FC2ブログ
 

あかね雲

プロフィール

miko151013

Author:miko151013
杉浦明日美です。
主に小説をだらだらと書いています。

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

【ワートリ感想】170、171話「玉狛第二23」~カゲとゾエさんアウト

ネタバレ注意! ワールドトリガーの感想です。

<あらすじ>
 鈴鳴第一vs影浦隊vs東隊vs玉狛第二!
 ついに初お目見え、ヒュース&ユーマのコンビ。
 二人のエース級の初見殺しばんばかばんにカゲとゾエさんはペイルアウト。
 そして対峙するヒュース&ユーマvs来馬隊。
 固い鋼の守りを突破できるか!? はたまた東隊が乱入するか!
 影浦隊でただ一人残ったスナイパーの絵馬はどう出るか、混戦必至のランク戦。

 
<感想>
 今回からはジャンプSQに移って掲載です!

 えー大事な事なのでもう一度いいます。
 週刊少年ジャンプじゃありません。
 ワールドトリガーが載っているのは、月刊のジャンプSQです。

 ジャンプの1・5倍ほど厚みがありますが、電子版でしたらお部屋のジャマにもなりません。
 ジャンプとちがってSQの電子版は一冊500円ぽっきりと大幅ディスカウント!(そのかわりにピンバッジ企画には申し込めません)
 ちなみに杉浦はワールドトリガー三か月分だと思えば安いもんだ、と三か月分1500円ナリの定期購読をさっさと申し込んでおきました。

 葦原先生……!
 杉浦はワールドトリガーのため、せっせとSQに貢ぎますから!(コミックス19巻を読んだ人にはイミがわかります)
 だからどうかお身体を大事にしつつ、連載をつづけてください。
 そしてSQ編集部の皆様方も、ワールドトリガーのファンは少なくとも一人はせっせと貢ぎますので、な、なにとぞワールドトリガーをどうかよろしくお願いいたします。

 こう……カラダが弱くて転校して行った子の母親が転校先で手土産もって頭をぺこぺこ下げてる感じ?
 ファンとしてはどうかSQの皆さん、これからワートリよろしくね、と言いたい気分でいっぱいなのです。
 よろしく、よろしく。
 できるかぎりの応援(雑誌買ったりコミックス買ったり、こうしてブログで応援したり)はするんで、この子はきっと御誌の力になってくれると思うんで、どうか優しくしてあげて下さい。

 さて話は変わりまして――ええと、盛大に改善要望を言っていいですか?

 ジャンプは月曜日に出るくせに、SQはきっちり発売日に出すなあ!!

 これからワールドトリガーSQに移籍するんだし、やっぱり買っておいた方がいいわよね、手間ないし、と購入しておいたジャンプSQ電子版の三か月分購読権。
 忘れもしない十二月三日。
 コンビニでジャンプSQを見かけ、いそいそと部屋に戻ってパソコンを開き、ジャンプ+サイトにログインすると――
 ――
 そこに、コンビニで見かけた姿はありませんでした。

 ジャンプは火曜発売といいつつ月曜には電子書籍が配信されるのですが、SQは違います。
 悲しいほどにスケジュール通りきっちりです。

 十二月四日といったら四日であり、三日ではないのです。
 たとえコンビニで山になっていても!

 ええ、紙版を買おうか真剣に悩みましたとも!
 結局、心の中で「電子版買ってあるから……」と言い訳しつつ、コンビニで立ち読みしましたけどね。

 お願いします、SQさま。
 定期購読している人間のためにも、どうかコンビニで配られる日付と同じ日に公開していただけると、たいへんたいへん助かります。

 さて、太一のエスクードサンドで終わった先週のジャンプ。
 太一脱出劇、ときめきイリュージョン! が始まるかと思ったら、開幕1pで太一はお空の星に……。

 まースナイパーの太一があの状況から逆転できるはずないですねー。
 手が使えない状態で拘束されたので、銃を持つことさえできなかったはず。
 ううむ、そうするとシューター結構強いですね。

 アタッカーもガンナーもスナイパーも、拘束されたり、手足が切られたらアウトですけど、シューターは手足を切られても大丈夫なんですから。


・2-1でも押してるカゲ
 カゲ、強い強い。
 ユーマ+ヒュースで、しかも深手を負っているのに、連携攻撃をしのぎましたよ。
 しかもユーマの片腕を切り落としてるし。
 サイドエフェクトすごい。

 それと、来馬隊のちょっかいを防止して、かつ分断を一動作で済ませたエスクード、超使えますね!
 消費トリオンが激しいのを除けば、すごく使えると思うけどなー。

 思い通りに壁がにゅにゅっと出て来て、更にそれをシールドがわりの防御にも使えて、好きに敵を分断できるし敵を攻めている間、他の敵の横やりを防ぐこともできる。
 こんな使えるトリガーが使われてないってことは、よほど消費量が多いのかな?

 ヒュースはぽんぽこ使ってますが、ヒュースのトリオン量は18。ボーダーのなかで、金の雛鳥を除けばいちばん高いです。
 ボーダー随一の二宮より、ずっと高いんですよ。
 ちなみにオサムのトリオンは2……。

 ……えー、オサム、君はつかっちゃいけないぞぜったいだ!

