あかね雲

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miko151013

Author:miko151013
杉浦明日美です。
主に小説をだらだらと書いています。

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ハンターハンター370話「観察」感想


<あらすじ>
 敵の念の攻撃により、第十三王子の王妃所属兵、バリゲン死亡。
 そしてクラピカは敵の探索に乗り出す…?

 注:冨樫先生が充電に入りました。


<感想>
 今回何よりも重大だったのが小さな字で最後に書かれた一言。
 ――次号よりしばらくの間休載いたします。
 冨樫先生、充電に入りました。

 ……悲しい。
 でも、そろそろかなーと思っていたので………できるだけ早く戻って来てくださることを願います。

 この事態に冷静に敵の念?を撃ったのは第三王子の私設兵のサカタ。
 次の晩餐会まで、人手不足でしょーがない第十四王子陣営を補佐するために派遣されたふたりのうちの一人です。

 そして、カレ、蛇が見えてますよね?
 彼が撃ったのは蛇が見えていたからでしょう。
 「誰かが苦しみだして急速に血が抜かれてカラカラになっていく」からといって、そのカラカラ死体を銃で撃ちません。
 「死体に巻き付いた蛇」が見えたから撃ったんです。

 この蛇って念でできてますよね? どう考えてもこんな生き物が唐突に湧いて出るわけないし。
 ってことは……普通は見えないんじゃ?
 ということは、彼こそが先週でヒュリコフが言っていた「念を使えるのに隠していたひとり」かしらん?

 ただ、クラピカの具現化された鎖のように普通の人間でも見える蛇なのかもしれませんが。


 ・敵はほんとにここにいるの?
 犯人は集まった参加者の中にいる、クラピカはそう思っていますが、こればっかりは読者の特権。
 私たちは先週の犯人の述懐を知ってます。

 犯人はこう思っています。
 ――顔を見なくてもオーラでわかる、と。

 この言葉からは犯人がヒュリコフの顔を見ていない、でもオーラは見えることがうかがえます。
 なんで犯人はヒュリコフの顔を見てないのでしょう?
 ひとつの大きな部屋にいる者同士、当然顔を見てるはず。
 明らかに、おかしいのです。

 そしてその犯人は……独断でもって想像します。
 シマノです。

 ただ一人残った十四王子の従者。あの機転の利くおばさんではないでしょうか。
 理由はあります。
 犯人の述懐です。
 この「顔は見えないけどオーラは見える」とはどういう状況でしょうか?

 盗聴器である程度状況はつかめても、オーラは見えません。
 隠しカメラでは、オーラも顔も見えます。

 私が考え付いた答えはただひとつ。
 ――シマノが王妃のいる部屋から見てる、です。

 先週、このセリフを言ったとき、全体の立ち位置が出てきました。
 ヒュリコフは参加者に顔を向けて、王妃のいる部屋に背を向けているのです。

 王妃のいる部屋からは背中しか見えません。
 だからこそ、オーラは見えるけれども顔は見えないという状況が成立したのではないでしょうか。

 また、もうひとつのヒント。
 犯人の述懐に、ターゲットは十人、とあります。
 この数は、第一王子~第九王子までの参加者+第一王子の見張り1名-第三王子の私兵の数なのです。

 犯人がシマノだとしたら、非戦闘員で同じ従者という立場の女性たち四人は除外。
 また、同じ下位王子という点で同盟が組める可能性のある第十三王子の所属も除外。
 同盟が成立した第三王子所属兵も除外。
 しかしすでに交渉決裂している第一王子がつけた見張りはもちろん加算。
 するとどうでしょう。
 ぴったり十人なのです。

 また、蛇が隠れていた場所も問題です。
 椅子の下にいました。
 あらかじめ前もって潜ませておいたとしか、考えられません。

 更にあの人形は、女性形ですね。
 11秒で全身の血を吸い尽くす……! の台詞のコマをよく見ると、胸に隆起があります。

 以上のことから私は犯人がシマノだと推理します。
 そして、この答えが当たりかハズレか、わかる日がなるべく早く来ることを!
 強く強く願っています。

<ジャンプ感想>
 火の丸相撲、1巻から読んでみたら正当派の普通に面白い漫画でした。
 そしてドクターストーンも読んでみたらすごく面白かったです。
 ハンターが休載していると買わないのでノーマークでしたが、ちゃんと読んでみると面白いわー。
 ワールドトリガーが早く復帰してくれることを心よりお祈りしています。

