますように。
 そして、早くワールドトリガーが再開してくださいますように心から祈っています。


 余談ですが、この間、初めてのクラウドファンディングをやってみました。
 とはいっても、募集をつのる主催者の方ではなく、それにお金を投じる参加者の方ですが。
 LUWONという、私が好きで好きで、でも、打ち切りになってしまった漫画がありまして。
 ずーーーっと続きを待っていたんですが、再開の気配なく幾星霜……。

 しかし、この間ふと検索してみたら、なんと。
 クラウドファンディングで、作者の方がLUWON完結を目指したプロジェクトを立ち上げているではないですか!

 もう狂喜乱舞して速攻で参加を決めました。
 ふむふむ、支払いはクレジットカードなどいろいろ方法があるのね。
 で、企画が成立しなかったら支払った金額は手数料以外はもどってくるのかー。
 と、初体験なのでいろいろフムフムと頷きつつ参加しました。

 こういうのってすごくいいと思うんですよ。
 打ち切りになってしまった漫画をもう一度再開したい、完結したいと作者さまが思っているとき、こうしてクラウドファンディングでその資金を募るっていうのはすごくすてきな考えだと思います。
 少なくとも私はLUWONが好きなのでこうしてクラウドファンディングで完結の可能性が見えて嬉しかったですし、同じ思いの人は最低でも四十人以上いました。(参加者数)
 これからもこういう一つの流れができるといいですね。

 しかし、このLUWON完結プロジェクト、まだ集まったのは募集金額のうち半分……。
 期限まであとひと月。
 どうか、皆さま。
 とっても面白い漫画です。
 作者さまみずからマンガ図書館ZというところでLUWONを公開していらっしゃいます。こちらです。

 LUWONのストーリーは、
 LUWONというゲームをやった少年が、LUWONの中の魔法を現実世界でも使えるようになってしまう。
 ゲームを進めて多くの魔法を使えるようになれば、現実世界でも同じ魔法が使えるようになる。ルーラから始まり、回復魔法や炎や風など様々な魔法を。
 主人公のクロヤは驚きながらもその力に魅了され、現実世界で起きる様々な出来事を魔法で解決していくが……?
 というもの。
 クロヤがガラスの十代らしいとんがった性格で、私はこの子大好きなんですが、ちょっと好き嫌いのある性格かもしれません。

 でも私は彼の若者らしい不器用な生き方がもう「可愛いなあ!」と思ってしまうんです。
 無料でこちらで読めますので、読んで面白いと思って下さった方、続きを読みたいと思って下さった方、どうか完結のための力をお貸しくださいませ。

ハンターハンター375話「説得」感想

<あらすじ>
 ざざっと6、2、5、7、9王子の念獣の能力説明。
 そして、現在隔離中の十三王子マラヤームの状況が少しずつ明らかに……。

<感想>
 ウェルゲーさん、予想通りいいキャラになりそうでなにより。
 そして、ビスケにホの字?
 でも筋肉に惹かれる気持ちはよくわかりますとも!

 私も筋肉むっきむっきが大好きです。
 ラグビー日本代表の彼らなんてもうもろ好み。
 昔は自分のそういう嗜好について無自覚だったんですが、今はもうすっかり自覚ズミです。
 筋肉きれい。筋肉すてき。

 むっきむきの紳士淑女諸君!
 あなたたちは素敵だぞー!!
 ――閑話休題。
 本題に戻ります。

 ヴェルゲーさんは、やっと念能力のことを信じる第一歩を進みだした様子。
 まあねえ。
 何の証拠も見せずに、超能力が存在するんだ! と言っても信じないのが普通です。
 「超能力が実在する」「しかし証拠はない」「証拠が欲しければ死んでも文句を言えない講習会へ出ろ」というのがヴェルゲさんからみたこれまでの状況だったはず。

 まして、「証拠が欲しければ死ね」だもんなー。
 正確には「証拠が欲しければ死んでも文句言えない講習会に出ろ」ですが、ヴェルゲーさんから見たらそれって死ねって言っているのと同じです。
 常識ある人は、第三王子の警護人のサカタさんみたいに、証拠を見せない限り信じないのが当たり前。
 これでやっとヴェルゲーさんが信じる第一歩になった……のですが。