・ユーマ、つよい!
 ヒュースのエスクードでぐるりと逃げ場を奪い、鮮やかにゾエさんを首ちょんぱ。
 いい連携でした、ごちそうさま。

 しかし閉じ込められたとわかったときのゾエさんはどうして二本目の重銃を……と思ったらああ!
 あれでメテオラ出したのか!
 あーなるほど、重くて取り回しが手間かかる銃をなんであの状況で生成するの?と思ったら、メテオラで壁破壊用か。

 これで玉狛2点目。
 影浦隊は、残り絵馬のみ。絵馬は上に向けて狙撃を図る。
 東隊は、その「浮いた」コマの絵馬を獲ろうと忍び寄る。
 来馬隊は、ユーマ+ヒュースのコンビと正面から対峙中。

 あーつづきが楽しみ!
 来月なのはきついですが、二年も待った事を考えれば、来月になったら読めるのは、じゅうぶんしあわせです。

【ワートリ感想】169話「玉狛第二22」~太一、エスクードで捕獲される

ネタバレ注意! ワールドトリガーの感想です。

<あらすじ>
 鈴鳴第一vs影浦隊vs東隊vs玉狛!
 鈴鳴第一がスイッチをオンオフしまくって影浦に手痛い一撃を食らわせるも、他の隊がそれを黙ってみているはずがない。
 反撃の狙撃はあらかじめそれを予期していたエスクードで防がれるが、玉狛第二の両エースが太一を捕獲!

<感想>
 やーっぱり根に持っていたんですね、エスクードサンド!
 ヒュースはこれで迅に宙づりになってましたもんね。
 私はワートリのこういうところが好きです。

 キャラクターがちゃんと生きている。ごくしぜんに、誰も彼もが「自分にとって効果的だった方法は、相手にとっても効果的だろう」と考えるんですよ。
 自分がイヤだったから、相手もイヤだろう。
 みんな生きてる人間で、それぞれ自分のアタマで考えているから、自然とそういう発想になります。

 普通の考え方のはずなんですが、そういう普通さがない物語が最近多くて……。
 なぜか自分から自分の能力の弱点をべらべらしゃべったり、頭ぷっつんしてたり、自分で自分の墓穴を掘りまくったりするんですよね。

 さて、話を元に戻します。

・影浦のサイドエフェクト大活躍!
 光、闇、光、と交互に切り替える中、サイドエフェクトだよりで鋼の刃をかわすカゲ。
 やっぱり照明のオンオフは接近戦の方が影響大ですね。
 射撃戦の方は多少目がくらんでも数こそ力で弾幕ばらまけばオペレーターが対応するまでの数舜を稼ぐのは余裕だけど、接近戦で数舜動きが止まったら致命的だもんなあ。

 うんうん、カゲにサイドエフェクトがなければ五回は死んでましたね。

・修も逃げ切ったね
 よかったよかった。
 仕掛けのおかげでピンチになりましたが、仕掛けのおかげで逃走成功。

 宇佐美おねーさんのサポートナイス。
 さて、今回も修の悪知恵を楽しみにしているのですが、ワイヤー陣は仕掛けないっていうし……。
 ……。
 どうするんだろ?

 想像してみましたが、修=お邪魔虫要員でデパフ要員でかつ他の隊にとってのボーナスキャラというイメージしかない……。
 え、ええと。

 よし、想像します!
 前回いい感じだった千佳とふたりでのコンビバトルを狙う、というのはどうでしょうか。

 千佳シールドは、なんとこれまで破られたことが一度もないという堅牢さ!
 攻撃できないけど鉄壁の千佳シールド&攻撃できないけど回避不可能の鉛弾追尾弾。
 この二つで防御をかため、デパフをかける。
 そして修がトドメ!
 これでどうでしょう!

 今週も安定の面白さ。
 でも、悲しいことにジャンプで読めるのは今回まで。
 次回からは月刊SQに移動です。

・次回からは月刊SQですよ! お間違えなく!
 12/4発売です。
 コミックス19巻も同時発売です。
 月刊ですが、よかったよかった。
 
 放置プレイ期間が長すぎて、ねえ。
 あのまま再開されないのかと、本気で苦しんだ日々にくらべれば月に一度でも会えるだけ幸せです。

 葦原先生、首にお気を付けて、無理なさらず執筆お願いいたします。

 ――で、ピンバッジが抽選でもらえるみたいなんですが。

 私は本は紙の方が好きなんですが、ジャンプがあまりにかさばるので、ジャンプはデジタル版に鞍替えしております。
 ……だ、だって広くない部屋のかなりの面積をジャンプが占めるんですもん……。
 おまけにちょっと読み返すときもついつい他の連載をついで読みしちゃって……。
 まあおかげでワールドトリガーを発見できたんですが。

 話を本題に戻しますと、このピンバッジ企画、紙オンリーで電子書籍はのけものってことにならないでしょうか?
 それが心配です。
 SQもかさばるので、電子書籍版を買うつもりだったんですが……。

 お願いしますよ、ジャンプ編集部!
 電子版も紙の本とほぼ同じ値段を取っているんですから(なんとたったの20円差!)、どうかのけものにしないでください。

【ワートリ感想】168話「鈴鳴第一3」~ショッピングモールで暗闇バトル!

ネタバレ注意! ワールドトリガーの感想です。

<あらすじ>
 鈴鳴第一vs影浦隊vs東隊vs玉狛!
 ランク戦、いよいよ盛り上がってまいりました。
 鈴鳴第一の奇策の暗闇トラップが炸裂。
 ユズルの狙撃に修は右腕をふっとばされる。
 さてはて暗闇トラップの効果のほどは、以下次号!