ハンターハンター369話「限界」感想


<あらすじ>
 倒れたクラピカは九時間後、無事お目覚め。
 そして王妃も同時に昏倒していたが、同時に起床。どうやらクラピカが昏倒すると、能力をシェアしている王妃も昏倒するもよう。
 探索を続けるものの、第四王子の念獣に食われて終了。
 クラピカ主催、各王子から二名が出ての念の講習会スタート。

<感想>
 色んな人間がわんさか湧いてきました。
 過去のジャンプと突き合わせが必須ですね。

 ・参加者まとめ
 第一王子――ヒュリコフ(私設兵)
 第二王子――不参加
 第三王子――テンフトリ(私設兵)
 第四王子――ダンジン、ミュハン(私設兵)
 第五王子――マオール、ロンギ(私設兵)。クラピカ勧誘の意向
 第六王子――不参加
 第七王子ルズールス――サトビ(王妃所属兵)
 第八王子サレサレ――ムシャホ(王妃所属兵)
 第九王子ハルケンブルグ――ユヒライ、シェジュール(ハルケンブルグ私設兵)
 第十王子――ロベリー、ユウリ(ふたりとも非戦闘員)
 第十一王子――ラジオラス、イラルディア(ふたりとも非戦闘員)
 第十二王子――死亡のため不参加
 第十三王子マラヤーム――1人はハンター協会員、ひとりはバリゲン(王妃所属兵)。
 第十四王子――クラピカ(講師)
 以上。

 くっきりと傾向が表れていますねー。
 まず、1.3.4.5の参加者はすべて自分の私設兵。つまり、自分のはっきりした味方、手駒を送り込んできました。
 その下の王子で、私設兵を送りこんだ……送りこめた人間はたったひとり。
 ハルケンブルグ王子だけです。最初にクラピカが近づこうとした王子ですね。

 私設兵以外で来ているのは、王妃所属兵と非戦闘員のみ。
 王妃所属兵は自分の母親の兵なので一応味方ですが、完全な味方とも言い切れないのはカミーラを見ればわかるとおり。
 自分の母親に、自分の同腹の弟の殺害を命令しています。
 この場合、王妃所属兵はどちらの意向に従うんでしょうね?
 そういう意味で、王妃所属兵は「味方だけど、完全に自分の味方じゃないよ」という存在でしょう。

 念能力……。
 この能力を知らない王子にとって、レクチャーに向かわせる人員はどういうものでしょうか?
 まず、下手したら自分の知らない強大な能力を身に着けることになる以上、味方であることは絶対条件。
 更に、「レクチャーを受けている間、王子の警備はできない」という問題もあります。

 これは双子の王子(10、11王子)あたりを見るとわかります。
 彼らは非戦闘員を派遣していますが、これはもう、人員の問題でしょう。
 他王妃が派遣した警備兵をのぞくと、彼らには信頼できる自分の兵がたったの二人しかいないのです。
 その二人をそのまま派遣するのはいくらなんでも無理。
 自分の警護がゼロになる=死、というのはモモゼの存在が証明していますから。

 自分が無防備になることはできない、かといって、敵である他王妃の部下を派遣するのは論外です。
 でも、こんなチャンスをみすみす逃すのも惜しい。
 だからこそ、戦闘能力のない使用人であるけれども味方の人間を派遣することになったのでしょう。

 この事実が指し示しているのは、「信頼できる私設兵がいるのは五人だけ」ということです。
 某王子が言っていた通り、「実質トップ五人のサバイバル」のようですね。
 唯一の例外がハルケンブルグ王子。
 カレは自分の実力と人望によって「自分の味方」である私設兵による軍隊を作り上げています。
 9番目なのにすごい。8とか7とかが自分の味方を作れていないことをみると、自力で信奉者を作り上げられた彼の実力がわかります。
 今後、継承権の大穴になる可能性は高いですね。