・ヴェルゲーさん、未知との遭遇……なの?
 ちょい引っかかるのは、ウェルゲさん、念能力に関する心の声が今まで一切出てきてないんですよ。
 先週も今週も。
 口では頑強に詐欺だと主張しているけどね。
 で、まあアレ?と。
 思ってしまいました。

 ビスケについて平然としすぎっていうのもあります。
 もし、ホントに念能力のことを知らないでビスケを見たとしたら、もう少し驚くんじゃないかと。
 なのに、さほど驚かず、むしろ「美しい……!」とビスケに感嘆するほうに意識が向いています。

 考えてみれば、正体を隠すときにことさら無知な人間を装うというのは、昔からの常套手段です。
 彼は、口では「念能力? 手品か詐欺だ!」と言っているけど、ひょっとして彼のそれはポーズで、ほんとうは念能力があるのでは……?

・第一王子の評価が意外と的確。
 今回第一王子はこう評しています。
 
 1014号室の暗殺者。
 1009号室の団結力。
 1004号室のクズ。

 あそういえば、この間ベンジャミン私設兵が暗殺者の正体見破ってましたね。
 当然ながら上司のベンちゃんに報告済みですか。
 だから暗殺者もまじえて「どーれーにしようかな?」と俎上に載せられてますね。

 私としてはとっとと1004号室を処理してほしいところですが、ベンちゃんは待ちですか。
 確かにそれが妥当ではありますが……放っておくとあの快楽殺人者の変態王子が念を習得して強くなりそうでヤだなー。

・つながる電話回線の謎
 空間ごと隔離されていることが確実となった今回ですが、さあ大きな声で言いましょう。
 なんで電話回線つながるのさ!!
 ふう。すっきり。
 ホラー物とかの定番ですが、説明が出てくることは……たぶんないんだろうなあ。


 今週も面白かったです。
 どうか、来週もお姿を拝見できますように。

ハンターハンター374話「能力」感想

<あらすじ>
 ハンゾーが仕え、ハンゾーの本体もある第十三王子の一団から電話が。
 しかし、第十三王子兵隊長ウェルゲーは念能力を頭から疑い、指示に従おうとはしない。
 一方、第十、十一双子王子のもとには魔法のトンネルが……。
 そして、第八王子のサレサレの念獣の能力を推測する第一王子私設兵。
 第三王子の念獣はコインを吐き出し……?


<感想>
 現状説明回プラス少しずつ念獣の能力が出てきましたね。
 そして、ウェルゲーさん。

 やっとまともな思考回路の人間が出てきたか……。

 というのが正直な私の感想です。
 いやもう……自分の目には見えないし他人に聞いても「あんたにゃ見えないよ(意訳)」の超能力なんてものがあるんだよ、なんていう話を何の証拠もなしに、盲目的に信じるコドモ並みに素直なお方ばっかりである方がおかしいよね。

 ウェルゲーさんはいかにも頭の固いかっちんこっちんの悪役のように書かれていますが、いやいや、こっちのほうがまともだって!
 いい年した大人が、「習得しなきゃ見えません」「習得させてあげてもいいけど死人出るよ、そして講習者死亡にこっちは責任とらないよ、習得したかったら死を覚悟しておいで」なんていう超能力が実在しているとすんなり信じたら、そっちの方がはるかに問題。
 ウェルゲーさんの言う通り、「ハンターが口裏合わせて騙してる」と考える方が普通です。

 考えてみて下さい。
 現実で、国会議員を守っているSPの方々が、突然「超能力が実在していて、敵は超能力者なんだ!」と言われたとしたら?
 信じるとは思えません。
 もし万が一信じたら、そのSPは即刻更迭すべきです。