<感想>
 しみじみワートリ読める幸せをかみしめている管理人です。

 ワールドトリガー復活してよかったよう。
 嬉しいよう。
 毎週のジャンプでハンタとワートリがやっている……なんていう極楽極楽。
 ――ま、来週までだけどね!!!


 さて今週も全ページがっちりランク戦。
 本番やれよ、という声もあってそれはそうだろうと思うのですが、私はランク戦大好き! なので、何も不満はございません。ごめんね。

 黒い弧月、先週はなんだろと思いましたが、理由が出てきましたねー。
 暗闇中でも光を消すためだったんですね。
 鉛弾を組み合わせたやつで、この弧月を防御したら鉛弾ができるのかとヒヤヒヤしました。

 アタッカーは何はともあれ武器を抜かないと話になりませんが、抜くと光ってしまいます。
 でも、黒い弧月なら大丈夫なんじゃないかな?

 他のアタッカー二名、コアラと奥寺も素早く弧月を鞘に納刀。
 しかし当然ながら、弧月は鞘にしまっている状態では攻撃力ありません。棒切れ状態です。
 居合い? いや、いきなりで居合いができるほど甘くありませんて。
 攻撃するために抜いた瞬間に狙撃がきます。ユズルの存在がいい感じに重しになってますねー。


・武器のキラキラ度
 銃はだいじょうぶ、でも発射直前、銃口は光る。
 シューターの発射直前のトリオンキューブは……光りそうですね。
 たぶんスコーピオンも光るんだろうなあ。

 でも、自分より格上かつ自分を狩りにきていた敵と四つ巴で逃走を続けていた修としては、暗闇はラッキーじゃないかな?
 この闇にうまくまぎれることさえできれば、逃げることも難しくないでしょう。
 オペレーターが視界に地図を浮かばせてくれれば、暗闇でも動けるでしょうし。

 ・暗闇さくせん!
 単純だけど効果的、それが暗闇作戦!
 大好きですか、と聞かれたら、大好きです。

 こういう奇襲作戦は基本的に仕掛けた側が圧倒的有利。
 鈴鳴第一のメインのふたり、鋼と来馬先輩はどうしてるかな?
 カゲとゾエさんを奇襲でさくっと片づけてるかな。
 それともその前に影浦隊は撤収してるかな。この2vs2の戦いがどうなったのか、来週が楽しみ!

 スイッチオンとオフを繰り返せば、鈴鳴第一は相当やばい敵になりますね。
 暗闇に慣れた頃またオン!
 明かりのある戦闘が続いて、鈴鳴第一の任意のタイミングでまたオフ!

 あー厄介やっかいw。
 でも、おかげで優先的撃破目標になって、グラスホッパーで自在に階を行き来できてかつ射程の広いユーマか東さんにあっさり狙撃されそうな気も……。


 ・なんでコアラを助けたの?
 敵をかばえるほど修は強くないと思うんだけどなあ。

 えーと、これを残酷な言葉で言うと、
 二宮がやるのはいいけど、修は弱いからダメ
 です。

 点にこだわるのは悪いことじゃないですが、修、アナタは敵をかばえるほど強くないのよ、と言いたくなりました。
 自分で自分の墓穴を掘ってるようにしか見えません。
 コアラよりずっと弱いくせになあ。そのうちかばったコアラに殺されるんじゃないかな?
 ――なんだか字面が非常に悪いですが、コアラは何も悪くないですよ! 修が悪いだけで、コアラはふつうに模擬戦やってるだけですから!

 それでは戻って来てくれてほんと嬉しいワールドトリガー。
 来週でおわりのワールドトリガー。
 その後はSQに移籍のワールドトリガー。
 コミックの最新刊が12/3発売です!

ハンター389話「呪詛」感想

<あらすじ>
 第九王子の能力について、考察をすすめる第一王子陣営。
 第二王子の陣営についても判明。なんと全員が念能力者。しかも呪殺特化。
 一方、第九王子は第一王子の画策によってしばし司法省に隔離される。


<感想>
 登場人物たち全員がそれぞれ頭を使って自陣に有利に画策してますねー。
 ただそれだけに圧倒的な文章量。
 私はこういうの好きですが、他の人たちは辟易としないか、それが心配でなりません。

 ハンターが人気急落したら、行状も悪いんで即打ち切りコースです。
 冨樫先生が休載やらワガママを許されている理由って、煎じ詰めて言えば「人気があるから」に尽きますもん。

 私はすごく面白く読んでいるので、打ち切りはゼッタイ嫌です。今回とか先週の文章量には作品とは別の部分で心配です。
 ど、どうかアンケートが良いといいなあ。

 そして、第一王子の兵隊長がなかなかの知性派ですね。
 「強力な能力なら使わせなきゃいい」という判断でもって第九王子の拘束を完了。
 更に念獣の能力についても的を射てます。
 あの推理にはブラボーと言いたくなりました。そのとおり、念獣は念獣や王子を殺せないのですよ。
 答えをただ与えられた読者とちがい、ノーヒントの状態からそれを導き出したのはすごい。