・オイト王妃は今後のダークホースとなる可能性大!
 チョウライと対面した時、王妃はブルブル震えていました。
 そしてチョウライの背後には、彼の太陽のような異形の念獣が……。
 その時はてっきり王妃には見えていないと思っていたので、単に第三王子というかなり上位の王子と対面で向かい合っているが故の震えだと思っていたのですが、彼女の今回の台詞、「あの世界が見えるのと見えないのとではまるでちがう」という言葉からすると、彼女は「念能力者の視界を得ていた」もよう。

 ということは、チョウライの念獣が見えていたのでしょう。
 あの、太陽のような異形が。

 となれば、王妃が「これが念獣。そしてこれが念能力者の視界。ならば、見えているのといないのとではまるで違う!」と危機感を持ってクラピカに念能力の指導をあおぐのは、自然の流れでしょう。
 が――。

 ……普通の人間がアレをみたら、悲鳴をあげるんじゃね? という怪物がぞろぞろいますよね。
 特にひどいのが第四王子のあれですが、その他にも一般人があんな怪物を見たら絶叫ものの生き物がぞろぞろと……。
 となると、王妃の初念獣遭遇がチョウライの太陽で、まだよかったですよね……。
 最初に1とか2とか4とか5とかだったら、どれを見ても悲鳴あげておかしくないですもの。

 というわけで、次号がたいへん楽しみなハンターでした。
 でも、ワールドトリガー恋しい……。早く再開してくれることを祈ります。
 

ハンターハンター364話「思惑」感想

<あらすじ>
 第一王子の私兵vs第十四王子の護衛の念バトルは、クラピカ&ビルの勝ち。
 クラピカの絶対時間の制約も判明。
 一秒につき、一時間寿命が縮む。
 そして、同時に三名の王子から電話がかかってくる+戸口に第一王子の部下が。

<感想> 
 うむ。
 今週も安定した面白さ。
 冨樫先生はこういう複数人が謀略を張り巡らせる話を書くと、確実に面白いものを出してきてくれる安心感があります。

 殺されたけどヨミガエッチャッター、で終わった念バトルや、絶対先制回避不可能攻撃vs当たってもほとんどダメージないほど硬いよーバトルより謀略の方が冨樫先生の本領発揮ですね。

・クラピカの寿命はどれくらい縮んだか?

 今回出てきた設定のなかで最重要が、エンペラータイムの制約でしょう。
 発動時に一秒につき一時間寿命が縮む。
 そしてクラピカはすでに、「サイールドの能力を吸収し、ドルフィンに搭載した瞬間」にエンペラータイムを発動ずみ。
 その数時間後に第一王子の刺客が襲撃に来ています。

 タイムスケジュール的にはこう。
・出航の晩さん会で、最初に一番格下のオイト王妃+十四王子が退席。
・すると、自分たちに割り当てられたエリアで護衛が多数死亡しているのを発見。
・生き残りの護衛たちで、情報の共有をはかる。
・クラピカが念獣を目視、緊急放送で念獣のキーワードの周知を行う。
・王子が下から順にセレモニー会場から退席していき、最後に第二王子カミーラとやりあった第一王子が退席。
・第一王子は即座に私兵に襲撃を命じ、私兵団の長に制止される。
・が、第一王子は自分の権限を利用し、各王子に自分の私兵を配備する。
・第一王子の私兵がクラピカたちに襲い掛かり、返り討ちされる(←今ここ)

 書き出してみて驚愕。
 ま、まだ出航一日目終わってない……。
 なんとなく数日経っている気分でした。

 第四王子と第五王子が共闘の密約をしたのも、第一と第二のケンカも、出航日のセレモニーの席での話。

 作中描写から数時間は経っているみたいですが、3時間と仮定すると、3*60*60=10800時間。
 一年ちょっとの寿命が削られたようです。


・クラピカの人差し指の念能力の詳細も判明。
 相手の念を吸い取って絶にする。
 はいこれだけです。
 けれどもとても使い勝手のいい能力ですね。
 制約もなし。相手の能力の概要を知らずとも、普通に発動できるようす。

 ただ……まあ、「相手の身体に攻撃を当てる」という最難関の関門がありますが。
 ヒソカのバンジーガムもそうですが、一発当たったらアウトの念能力多いですよね。
 そもそも「攻撃を当てられるのなら致死の猛毒塗っておけば念修行の必要もないんじゃね?」という根源的疑問がありますが、まあそれはさておき。