 まして、「超能力が実在していて、敵は超能力者で、だから我々も超能力の攻撃に対して備えなければならない」ということを大真面目に主張する人間がいたら、どうします?
 「こいつ、頭がおかしい」と考えるのがまず最初しょう。
 しかしハンター協会員も同じことを言っているのですから「頭がおかしい」のではないと考えを改め、そのかわり「全員で口裏合わせして騙している」というのがまっとうな思考の流れです。

 というわけで、ウェルゲーさん何も悪くないよね!
 SPなんぞというばりばり堅実な考え方で周囲を警戒して隙を見せちゃいけない職業の人に、「超能力があって~、でも習得してないアンタの目には見えなくて~、習得したかったら死んでも文句いえない講習会を受けろ~」なんて言ったら普通ぶちきれます。

 カチコチ石頭のウェルゲーさんが、念の存在を信じるとしたらただ一つ。
 信じざるを得ない超常現象を見た時、でしょう。

 こういう人は信じるまでは長いですが、信じたらすごく有能で力になってくれるのが定番なので、ウェルゲーさんのこれからに期待しております。

 ・各念獣の能力が、少しずつ明かされて……?

 本当に少しずつですが。

 今のところ確定しているのは
・念獣は寄生型。オーラで動く。絶にするorオーラを大量消費すれば念獣は動かない。
・念獣は宿主の趣味嗜好を強く反映する。
・念獣は念獣を宿した他の宿主を直接攻撃しない。
・念獣は念獣を攻撃しない。
・念獣の宿主は念獣を見ることができない。

 くらい。
 ってことは、念獣を封じるにはクラピカのジャッジメントチェーン……は無理ですね。
 旅団以外を攻撃したら死ぬんだった。
 他に強制的に絶にするには、あの注射器か。
 クラピカ第五の能力。人差し指の力。
 あれで宿主を強制絶にすれば、念獣も姿を見せません。

 注射器で吸い取ったあと、ドルフィンに搭載せずぽいと捨てれば能力を使用しないといけないという縛りもないですしね。

・カチョウ王子
 今回の言葉は本音だろうなあ。
 実の親に兄弟と殺し合えと言われたらどう思うか、って……そりゃあね。
 絶望するだろうなあ。
 これまで兄弟の仲は悪くても、それでも殺し合いまではしてなかった。
 カミーラの性格や、王子たちの教育(自分こそが王になる!)を考えると不思議だけど、実際に殺し合いまではしてなかった。
 なのに、父親が耳を疑う命令を出してしまった。子ども同士での殺し合い。

 この命令、異常、ですからね。
 すんげー異常ですわ。
 最初に殺された護衛も言っていましたが、「まさかそんな異常な命令本気でだすわけない」って思うのが普通。
 だって、舞踏会には外部の人間もたくさんいました。

 彼らはどう思います?
 出席するたび、王子たちが欠けていくんですよ?

 もうすでに一人死にました。
 来週、再来週。
 日を追うごとにどんどん減っていくでしょう。

 出席者に少しでも脳みそがあれば、察しますよ。
 異常な事が起きていると。
 どう考えたって隠し通せるはずがない。
 ムリなんです。
 外国の要人たちに、「自分の子供たちが殺し合いをしている」ってことを隠し通せる状況ではありません。

 そして、これだけの数の要人の口を封じるのはまずもって不可能。
 彼らは帰国後、話すでしょう。
 秘密は秘密ではなくなり、真相は広がっていきます。カキン王国内に。
 そして、人間は突然消えたりしません。
 殺された瞬間にその王子の支持者も消えるのかというとそんなことは絶対ないわけです。

 殺された王子の支持者たちは消えることなく国内にありつづけ、そこに真相が流れたら、支持者たちの胸に湧くのは少なくともプラスの感情ではないですね。彼らは国の不満分子と化します。
 そして、唯一勝ち残った王子への反感は、たやすく殺意へと変化するでしょう。

 ――とまあこういう事が起こるので、おおっぴらに殺し合いをするのは国家の損得考えたら非常に損なのです。
 下手しなくても国が不安定になって揺らぎます。
 暗殺するのならせいぜい一人か二人にして、病死をよそおわないと。
 なのに、父親がそんな異常な許可を出してしまった。