・第二王子のハンター警護者は?
 今回、秘密のベールに包まれていた第二王子の私設兵が明らかになりました。
 ただ、そのほかにハンターがいるはずなんですよね。

 従属が15人のルールで、裏道としてハンター準協会員という資格で従属の人数を増やせる今回のバトル。
 例外は第一王子と第六王子っていってましたから、第二王子にもハンター準協会員の警護者がいるはずなんですが、今回は出てきてないですね。

・なんでカミーラは単身突進したの?
 今回判明したカミーラの私設兵の能力は強力。
 長い時間がかかるうえに相手の防御次第で防がれるうえに一人につき一人の命が必要というたいへん厳しい制約はありますが、たいへん強力です。

 なのになぜ単身でボスが自ら鉄砲玉になったのか…………えーと。
 ……えーと。
 …………どうしよう、単にばかだから、という可能性を排除できない。

 「ふふふ、馬鹿め、強力な仲間がいるにもかかわらず一人で特攻したそいつは俺たちの総大将だ」というドリフスターズばりの台詞が脳裏に浮かびました。
 
赤ん坊を平気で殺そうとする連中ばっかだな
 それにしても、そろいもそろって赤ん坊に殺意をいだく異常者ばっかりですかい。
 不可持民がカミーラに絶対的な忠誠を誓うのはわかります。
 こういう被差別階級への差別って、撲滅するのがすごく難しいです。いまだにインドでは公然と差別が残ってます。

 現代日本においても部落差別が生き残ってますからね……。
 そういう部落がない地域で育った私は、ネット上で不思議とえらそーに「あいつは部落の出だ」とか偉そうに言うコメントを見るたび、「馬鹿かこいつ」と心底思います。
 しかも、なんかすごい誇らしげに言うんですよね……。何言ってんだこいつ、自分が物凄く恥ずかしいこと書いてる自覚ないのかって思うんですが、ああ、自覚あったら書けるわけないですね。

 しかし、カミーラに忠誠を誓うのは当然として、それはともかく、赤ん坊の写真を持ち歩いて毎日毎日見て呪い殺そうとしてるわけでしょ?
 ……赤ん坊にそれだけの殺意を継続的に向けられるのは一体どういう精神だろう……。

 第三王子は赤ん坊を殺すことに否定的です。
 そして、ハルケンブルグ王子もわりとまともな考え方です。
 でも、継承戦への積極的参加を決意しちゃったからなあ。
 継承戦に参加するってことは、最終的には赤ん坊の妹を殺さなきゃいけないってことですが、モモゼひとりの死であれだけダメージ受けていた王子ができるとは思えません。
 たぶんそれについては「考えないようにしてる」が正しいでしょう。

 だって、赤ん坊です。十四番目です。
 死にやすいです。
 自分が殺す前に他の王子が殺してくれると思っている、というのが本音で、自分がその子を殺すことは考えるまいとしているのでしょう。
 逃げの思考ではありますが、それを責めるべきとは思いません。
 そりゃそうですよね。育児疲れの母親の衝動的な殺意ならともかく、マトモで冷静な頭で赤ん坊に殺意を向ける自分なんてものを客観的に考えたら、思考停止しちゃいますよ。

・第十四王子の身に危険が
 ついに十四王子を殺しにやってきた刺客。
 第一王子の私設兵以来ですね。
 やっと赤ん坊の王子の霊獣が明らかになりそう。
 これで、霊獣の能力が未知数なのは第三王子、第四王子、第十四王子。
 十三王子の霊獣は、たぶん異空間への隔離でしょう。

 ……ハルケンブルグ王子の矢の能力は、王子自身の念能力か、念獣の能力かどっちかなのか不明。
 発動時の描写にハッキリと王子の能力、って書かれているんですが、今回第一王子の兵隊長が「乗船前、念能力は身に着けていない」って言ってるからなあ。
 第九王子は、少しも修行をせずに霊獣のサポートで念能力を身につけたのでしょうか?
 だとしたらあまりにも重すぎる制約があります。「王子を直接攻撃できない」。

 修行期間0で超強力な能力を手に入れたことへの相応のペナルティと考えれば確かに天秤はつりあいますが、王子たちには無力となれば、ハルケンブルグは王子本体を殺せる能力を急いで身につけないといけませんね。
 あ、強力な銃を持てば解決か。

 それでは来週もやってくれますように。

ハンターハンター388話「思案」感想

<あらすじ>
 念能力のバーゲンセール。
 クラピカの能力によって、講習会の参加者はつぎつぎに念能力を身に着けていく。
 しかし、当然第一王子はそれを危険視しはじめる……。


<感想>
 先週は、体調不良がピークに達していて感想書けませんでした。すみません。
 あと、正直に白状しますと、王子の念能力が理解に苦しんだってこともあります。

 変態王子の能力って、理解が難しいです……。
 ええと、予知夢?
 本来あるべき十秒間を、先取りして眺めて、かつ、変態王子以外の人間の目には「本来あるべき十秒間」が見えている。
 その十秒間の間、王子は自由に移動ができるし行動もできる。でも、王子以外の人間は、王子が予知夢で見た行動以外はできなくなる……ってことでいいの?

 あ、これ強いや。(確信)

 でもさ、言っていい?
 マジでさ、うん、
 これ、反則じゃね?

 念能力は絶の間は出せない、っていうのがルールじゃなかったの?
 ガソリンがない車が動かないように。
 エネルギーがなければどんな機械も動かないように。
 念能力って、絶の間は出せないっていうのが法則じゃなかったの?