 さらにこの能力はエンペラータイムとコンボすると、
・ドルフィンに搭載することで相手の能力の詳細が判明
・相手の能力を一回限り使用できる(使用した後は相手の元へ戻る)
 と非常に強力。

 ただし、
・奪った能力を使用するまで、エンペラータイムは強制的に維持され、寿命は一秒につき一時間けずられていく。

 という重い制約があります。

 クラピカ……、33巻で「迎える人も帰る場所もない」って独白していましたが、それもあってこういう制約にしたんでしょうね。
 死んでも構わないと。

 でも、クラピカが死んだ場合、取り返した緋の目は誰かに強奪されてしまうような。
 たとえ誰にも隠し場所を教えていなくても、莫大な価値のある財宝(緋の目)を永久に隠し続けられるとは思えません。
 日本人の感覚でモノを言わせてもらえれば、あんな綺麗に並べて保管しておくよりも、いつ不慮の死に襲われるかわからない職業なんですから早く火葬にして弔ってあげたほうがいいと思うんですけどね。
 奪われちゃったら元のもくあみ。

 そして全ての目を取り返して弔ったら……クラピカはレオリオのところに戻るべきだと思うんですよ。
 あなたには、迎えてくれる人も帰る場所もちゃんとある。
 貧乏診療所を経営するレオリオのもとで助手として働くというのは、ギャングとして生きるよりずっと価値がある人生だと思います。

 それでは、冨樫先生が来週も掲載してくださいますように。

ハンターハンター363話「念獣」感想

<あらすじ>
 第三王子のチョウライが「念獣」という謎のキーワードについて調べ始める。
 一方、第一王子のベンジャミンは自身も能力者であり、部下も念能力者であることが判明。
 一度は強襲作戦を命じたものの、クラピカのアナウンスにより「念獣」の存在を知り、思慮を働かせて待機の姿勢に入る。
 ただし、各王子に一人ずつ部下を派遣した。
 第一王子から派遣された部下が、クラピカたちに襲い掛かる……!

<感想> 
 今回の主役のベンジャミン、結構王様としてふさわしくね?
 激情型、でも相手の話を聞く耳は持っているし思慮深さもあるよ、っていうのはこれまで出てきた王子の中ではいちばん王様に相応しいような気がします。

 現時点での(ここ大事)の王の適格、という観点に立つと、
 第四王子の変態は論外中の論外として、
 第二王子のカミーラもちょっとこれが上司になったらと思うとぞっとしますし、
 クラピカが護衛している赤ん坊もまた論外。

 赤ん坊が一人前になるまで二十年かかりますからねえ……。
 現時点での王の適性っていったら論外でしょう。
 ばぶばぶ泣くしかできない赤ん坊に、政務なんてできるわけない。
 まあそれでも、何もできない無害な王なので、有害な快楽殺人者の第四王子よりはマシですが。

 その点、ベンジャミンは何といっても第一王子だし。
 対外的に、十四人いる王子のなかで誰がいちばん正当性があるかっていったら第一王子でしょう。そりゃ。

 カレならば他の王子が生き残っていたとしても、王位継承は国際的に見ても極めて順当。
 第一王子が王位をつぐ、ってことですからねえ。
 諸外国が素直に納得できるかっていう点、外交では結構大事です。
 これが第一王子が生き残り、でも第十王子が継ぐ、ってことになったら疑惑の眼が否応なく注がれます。

 イギリスで第二王子が第一王子が健在だというのにいきなり王位継承したら滅茶苦茶不審でしょ?
 そういう要らない摩擦を引き起こさず、他の兄妹が生き残っていたとしても穏当に王位を継承できる。
 これは極めて大きなメリットかと思います。

 全員殺す! と息巻いているベンジャミンですが、下位の王子とはその点で妥協が成立する余地がありそう。
 なんたって複数生き残った場合、最も王に適格な順位であるんですから、
 赤ん坊の十四王子を生かすかわりに第一王子の王位継承を支持、という選択肢は一考の余地があるかと。

 その場合のベンジャミンの優位は、クラピカ、ビルという有能な念能力者を敵に廻さないということと、
 あと、十四王子が赤ん坊であるという事。

 第三王子のチョウライが赤ん坊を標的にすることに否定的な言葉を吐いていましたが、人を殺すのに躊躇はしないけど赤ん坊を殺すのを躊躇う人間は少なくないです。
 ベンちゃんがそういう人間であればいいなあと思います。