 その事態に、第十王子は頑張って考えたんでしょう。
 どうすれば大事な妹のいのちを守れるか。
 そして出てきた答えは、「自分の護衛をフウゲツにあげる」だったんじゃないかな。
 嫌われる態度をとってさっさと自分が殺されれば、自分の護衛はフウゲツにあげられるもんね。

 カキン王国の王族って、それぞれ結構いい子だなあ。
 今のところ何も美点が出てこない嫌われキャラは、カミーラと第四王子ぐらい。

 第六王子? 私は結構ああいうマイペース能天気キャラが好きです。
 うざいけど他人に危害与えるタイプじゃないでしょ、彼女。


・サレサレ王子の念獣の能力
 こういう広範囲好意拡散能力は能力がバレてなくてかつ時間をかけられる環境にあれば超つよいんですが、能力バレてて時間もあんまりないっていうときは、超びみょう。
 でも、次の舞踏会で世界が変わるって一体何をしでかすつもりなのか……。
 念能力者なのかな?

 それでは今週も面白かったです。
 来週もお会いできますように。 

ハンターハンター373話「継承」感想

<あらすじ>
 カミーラの能力はカウンタータイプ。
 絶命した後、攻撃した者の命でもって蘇生する力。
 カミーラは攻撃してきたベンジャミン配下を殺した後ベンジャミンのもとへ乗り込むが、殺されないまま捕縛される。
 そして、ハンゾー(分身)は、本体と十三王子の姿をもとめ、クラピカに助けを求める!

<感想>
 なるほど。カウンタータイプの中でも究極的な能力ですね。
 しかもこれならオーラの大小関係なし。
 ただし、カウンタータイプの本質的な欠点として、「攻撃されなきゃ何もできない」。

 今回カミーラに殺されたムッセは少なくとも、カミーラの能力の一端をベンジャミンに伝えている模様。
 殺されて発動、という発動条件まで伝わっているかは微妙ですが、
 ムッセが銃を撃ち、それがカミーラに当たり、ムッセの能力の発動条件を満たせる状況にあったにもかかわらずカミーラは無傷、というところまでは伝わっているはず。服に弾痕と血もついてるし。

 ここから「カミーラは攻撃されたあと、攻撃した人間を攻撃し、自分の傷をいやす」能力を持つ、というところまでは伝わっているでしょう。
 「死」を引き金にしている、という部分はなかなか思いつきづらいですが。

 ふつう、人間死んだらそこまでですからねえ……。
 死が軽いわ。

 何だか今回のバトルを見て、遊戯王のバトルを思ってしまいました。
 あれ、色々な発動条件があるので、時として矛盾することがあるんですよ。
 昔からある矛盾の逸話ではないですが、「攻撃が必ず当たる」「攻撃を必ず防ぐ」という能力がぶつかったら、どっちが勝つのかどうやって決めるの?と。

 念能力は何でもアリの世界。
 では、能力同士が真っ向から対立することもあるでしょう。そうしたらどちらが勝つんでしょうね?

 カミーラの能力は死なない限りは無力。
 たぶん自殺では発動しないでしょう。
 それで発動するのなら、ベンジャミンの目の前で自殺すればいいんですから。

 というわけで、彼女の能力の攻略は種がわかってしまえば割と簡単。
 カミーラは現在腕を折られて冷や汗だらだら状態ですが、両手両足の骨を折って毎日なぶりものにして、側に毒薬を置いて自殺すれば楽になれるぞって言えばいいんですよ。

 守護霊獣の力を考慮しなければ、それでカミーラは完了です。


・第一王子の能力
 発動条件は厳しめ。でも効果は絶大。
 コレ、ベンジャミンに忠誠を誓う兵士が死なない限りは、無効だと思います。
 で、ベンジャミンとしては兵士のこと結構可愛がってそう。それに、彼ら自身が生きててくれた方がいいよね。一人のエースより、十五人の兵士の方が強いし。
 というわけでベンジャミンは能力発動のため兵士をわざわざ殺したりはできないでしょう。
 だから発動条件は厳しめ。一人も死ななかった場合は何の意味もない能力。でも効果は絶大と見ました。

 ・ハンゾーの肉体は?
 予想ですが、念獣の中……じゃないかな?
 でもじゃあ電話線が何でつながるのかと言われると謎現象としか言いようがありませんが(笑)。

 今回は、第一と第二王子の能力説明回ですね。
 猪突に進んだカミーラは案の定捕まり、守護霊獣に頼らないと脱出は難しそう。

 それでは今週も面白かったです。
 冨樫先生が次週もやっていてくださいますように。

ハンターハンター372話「消失」感想

 シマノってシマノなの?
 シマヌなの?