 死者復活までやっちゃった冨樫先生がいまさらその程度のルール違反を気にするとも思えませんが……えーい、やっちゃった感が大きいよ!

 絶の間は念が使えない。
 それがルールだからこそテータさんも絶を長時間維持して念獣も完全に消えたのを確認した後にやったんでしょうに。

 自分の知識で考えうるかぎり最大の備えをして、完璧に暗殺したというのに、わけわからん能力で全部パー。
 怖いね!

 そして、テータさん、反逆の意志は完全に王子につつぬけ。
 怖いねー。裏切り者として殺されそうですわ。いや殺されるのはまだいい。ありとあらゆる拷問の末に殺されるよりひどいめにあわされそうです……。

 さて今週の感想に戻ります。
 今週も面白かったです。
 私はこれまで、こうして多人数で同時にわきゃわきゃやっているのって理解が難しいのであまり好きではなかったのですが……、冨樫先生の場合は理解できるようきっちり書いてくれるおかげか、面白いんですよ。

 クラピカの能力で今後念能力者のバーゲンセールが確定した今回。
 第一王子は十四王子……というよりクラピカの殺害を企図して殺害の優先順位一位か二位を争いそうです。
 そこまで警戒する理由も論理的で納得いく理由です。
 放っておいたらどんどこ促成念能力者が生産されるから。
 そして「なんでもあり」の念能力の世界では、能力次第で初心者も熟達者の脅威となりうるから。

 うんそうだよねー。
 「王子を守る」という目的意識が明快な念能力者の群れ。しかも能力はまだ決めていない。
 それはつまり、どんな能力もこれから作れるということ。
 怖い、やばいわー。

 その対抗は第九王子。
 集団で一人を攻撃、確殺のかわりに味方もその都度一人減る能力。
 ハイリスクハイリターンの典型ですな。

 狙われたら終わり、の強力な能力なだけに、優先して殺そうとする可能性は高し。

 能力を良く知ればいくらでも防ぎようがあるのですが(一発撃つごとに一人死ぬ、つまりベンジャミンはずっと奥に引きこもり、前に人の防壁をつくればベンジャミンにたどり着く前に残弾0でゲームオーバー)、もちろん敵はそんな条件知りません。
 第九王子ももちろんそんな弱点を自分からぺらぺら喋りません。
 能力を知ろうとすれば、現在12人まで減った第一王子の私兵は更に減るでしょう。

・次の標的は……第五王子!?
 これまでイマイチ影が薄かった第5王子。
 ベンジャミンの次の標的は自分だと、戦慄しながらも冷静に戦況を分析しています。
 ですが、第一王子の兵は、優先度が上の第九王子の方に行きそう。

 念能力者の天敵を生み出す能力を持つリハンですが、発動条件は極めて厳しい。
 他人からの情報ではなく自分で相手の能力を推測し、当てなければならない。
 当然、念能力者に近づかなければならないわけで、その推測の過程で、危険を犯さなければならない。もちろん死んだらパー。

 リハンの能力は、概念上はどんな能力にも対抗できます。
 ……まあ、シンプルな強化系の能力には無力っぽいですが……。
 うーん……。
 使い様によってはすべての念能力の天敵になれる能力の制約が相応になるのは仕方ないですが、使い方が難しいなあ……。

 というわけで、今週も面白かったです。
 来週も冨樫先生がやってくれますように。

ハンターハンター386話「仮説」感想

<あらすじ>
 第九王子、ハルケンブルグ王子は自分の能力検証に移る。
 前回得た能力によって、魂を抜かれた味方の体と、味方の魂が乗り移った敵の体。
 では、敵の体で自害した場合、魂を抜かれた味方は目覚めるのかの検証をする。
 そして一方、クラピカは講習中の生徒に水見式を始めさせる。


<感想>
 うーん、面白い。
 今回はあまり動きがなくて地味なんですが、ほんとにおもしろかったです。
 同時にいろんなところでいろんな人間が検証と推理を重ねているのですが、それがとても私好みでグッド。

 クラピカが研修生に対してハッキリキッパリ「水見式での系統は教えてもらう」と断言しているあたり、清々しい。
 この辺は第一王子の兵とまったく同感。
 自分の負ったリスクと権利を堂々と主張するあたり、クラピカいいですねぇ。
 ……そして、たぶん読者の90%くらいが忘れてると思うんだけど、レオリオ今どうしてるんだろう。

 ・センリツは、戻ってきた双子王子のうち一人が念獣に変わっていると、気づいてる?

 司法局にいるセンリツ、第十王子、第十一王子。
 全員司法局にいるので、そのうち話できる機会も見つかるでしょう。

 ふつうなら難しいでしょうが、センリツにかなり肩入れしている司法局の裁判官が担当なので、話をできるチャンスはそのうち巡ってくると思います。
 そのとき、センリツなら気づくでしょうね……。
 だって、どう考えても、念獣に心臓があるとは思えません。

 心臓があって、全身をめぐる血管があって、全身を血液が巡っていて、自由自在に伸縮する巨大な肺があって……と最低限これだけないとセンリツの耳は誤魔化せませんが、念獣が人体という一つの小宇宙を作り上げられるとは到底、ね。
 精神力なんていう能力だけで人体のあの複雑怪奇にもほどがある神秘の構造を作れたら、人類は祈っただけで世界のすべての問題をすべて解決できる超生物に進化してますって。