・ベンちゃんが継承戦で絶対的自信を持っていた理由が判明。
 自分が念能力者であり(強化系?)、部下も全員念能力者。
 こーれは己の立場の絶対的優位を確信するのに十分なものでしょう。

 通常人vs念能力者。
 不意打ちか奇襲でもないかぎり、念能力者が勝つでしょう。

 相手はネン? 何ソレ、っていう立場。
 一方自分は念能力者の手駒を十五人も揃えている。
 ベンちゃんでなくとも、普通は勝ったも同然と思う事でしょう。
 ベンの自信は妥当なものであったんですね。


・第四王子の余裕の意味は?
 人数が不明な他の王子と違い、ベンジャミンの私兵は15人とわかっています。(王子の従者は15人まで。ベンジャミンは人数を増やす裏道を使用していないので、15人で確定)
 15人の私兵が各王子に一人ずつ配置されて15-13=2になったわけで……。

 あれ?
 ベンジャミン、いま手元にいる手駒はたった二人?

 私兵団の長が裏切り者だったり、あるいは私兵の中に裏切り者がいたら、今が絶好のチャンス。
 多少のリスクは考慮しても、いま動くでしょう。

 敵対している第四王子のあの余裕から見ても、私兵の中に裏切り者という保険がいる可能性はかなり高いと思います。

ハンターハンター362話「決意」感想

<あらすじ>
 クラピカが護衛仲間のビルにレクチャーを受ける。
 寄生型の念獣の特徴は、「行動が読めない」こと。
 本人の性格性質+念獣を作り出した残留思念の性質が入り混じって、首尾一貫していない行動になる。
 一方、ツェリードニヒの護衛ふたりが王子にどう念獣について説明するかを討議中。
 そして、テータ(護衛のひとり)はツェリードニヒは決して念を覚えさせてはいけない人物だと確信する。


<感想> 
 面白い。
 どうしよう、話はなにも進んでないけど面白い。
 困ってないけど困ったものです。

 冨樫先生のいちばん厄介なところは、その休載癖に反比例して、書くものが面白いという事のような気がします。
 読者としては嬉しいけれども休載のあいだ、待つ時間がつらいんだよなあ。
 今のジャンプはハンターのためだけに買ってるようなものだし。

 ワールドトリガー休載からはジャンプを買ってなかったんだけど、ハンターが始まったのでまた買い始めました。
 最初は立ち読みで済ませようかとも思ったんですが――、面白かったのさ!
 ハンターは250円の価値は充分ある……と思います。

・今週の主役はクラピカではなくテータさん?
 今回の話のキモは何と言ってもテータさんでしたね。
 アリ編のタコさんでもそうでしたけど、冨樫先生はこういう「たった一週でキャラ立ちさせる」のがピカイチに上手い!
 それも読者からの好感度高いキャラとして。

 ただねえ。
 死にそうで怖いよ、テータさん。
 それも、変態王子の念能力の実験材料として、「死んだ方がマシ」なくらいな目にあわさせられるんじゃないかと気が気でなりません。

 生きたまま脳みそくちゅくちゅされるとか。(でた)
 生きたまま意識のあるまま口塞がれて刺青入れられるとか。(でた)
 そのまま生皮剥がされるとか。(でた)

 ……改めて考えると、これを少年誌で堂々とやった冨樫先生すげえ。

・テータさんってそもそも誰?
 イマイチどういう立場なのかよくわからない女性です。
 第四王子の護衛のひとりってことは間違いないと思いますが、ハンター試験を受けて受かっている様子が描かれておりましたよね……?

 ええと、それ以前の回に、チードル(十二支の犬)が「今回のハンター試験は暗黒大陸攻略に必要な人材のみを登用する」と言っていた(33巻)ので、ツェリードニヒの「王子一人につき従者は15人までと決められていたから渡りに船だった」という台詞とあわせて考えると、こういうことかな?