 という疑問に頭を悩ませている杉浦です、こんにちは。
 先週、シマノの名前を王妃がシマヌと呼んでいたので、慌ててシマヌと感想の名前を変更したのですが、どうしてこんな思い違いをしたのだろうと彼女が初めてクローズアップされた「三人の王子からの電話の回」を読み返してみました。

 はっはっは。

 ジャンプ34号をお持ちの方はご覧下さい。
 シマノと呼んでいるコマとシマヌと呼んでいるコマ、両方あるよ!
 そりゃ勘違いもするよ!

 で、どっちが本当でしょうねー……。
 コミックスが出ればさすがにどっちかに統一されると思ったら……コミックスでも両方共存していました。

 シマノ? シマヌ?
 ……どっちにしましょうかねー……。
 呼びやすさで言えば、シマノかな。


<あらすじ>
 念能力の講習で、異様な量のオーラを紡ぎ出す第九王子の私設兵ふたり。
 クラピカが怪しんで問い詰めたところ、念能力の素人にして、第九王子ハルケンブルグの念獣によって半覚醒状態にあると知る。
 その情報を要求する第三王子の私設兵サカタ、譲歩する第九私設兵。
 一方、ハンゾーはモモゼ殺害の暗殺犯を特定し、殺害。
 しかし、現在護衛している第十三王子の念獣が異常な行動を起こしはじめ?
 更に、第二王子カミーラがついに動き始める!


<感想>
 前回の襲撃犯は、念開発会講習者の中にいるもよう。
 ちぇ、シマノじゃなかったんですね。

 推理に愛着あったのですが、さすがにあきらめざるを得ません。
 で、前回拘束されたおばさんも念能力者のうちに入るんでしょうか?
 第一王子の私設兵はそう思っているようですが、彼女はただ単に取りつかれているだけなんですが……。

 そして彼女が取りつかれていたということは、暗殺者の第一容疑者は同僚の一緒に講習を受けに来た女性。
 カチョウ王子……あの双子王子の従者のユウリです。
 あるいは王子同士仲がいいことから、フウゲツ王子の従者ふたりもあるかもしれません。

 そして、この襲撃者は明確な「敵」かどうか不明でしたが、今回は敵側に一歩動きました。
 覚えてますか?
 初日、第十四王子の警護人を壊滅状態にした「全身の血を抜き取る念能力者」を。
 傷跡などから、ウッディを殺し警護人たちに多大な被害をもたらしたのは今回の襲撃者と同じ『彼女』でしょう。

 その後駄目押しでモモゼ王子の念獣によって第十四王子警護隊は壊滅状態になり、クラピカとビル以外は殺される(一人は捕縛される)のですが……その先駆けとなったのは間違いなく彼女です。

 とはいえ、別の側面から見れば、「この念能力者が殺したのは第十四王子の敵もしくは敵候補者だけ」という見方もできます。
 ハンター協会員を除けば警護人は全員別の王妃から派遣された見張り役。
 むしろ死んでくれたほうが安全とすらいえます。

 だからシマノじゃないかなと思ったのですが、シマノは念講習会の参加者じゃないので、違うっぽいですね。
 また、第十四王子にとって、今回の講習会は成功すればメリットがありこそすれ、失敗させても何もメリットがありません。
 失敗させようと動いている襲撃者は、敵側に一歩近づいたといえます。