 だから、ああ。
 センリツは気づくでしょう。
 第十王子と十一王子に会ったとき、彼女は知ってしまうでしょう。
 必ず助けると心に誓ったけなげな少女が、妹を守るために死んでしまったことを。

 ……なんて胸熱な展開だ! と思ってしまった……。

・第九王子が有能にして果敢

 理詰めで果断。
 判断的確にして、能力把握という第一目標のために犠牲を許容できる精神。

 頭いいな、この人。
 しかも正義厨じゃなく、きちんと優先順位をつけて犠牲を甘受できる。継承戦を止めるため、国王を殺そうとしたように。
 うーむ、わりと好みのはずなんですが、いまんとこハルケンブルグ王子にはそそられないんですよね。
 これは、やっぱり、「弱さ」が見えないからでしょう。

 人間としての弱さ、欠点に私は惹かれます。
 第一王子なんて、短気でしょ。でも短気だけど話を聞ける、理屈が通じるっていうのが両立すると、とたんに魅力的に見えます。

 某テレビドラマシリーズの話ですが、クローザーのブレンダさんなんて褒められたものじゃない性格です。
 上司なんてもろ「彼女からは尋問の技術だけ学べ、他のことは学ぶな」なんて言ってますし。
 ワガママで、横暴で、感情が激しくて。でも、そこがすごく魅力的でした。

 長所だけの人間に、どうも私は食指をそそられません。
 あの子のことが好きだったのも、自分の弱さを自覚して何とか逃げようとしていたその姿勢からですし、ね。

 自分が弱いとわかっているからこそ、戦いではなく逃走を選んだ。
 冷静で的確な判断だったと思います。
 ……くそー、あの手さえなければ、逃げられたのに!!

・変態王子の心境の変化

 裏表のある女がかわいい、って……なんじゃそりゃ。
 裏表のない女がいるとでも思ってるんだろうか。思ってるんだろうなあ。
 この手の変態は。阿呆だから。

 裏表のない女なんざこの世にいねーよ。
 そう演技してるだけだっつーの。

 なんだか変な能力身につけそう(ほぼ確実)で、嫌だなあ。
 この手の嗜虐趣味の変態は、三下チンピラのようにあっけなく潰されてほしかったんですが。

 それではワールドトリガーも帰ってきたことだし(5週間だけですが)、
 来週も冨樫先生がやっていてくださいますように!

【ワートリ感想】165話「三雲修16」~祝連載再開!

ネタバレ注意! ワールドトリガーの感想です。

<あらすじ>
 ランク戦激突前の各隊のようす。
 影浦隊vs東隊vs来馬隊vs玉狛第二。
 しかし修は胸に沸き起こる不安を持て余していた……。

<感想>
 祝、連載再開!

 各地で歓喜の悲鳴が上がっておりますが、私もそのひとり。
 再開してよかった!
 会えてよかった!

 そして今回は……あくまでランク戦直前の各隊のようすをさらっと書いてます。
 あんまり動きなし。
 今は準備体操、本格的なエンジン始動は来週から、という感じ。

 その直前のブリーフィングでヒュースは隊長としてどういう方針で行くのか示せと言っております。
 これはもっとも。
 基本方針を示してくれないと、動けませんもんね。

 集結を第一に考えるのか、遊撃隊として各個撃破を考えるのかでは序盤の動き方が違ってきますから。
 しかし……修。
 こんな直前で言うってことは、フォーメーションとかの打合せもしてないんじゃない?
 それが不安の正体なんじゃ……。

 というわけで、今週はあくまで助走という感じでした。
 再開してくれて、ほんとに嬉しい!

ハンターハンター384話「抗争」感想


祝! ワールドトリガー再開決定!!
のっけからハンター関係ない話題ですみません。
でも嬉しいんですよ、皆さんもこの嬉しいニュースを知ってください。

ジャンプ48号から再開です!

<あらすじ>
 旅団はじわじわと裏社会に浸透し、上層階へのルートをさぐる。
 下層で暴れまわるヒットマンを捕縛することを請け負う。と同時に、全面抗争にならないために、ヒットマンの組長も狩ることに。
 そして、第四王子の念の修練はいよいよ佳境に……。


<感想>
 テータさん、死にそう……。
 いや、皆さん思っただろうけど、テータさん大丈夫?

 でもテータさんの立ち位置って、微妙だよねー。
 私兵のひとりでしょ、彼女。
 ということは、本来なら第四王子が強くなることには何ら異存はないはず。

 でも、明らかに彼女も、そして念が使える男の同僚も、第四王子が念を習得して怪物になるのを防ごうとしている。

 第四王子が念を身につけたら、その刃が自分に向けられそうだから?
 ――うんにゃ。

 私が見るところ、第四王子は「切り捨てた部下」および、「裏切り者」および、「無関係の人間」には自分の趣味嗜好を押し付けますが、自分の部下を進んで自分の趣味の生贄にはしないと思います。
 そこまでバカじゃない。

 王様なんてものはみんなが崇めてくれるから王様でいられるわけで、自分の気まぐれで自分の部下を切り刻んでいたら、あっという間に手持ちの部下がいなくなるじゃないですか。

 だからこの間も、無関係の一般市民の女の子を引っ掛けて生贄にしてたでしょ?
 具体的に言えば、あの引っ掛ける役目をしていた部下が逃げ出したら、彼が引っ掛けてくる女の子をおもちゃにできなくなるんです。

 自分の味方を切り刻むほど節操なしじゃなく、「切り刻んでも支障がない相手」をちゃんと選んでやっているタイプです。
 うげ、たちわるっ!