 もともとテータさんはツェリードニヒの私設兵のひとりだった。
 王子1人につき従者は15人まで、のルールがあったので、そのルールの裏技として、ハンター試験に応募して合格し、準協会員となった。
 そうすればツェリードニヒは、既定の15人にプラスして、ハンター試験に通って準協会員になりハンター協会の一員として船に乗り込んだ5人の計20人が手駒になる。……ということかな?

 つまりテータさんは元々はツェリードニヒの私設兵で、今はハンター協会の準会員。

 ああ、そういう立場なのね。
 自分で読み返して調べてみてテータさんの立場にやっと納得。
 ツェリードニヒが「馬鹿じゃなきゃそうする」と言っていたことからして、他の王子も同じ方法で準協会員のなかに手駒を潜ませてるんでしょうね。
 そりゃあまあ人数制限があって、それをかいくぐる裏道があるなら使わない手はないですよねー。

 クラピカが34巻で「ハンター十か条の第二条に準会員という項目をつけて抜け道を作ったのは間違いだった」とあるのはそういうことなんですね。
 一読したときはこのセリフ、スルーしてましたわ。

 ちなみにハンター十か条の第二条はこう。
 「ハンターたるもの最低限の武の心得が必要である 最低限とは念の修得である」

 ハンター=念能力者、のはずなのに、準会員の中には念能力について知らない者もいる、というか数的にはそちらの方が多いかも知れない。
 5人いるツェリードニヒの護衛の準会員のうち、ふたりしか念について知らないんですから。

 今回「テータってどういう立場?」という疑問からいろいろ深く読み返してみて、自分が取りこぼしていた要素の多さにびっくり。
 あー、そういう意味だったんですね、ごめんなさい。と謝りたくなりました。

・ツェリードニヒは、念能力を身につけられるか?
 こーれは、身につけてほしくないです。
 いやだって見えるまでに最低数か月必要とか、念を習得するには一年必要だとか、そういうのが全部吹き飛んでしまいますから。
 いくら何でも二か月で念能力身につきましたー、なんていったらそこまでお手軽なモノだったのかとがっかりしてしまいます。

 ゴンやキルアの修行も何のためにあったんかいということに。
 ていうか、ゴンキルアは才能ないの?という疑念まで湧いてくるゆゆしき事態になってしまいます。

 これまでの設定に矛盾が生じてしまうので、どうかそういうお手軽パワーインフレはやめてほしいです。
 まるで次から次へとバンカイのバーゲンセールをする某漫画のようにはなってほしくない……。

・各王子の念獣が揃ってまいりました。
 今まで出てきた中でワースト一位の念獣は、誰もが頷くツェリードニヒさんでしょう。

 何なのあの1pまるまる使ってのゲログロ念獣は……。
 冨樫先生はこういうコマ割りも秀逸で、あのドアップは見た瞬間「うぎゃあ」でしたわ。

 油断しているところにページめくったとたん、アレ、ですもん。
 インパクトでは間違いなく単独トップ。
 見た目のグロさでも間違いなくワースト一位。

 ……しかも……、これ、中にいるのってパイロじゃないですか?
 クラピカの友達の。
 そうなら鬱展開待ったなしですが、冨樫先生ならやりそうでこわい。
 でも正直面白そうだと思う自分もいる!

 もしこれがパイロで、もしもクラピカと対面したら……。

 ああ、ごめんなさい。
 すっごく非人道的な展開ですが、すっごくわくわくする展開だと思ってしまいます。

 それでは来週も冨樫先生が掲載してくださいますように。

ハンターハンター361話「辞退」感想

<あらすじ>
 念獣によって操られた仲間の警備兵を、クラピカが第五の能力でなんとか無力化。
 しかし、殺された仲間が脱出に必要な人員だった。
 残る脱出手段はパリストンを口説くか、ビヨンドを口説くか。
 そして一方、継承戦での有力候補と見られたハルケンブルグ王子は継承戦を辞退。

<感想> 
 いくらワガママでイタズラし放題でも猫はかわいい。
 それと同じで、いくら休んでも冨樫先生は冨樫先生だなあ……というのが実感。

 面白かったです。
 相変わらず説明一切なしで、休載ナニソレ、という休載などなかったかのようないつもどおりの調子ですが、いいんです、冨樫先生は。
 ファンの方が事前に予習してくれるから!