 しかしクラピカがシマノを疑ったのも無理ありません。
 前回五人殺された事件と、今回の事件。両方に共通している人物となると、王妃、第十四王子、ビル、クラピカ、シマノしかいないのです。
 もっともそれは読者目線であって、たとえば隣のフロアにいる十二、十三王子の人員が、たまたま無防備な警護人を見つけて攻撃しただけ……ということもありえますけどね。


・ハルケンブルグ王子の念獣の能力は?
 ハルケンブルグ王子の念獣の能力は、興味深いです。
 どうも操られている本人の同意のもとで一定の条件を満たしたとき、発動する種類のもののようす。
 前回私が「操られているうちに念能力を修行したら本人の自覚なしに念能力者になる」と書きましたが、そんな感じ。

 ちょっと違うのは、「本人の同意を得ることで、少ない消費でたくさんの人間を操れる」ということ。
 だから明確な自分の味方である私設兵オンリーなんですね。

 穏健派と呼ばれているハルケンブルグ王子らしく、念獣の能力もなかなか民主的な能力のもよう。
 護衛としては困った人でもありますけどね。
 護衛たちと自分とで同じリスクを均等に分かち合うって……護衛の命の値段と自分の命の値段を等価としているのは個人的には素晴らしい考え方だと思いますが、護衛としては困ったちゃん間違いなし。
 例えばボディーガードが盾になって王子を逃がそうとしているとき、「彼を見捨てて自分だけ生き残るなんてできない!」とワガママ言って戻る護衛対象は間違いなく最大級の困ったちゃんです。

 人間としては素晴らしいと思いますがねー。
 SPにとってみれば、いちばん困る護衛対象者です。
 命の値段は平等ではないのですよ、残念ながら。
 護衛対象者の責務は、自分のいのちを尊ぶこと。
 それを分かってない人みたいですが……はい、でもその考え方自体は好きです。
 少なくとも護衛の命はゴミ当然、と思っている連中より遥かにましです。

 その点第四王子の能力とかは考えたくもありません。
 冨樫先生がこいつを惨たらしく殺してくれることを心から祈っています。


・カミーラの能力は?
 これまで、念能力講習会にも来ず、念獣について調べることもせず、我関せずの態度を貫いていた第二王子カミーラ。
 これはすでに念について知っているから、とクラピカは見ていますが、さて本当でしょうか?

 開けてびっくり玉手箱。
 何の意外性もなく、念能力もなく、ころっと殺されそうです。

 カミーラってな~、地道な努力とかしそうにないんですよね。
 念能力は、生まれつき持っていた人間(例:マフィアのボスの娘)以外は、地道な努力を続けないと得られません。
 いかにもカミーラは前者っぽいですが、はて、先天的に持っていた人間は、地道な努力でその能力を磨こうとするでしょうか?

 いかに才能があっても、それを磨かないとオーラの総量は増えない、というのはゴンキルアがナックル戦の特訓していたのを見ればわかります。
 そして念能力の戦いにおいて、オーラの総量は極めて重大。
 攻撃にも防御にも使用し、その大小によって決まるのですから。

 ――ってことは、カミーラってすんげー弱いんじゃない?
 と思うのです。

 私、カミーラって好きなタイプじゃないんですよね。
 こういう買い物好きで物欲旺盛で流行のブランド物を何でも買い漁らずにはいられなくて人に威張り散らして傲慢で頭悪い女性は、読者好きしないキャラです。
 冨樫先生のことからして、それをわかって書いているでしょう。

 典型的嫌われキャラ、として最初から最後まで徹底して書くか、
 あるいは一ひねりしてくれるか。

 どっちでも冨樫先生ならおもしろく書いて下さるでしょう。来週が楽しみです。 


<ジャンプ感想>
 ・ドクターストーン
 ……3700年前でさえなければとても面白い設定だと思うんですが……。
 地球全土の人間が石化した。
 ただし、宇宙にいる宇宙飛行士をのぞいて。
 というのは意外性もあり、蓋然性もありでいい設定だと思います。
 ただ……そう、ただ……。
 3700年も口伝が残るかいな、という疑問を除いては。