 じゃあどうしてテータさんが第四王子の念習得を脅威に感じているのか。
 彼女はハンター協会員ではなく(今回かぎりの準協会員資格はあるけどね)、あくまで第四王子の私兵です。

 う、うーん……。
 私怨、かなあ。

 あれです、旅団と同じで、いくらでも恨みを買ってておかしくない身のうえでしょ彼。
 かつて、第四王子が趣味で切り刻んだのが彼女の大切な人だった、というのはいかにもありそう。
 それで、最初から裏切るつもりで第四王子のフトコロに飛び込んだのかもしれません。

 ああ……彼女は結構好きなキャラなので、どうかご生存を冨樫先生にお願いしたいところです。

・エイ=イとシュウ=ウとシャ=ア一家と
 ええと、ヒットマンを出しているのがエイイ一家で、今回旅団と手を結んだのがシャア一家で、もう一つがシュウウ一家で……
 ああややこしい!!

 モレナっていうのがエイイ一家の組長であの長髪の美少年。
 ですが、本来ケツモチの第四王子まで敵に廻しちゃってますね。
 おまけに旅団まで。
 ……生き残る目、無くね?
 彼の命運やいかに。

 ・テータさんは……
 王子が絶を覚えたら、その瞬間に攻撃に移りそうです。
 となると、成功すればいいけど失敗したら即座に殺されるでしょう……それも、この王子のことです。目を覆うような状態で。

 部下に無闇に手は出さない、ってさっき書きましたが、裏切り者は部下じゃないですからねえ……。
 しかも貴重な念能力者だし?
 研究もかねて、じっくりとやりそうです。なにをって……あー言うまい。

 と、とりあえず。
 テータさんが生き残りますように!

<再来週のお楽しみ>
 今週、むちゃくちゃ嬉しいニュースがありました。
 ワールドトリガーがジャンプ48号から再開です!
 詳しくはこちらの記事にて。

 そして、コミックス19巻ぶんの原稿を貯めてから、ジャンプSQへ移籍するそうです。
 ワールドトリガーはコミックス派の人は覚悟しておいてくださいねー。
 休載直前に掲載されたコミックス未収録の話が、これまでで一二を争うほど! 面白いですからね!

 ワールドトリガーがSQに移籍したら、SQを買おうと思います。
 コミックスになるのを待つのは、ハンターとかの前例が痛すぎて……。

 コミックスになる前に休載入ると、下手するとコミックスになるまで二年とか、三年とかかかりますからね。
 ワールドトリガーだって、休載入る前の回はいまだにコミックス化されてません。
 ですから、雑誌のときに読んでおかないと……!

 どっちのSQなのかまだ不明ですが(月刊と季刊がある)、それぐらいなら、まあ……。
 
 週刊は葦原先生の体に合わないと思いますので、どうかお身体に無理をせずに連載して下さいませ。
 帰ってきてくださってとっても嬉しいです!

ハンターハンター383話「脱出」感想

<あらすじ>
 センリツの能力は三分間のフリーズを聞くものに強制する。
 その三分間を使い、双子王子は脱走する。
 しかし、継承戦の罠が発動。逃げるものには、死を。
 フウゲツは扉の能力で回避するがカチョウは死亡、しかしそのときカチョウの霊獣の能力が発動する……!


<感想>
 こ、ここでこのエピソードをぶっこんできますか。
 冨樫先生!

 切ない……切ないなあ。
 懸命に生きて逃げようとしているカチョウ王子……、ここで脱落ですか。
 でも、妹のフウゲツ王子はそれに気づかない。
 気づかせない。
 なんて優しい霊獣の能力。

 でも……あんなにがんばって生き延びようと頭をフルに使ってがんばってた女の子なのに、冨樫先生容赦ねえ……。

 ええ、はい。
 カチョウさん、私は好きでしたよ。
 この結末に悲しくなるぐらいには好きでした。

 乏しい力を自覚して、でも何とかしようと懸命に努力を惜しまない女の子、って私のツボなんですよ。
 実際、最後の罠さえなければ二人は脱出成功していたでしょうに。

 ああもう!
 冨樫先生上手いなあ!

・センリツは補助役として無双できるね!
 このひと、補助役としてはオールマイティ、万能じゃね?

 まず、状態異常回復できる。(GI編にてキレてたクラピカを正気にもどした)
 疲労回復できる。(GI編にてクラピカを癒した)
 敵の索敵もできる。(GI編にて)
 敵の言葉の真偽もわかる。(GI編にて)

 そして今回追加で加わったのが、敵の一時停止可能。
 しかも三分間という長時間です。戦闘中の三分って長いですよー。
 念能力をつかう必要すらなく、機関銃をフルオートで綺麗さっぱりできます。

 ただ、これにて能力がバレてしまいました。
 能力の強さからいって、発動前後の記憶の操作はできないでしょうから、能力の発動条件がセンリツのフルートだということはバレバレ。

 ……センリツの能力は自分で演奏するのが制約なので、三分間攻撃はできませんが、強力無比といっていいでしょう。
 そして、センリツは自分が狙われたら攻撃力に乏しいです。

 どうか、これで最優先で狙われ、脱落ということになりませんように!
 どうかどうか冨樫先生、よろしくお願いします。

 ……やりそう。


 ・キーニ、誤解してごめん!
 サイレントで流されたあの一連の一幕、てっきり「脱出手伝って」「断る」っていうやりとりだと思ってました。
 ミザイもごめん~~~!
 ちゃんと脱出をサポートしてたんだね!