 まるで先週までふつーに連載してましたー、と言わんばかりの読者説明そっちのけの話の進め具合ですが、いいんです、ええ。

 だって面白いから。

 面白ければ総てが許される。

 さて、初登場のクラピカの人差し指の能力は、なかなかのチート級と判明。

名称:奪う人差し指の鎖(スチールチェーン)
能力:他人の能力を奪い、強制的に絶にする。その能力を解析する。
制約:1 そいつの能力についてあらかじめ知っておかないといけない。
 2 また、一回使用すると自動で本人の元へ戻る。
 3 更に、長時間の使用はできない(エンペラータイムの長時間維持はできないから)。

 これだけ見ても十分すぎるほどに優秀な能力だと思うのですが、怖いのはこれが五つある能力のひとつにすぎないということ。
 ああこええ。
 クラピカ、あまりにも天に愛され過ぎてませんかね?
 いや、実際冨樫先生(神)には愛されているわな。

 そして、第十二王子のモモゼちゃん。
 今回第十四王子の護衛を二人にまで減らしてくれた張本人と発覚しました。

 しかし念獣のやったことを本人の仕業とカウントするのはちょっとスジが違うような気も。
 本人の自由意志じゃなくて、念獣が勝手に動いて、動いた挙句に人を操って殺すんだもんなあ。

 彼女の母親はセヴァンチですが、弟のマラヤームの方を母は可愛がっていて、護衛はおろか、側仕えの人間まで引き抜いて行ってしまいます。
 ハンゾウも向こうに行ったのかな? 最後に護衛が二人だけになって、「料理はどうする?」「俺たちが作るしかない」って言っているところを見ると、ハンゾウもマラヤーム行きになったようですね。

 なんで母親はモモゼよりも年少のマラヤームを贔屓しているのでしょうか?
 単なる依怙贔屓?
 王権については男女平等のカキンで、男尊女卑っていうのはちょっと腑に落ちませんし……。
 この継承戦において、子どものマラヤーム(男)と、ほぼ成人の年齢に見えるモモゼ(女)なら、モモゼの方が圧倒的に生存率が高い気がします。

 何か理由があるのかな?
 そして、モモゼが編んでいるのは何でしょうか?

 ハンター再開して純粋に嬉しい管理人でした。

【考察】空閑遊真の謎

 ワールドトリガーの主役のひとりである空閑遊真。
 玉狛第一に所属する外見11歳、内面15歳の少年です。

 この子、ワールドトリガーの四人の主人公のひとりにして、現在主役道をひたはしる修の唯一の対抗馬といえる存在なのですが、よくよく考えてみると、謎が山盛り。
 ここはその謎を紹介しつつ、管理人なりの考察を語るコーナーです。
 なお、これは独断と偏見に満ち満ちた無責任な考察であることを、最初に断らせていただきます。


Q1 遊真って、チョロイン?
 葦原先生は遊真のサイドエフェクトを実に効果的に使っていますよね。
 一巻で修と出会った後、ユーマは急速に修に傾倒していくのですが……。
 すごくちょろい。
 マジあっけない。
 他愛もなくユーマが修に心を許すようになるその原因と言えるのが、ユーマが持つ「嘘がわかるサイドエフェクト」です。

 当然ながらユーマは最初、自分のサイドエフェクトを修に内緒にしているのですが、修は一貫してユーマに誠実に応対します。
 知らなかったときから誠実で、知った後も特に変わらず誠実に。

 読み返すと明らかにユーマは自分のサイドエフェクトを活用しており、修を何度も試しています。
 「修は俺を捕まえようとしないの?」とか、
 「修は何でそんなことをするんだ?」とか。

 質問しても違和感のない状況ですが、遊真のサイドエフェクトを知ったあとだと……ええ、うん、はい。
 ユーマはちゃんと自分の能力を活用して、修の人物品定めをしていたわけですね。

 そして修はそれに誠実に答えたため、ユーマはオサムを「信頼していい人物」認定。
 一巻の最後には早くも修に心を許し始め、たとえ不利益になってもいいからと彼を助けようとします。
 第一話では修が危険に首を突っ込んだのは修自身の責任だろ、と自分を助けに来た修を放置していたのと見比べると雲泥の差ですね。