 日本語に関しては「ジャンプ語」という異世界人でも外国人でも通じる謎言語の暗黙の了解があるからスルーするとして、3700年も口伝が残るとは到底思えません。
 授業の一環で伝言ゲームしたことありますが、たった1クラスぶん30人の口を経るだけ、しかもノータイムでその場で伝えていく、だから記憶のカスレも最小限、という状況でさえ、原型をとどめてませんでした。
 それなのに3700年もの間、口伝が残るっていうのはなー、考えにくいんですよね。
 まあ「残ったんだ!」と力技で主張されればそこまでですが。


 ・約束のネバーランド
 ものすごく納得がいく「約束」で、悲しいやらやるせないやら。
 自分たちが鬼に食われなければそれでいい、これから先食用児がどんな運命をたどり、どう殺され食われるだけの存在であってもどうでもいい、自分に被害がなければそれでいい。
 そういう約束は、現代人もいかにもしそうなものだと思います。
 想像力の欠如。
 そういう約束をしたら、鬼の世界で今後生まれる「食われるための子どもたち」がどういう運命をたどるのか、頭で想像はできても自分がその立場だったらという想像ができないんです。
 だからいくらでも無慈悲になれる。
 自分には関係ないこと、と思っているからです。
 あー、現代人でもやりそうだなあと納得と同時にやるせなくなりました。

ハンターハンター371話「任務」感想


<あらすじ>
 クラピカはシマヌに疑いを向け、調べるが鎖は動かない。
 念の講習会は再開。ただし、物騒な武器類はすべて14王子側に預けるという条件で。
 メンバーたちは全員それを呑み、再開。
 一方、旅団たちは真剣にヒソカ狩りに動き出して……?


<感想>
 再開うれしい!

 待ちに待った再開ですね。
 またお会いできてうれしいです、冨樫先生。

 そして相変わらず面白くて、正直とっても嬉しい……。
 長期休暇のあとの人気作の再開で、最近ひとつトラウマになりそうな物件がありましてね。

 アルスラーン戦記が、アルスラーン戦記が……。
 あ、あんなに面白かったのに。すんげー面白かったのに。
 私的に白眉はナルサスの世にも馬鹿らしい笑い拷問だと思ってますが、何度も繰り返し楽しく読めた作品だったのに。

 なのに――なんなんだあのラスト!

 かれこれ第一巻から30年以上……一巻が1986年なので、32年ですね。
 それほどの年月追いかけてたのに、もうやっつけ仕事感が満載のラストでした。
 完結させるために、キャラを整理して(つまり殺して)いったのが丸わかり。
 ネタバレ回避のために内容は言いませんが、なんでああなっちゃったんだろう、田中先生……。

 そういう前例を読んだばかりだったので、なおさら冨樫先生のハンターが身に染みます。
 ハンター完結させるとき、ああいうやっつけ仕事だけはしてほしくないです。お願いします。


・シマヌ尋問してますが、果たして……?
 シマヌをクラピカが尋問し、
 ・バリゲンを襲撃したか
 ・念能力を使えるか
 この二つで鎖が動かないことがあっさり判明。

 シマヌは、この二つに関しては間違いなく無実。
 前話の私の推理は木っ端みじんに砕け散ったかに見えましたが……しかし!
 杉浦は自分の説に拘泥します。
 思い出してください、クラピカの鎖の尋問の弱点(33巻)を。
 ここであの伏線を使いますか。さすがですね。

 ふっふっふ……。シマヌは鎖の尋問では無実ですが、二重人格もしくは他に記憶を消せる能力者がいるのでしょう。

 クラピカの鎖は「どんなに上手く嘘をついてもバレる」能力ですが、
 「記憶がない、もしくは嘘の自覚がない」人間には無効。
 ということは、記憶を消せる能力者が他にいるか、あるいは二重人格なのでしょう。

 シマヌが記憶を消せる能力者本人である、という可能性はまずありません。
 なぜなら、シマヌは「念能力なんて知らない」「昨日初めて聞いた」と言っているからです。

 それは今ここにいるシマヌという人格にとって、まぎれもない真実。
 ということは、シマヌという女性が記憶を消す能力者だったとしても、自分でその能力を行使することはできません。