・あの手は?
 そして、最後。
 双子王子の脱出を、最後の最期で台無しにしてくれたあの手。

 あの手はなんでしょう?
 私の推理では、あれが「蠱毒」です。

 結構前ですが、国王自身が言っているのです。
 この船を二十万の贄をつんだ、蠱毒だと。

 そして蠱毒は、えげつなさでは冨樫先生にも匹敵する……げふんげふん。いえ、歴史上でもえげつなさではトップクラスの呪術。
 一つの壺に無数の昆虫を放り込み、封をして共食いをさせて最後の一匹まで待ち、その一匹を使うものです。

 この時点ですでに下層では数十人単位で死者が出ています。
 ……その死者たちは、まともに死ぬことすらできず、ああやって外界とこの船を結ぶ「障壁」として、利用されているのではないでしょうか?

 う、うわー……。
 こういう話をさらっとかける冨樫先生を尊敬しています。

ハンターハンター382話「覚醒」感想

<あらすじ>
 ハルケンブルグ王子は、継承戦を止めるため国王に直談判。
 しかし、継承戦の冷徹な事実を知り、挫折。兄弟同士の継承戦に全力で挑むことを決める。
 いっぽう、第八王子は脱落。

<感想>
 第八王子はあっけなく脱落。
 次の晩餐会で世界が変わるぜ、とか言っていたのですが、ハンター世界の法則

 どんな陰謀をたくらんでも、死んだらそこまでよ

 が適用され、あっけなくご臨終。

 チートゥとか、ハンター試験のあの人とか、思わせぶりなことを言っていてあっけなく死んだもんなあ。
 でも世の中ってそんなもんだしね。

・ハルケンブルグ王子の能力は?
 数人で一つの能力を作る相互扶助型能力は、あたりまえだけど一人より圧倒的に強い……!
 言われてみれば当たり前なんですが、一人より二人、一人より十人の方が強いです。

 そして、ハルケンブルグ王子の能力はまさにそれ。
 一人を十数人がかりでタコ殴りにするという能力です。
 そりゃあ強いです。

 防御不可、迎撃不可、一撃死、更に肉体をうばう。
 デメリットは、配下ひとりの肉体を失うこと。
 また、相互協力型であることからして、配下が死ねばかなりの確率で弱体化してくことでしょう。

 ということは、ハルケンブルグ王子の能力の攻略自体はとても簡単。
 配下を根こそぎ殺す。
 これでオーケー。

 恐らく、ハルケンブルグ王子ひとりになったらそこでチェックメイトです。
 死後の念がどーたらこーたらという反則技さえなければね。

 そして、肉体をうばうって辺りがえげつないわー。

 第一王子の私設兵の肉体を奪ったハルケンブルグ王子の配下。
 この「肉体をうばう」という状態が第一王子の能力の条件を満たしているかどうかが第一関門ですが、「肉体を奪われただけで、体は死んでないよ、だから死んでないよ」判定されたら、第一王子のところまであっさり潜り込めますよ。

 ちなみに第一王子の能力は、配下が死んだらその能力をもらうというもの。
 だから「肉体を奪われる=死んだ」なら、今ごろ第一王子の能力は上がり、同時に配下の死亡は通知されていることでしょう。

 しかし通知されていなければ、第一王子のところまで通れるのではないでしょうか?
 肉体そのまま、って偽装系能力のなかでも最強に強いですよね。

 指紋も網膜認証もスルー。見た目でバレることは絶対ない。
 ただ……継承戦が終了したとき、どうなるかが問題デス。

 継承戦から双子王子がアイキャンエスケープしたあと、継承戦は終了するだろうとクラピカは予想していますが、私もそう思います。

 十人以上の人間にいっぺんにこれだけ強力な念獣を付与する、なんて能力に、厳しい制約がないはずないんです。
 それが継承戦の継続条件でもあるっていう考え方はいたって妥当。
 ハイリターンな能力にはハイリスクがある。それがハンター世界のルールですから。

・トロッコ問題
 国民の命か、あるいは兄弟の命か。
 父王にハルケンブルグ王子はそれを教えられ、継承戦に挑むことを決めます。

 ……国民の命って、ナニ?
 えーと、つまりカキン国王はこのまま継承戦をせずにいたら、カキン王国が存亡の危機に瀕すると言いたいのかな?

 逆に言えば、この継承戦をすることでカキン王国は安泰だと?
 一国の存亡を左右する規模の念の儀式?

 私の記憶では、ハンター世界でそんな能力はひとつしかありません。
 一人より十人が強い。それがハンターの基本の世界観だからです。
 一人より十人。一人より百人。一人より国家。

 でも、たった十四人の継承戦が国家の存亡を左右するとしたら、そんな規格外の存在は、はい、目的地がそうでしたねー。

 暗黒大陸からかつて持ち込まれた数々の遺産。
 作中で解説されたものは、どれもとんでもない性能です。
 周知されていないナニカをカキン王国が持っている、というのは、さほど突飛な想像ではないでしょう。

 それではワールドトリガーが早く再開してくれますように。

BACK|全55頁|NEXT