 前話のモノローグからして、襲撃者は念戦闘にそこそこ習熟していることは確か。
 自分の能力のメリットデメリットをきちんと把握しているからです。
 王子の念獣のように、何が何だかわからないうちに勝手に能力発動……なんていう状態ではありません。

 そういう人間はよほど追いつめられない限り、「自分の『仕事』の記憶をオールデリート! 経験も何もかも消去」なんて暴挙に踏み切りません。リスクが高すぎますから。

 なので、二重人格のセンを押したいデス。
 シマヌはもともとか、もしくは他人の念能力で二重人格者となった。
 ……考えてみれば、二重人格でなくてもいいですね。
 高レベルの操作系能力者なら、シマヌの意識を乗っ取って、彼女が無意識のときに能力を使えるかもしれません。

 1 まず、シマヌを定期的にのっとって、彼女自身の念能力を修行する。就寝中がベスト。(1年~かかる)
 2 シマヌが念能力を使えるようになったら、彼女の念能力で敵を攻撃。
 3 バレたとしても捕まるのはシマヌ。犯人は遠くで大手を振ってる。

 これができれば、準備に非常に時間はかかるでしょうが、メリットは極めて大きいです。
 クラピカの尋問もすり抜けられますしね。

・旅団のヒソカ狩り
 旅団がヒソカ狩りに本格的に動き出しました。
 身長でふるいにかけていますね。
 マチはドッキリテクスチャーの能力を「ヒソカの能力を装飾する物」として知ってるからなー。

 でも残念ながら、ヒソカの能力は隠蔽や潜伏にベリーベリー向いてます。
 込み合う船内。ヒソカはその壁の質感もなにもかも完璧に再現できるのです。
 広大な船内の、無数にある壁。そのどこかがヒソカだったら……?

 旅団もその辺を理解していて、二人ペア以上で動いていますが……団長、マチが来るまで一人でふらふらしてた?
 危ないしらしくないなあ。
 シャルナークとコルトピの死亡はそこまでショックだったのでしょうか……?


・念獣の条件は、十四人全員が船内にいること?
 クラピカが念獣の条件に付いてなにか思いついたようです。
 最後の国王も非常に意味深。
 もしも「十四人全員がいること」が制約だとしたら……かなり難しい条件ですね。
 その分強いエネルギーを得られるでしょう。


・銃をちゃんと警戒しているクラピカたちがプロっぽくていいですね。
 念能力は念能力でとても脅威ですが、かといって銃が無害なんてことではなく。
 ちゃんと銃は銃で脅威だよ、というのがきちんと示されていて素敵。
 そーだよねー。
 念能力者だって銃はこわいよ、ふつうに。
 最初に出てきた凄腕の念能力者が、鉄砲をBB弾程度にしか思っていないウボーだったから読者の感覚もちょっと銃を甘く見てますが、あれは規格外中の規格外。

 強化系の最上位能力者ならともかく、他の系統の能力者の場合、よっぽど凄腕でも銃を食らったら痛いハズ。
 実際に「凝でガードしても無傷では済まない」とクラピカが前話で言ってます。前話といっても去年の九月ですけどね……。

 なのでクラピカはちょうどいいとばかりに全員の銃を没収。
 こういう「作中の不思議能力」と「現実の凶器」。
 脅威の両方を並立してくれているあたり、冨樫先生は素晴らしいです。


まとめ
 ハンター再開のため、久しぶりに購入したジャンプ。
 今週はドクターストーンが休載で悲しい……。
 ワールドトリガーが休載でもっともっと悲しい……。
 でも、目次欄に「ワールドトリガーが休載です」って載っていたので、ま、まだ復活の目があると信じています。

 次の新連載開始くらいで再開してくれると嬉しいです。
 ワールドトリガーファンはまだまだ待っていますので――どうかジャンプ編集部の方々、休載のまま打ち切りにせずに再開をお願いします!

 それでは、冨樫先生が再開してくださって嬉しい今週。
 できるだけ長い間、続けて下さると嬉しいです。
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