 また、同じことがユーマがかつて力を貸したネイバーの国のネバ友に対しても言えます。
 ウソかどうかわかる、だからユーマは「自分に嘘をつかないで、かつ自分に良くしてくれる人間にめちゃくちゃ弱い」側面があるのでしょう。

 ウソをつかない人間ってだけならいくらでもいるでしょうが(たとえば、通りすがりの通行人はわざわざユーマに嘘をつきません)、子どもの外見の遊真に対して誠実で良くしてくれる人ってなかなかいませんよね。

 ユーマは子ども。必然的に、ユーマに降りかかる危険は大人よりよっぽど大きかったわけで。
 それでもユーマが無事に旅をできたのは、ユーマ自身が黒トリガーの持ち主で図抜けた戦闘力を持っていたことと、レプリカの存在も大きいですが、何より大きいのはこのサイドエフェクトの存在だったと思います。

 ユーマが修を急速に信頼した理由づけ、兼、ユーマがネイバーフットを無事に旅してこれた理由、兼、これからの物語でキーになる能力というわけで、葦原先生はユーマのサイドエフェクトをうまく使ってるなーと思います。


Q2 ユーマの父の有吾の謎
 ユーマのサイドエフェクトは、元はと言えば父親の有吾のものでした。
 となると……ひとつ、疑惑が持ち上がりませんか?

 どうして遊真の父親の有吾は、『ウソがわかるサイドエフェクト』があるにもかかわらず、言いつけを無視したユーマの態度を見咎めなかったのでしょうか?

 ウソがわかるサイドエフェクトへ嘘を言う対処法は、たったの二つ。
・そのときは真実だけど、その後心変わりした。
・だんまり。

 この二つしかありません。
 前者は意識的に活用するのは無理でしょうから、現実的な方法としては、後者の「沈黙」だけです。
 この作品の「嘘を見破るサイドエフェクト」は極めて高性能です。
 ウソでもなく本当でもない言葉や、単なる方便でさえ敏感に反応します。

 たとえば村上先輩が影浦のサイドエフェクトを説明したとき、村上先輩は嘘をついた自覚があって嘘を言ったかというとそうじゃないと思うんですよ。
 単に、わかりやすく表現を変えたにすぎないと思います。

 あいつは感情を受信する体質で~と説明したところで、
 感情を受信ってナニ?
 となるのがオチです。

 そういう面倒なやりとりよりも、スパッと
 人の心を読む能力だよ、
 と言った方がずっと判りやすいです。

 方便で言葉を簡略化したものでさえ、敏感に嘘と判定しているのです。
 同様に、ウソと真実入り混じったエネドラの発言に対しても「部分的にウソ」と見抜いています。
 素晴らしい。
 これまで数々の物語で編み出されてきたウソを見抜く能力への対処法のほとんどが通用しません。

 これを攻略するにはただひとつしか方法がありません。
 だんまりです。
 今のところは。
 少年漫画的に、「相手のサイドエフェクトを無効化するサイドエフェクト」とかはいかにも出てきそうですが。

 それなのに、有吾は返事をしなかったユーマを見逃しました。
 自分には嘘を確実に見破れる能力があって、自分の能力に対抗する手段はだんまりしかない、それはわかっていたはずなのに、あの鉄火場で息子の沈黙を見逃したのです。
「返事は?」
 と要求して、返事をさせれば有吾のことです、すぐにウソだと分かったでしょうに。

 有吾は、いったいぜんたいどうしてユーマの沈黙を見逃したのでしょう。
 見逃さなければ、息子が無謀な突出をすることも、自分が死ぬこともなかったでしょうに。

 特に理由はなくて「急いでいたから」という可能性ももちろんあるのですが、私はそこに、謎がひとつ隠されているような気がしてなりません。

ワールドトリガー18巻感想

ワールドトリガー18巻感想です。

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【表紙】
 表紙は生駒っち。
 見事なカメラ目線の彼ですが、コラのヒュースにやられた逆さま画像の方がインパクトあってよかったなあなんて……げふんげふん。

【カバー裏】
 今回は、生駒隊戦闘員4人+オペレータのマリオちゃんで五人。
 生駒隊は案の定スカウト組で、カイ以外は全員遠方のようす。

 <出身地一覧>
 生駒――京都
 水上――大阪
 隠岐――大阪
 カイ――三門
 オペレータのマリオ――兵庫

 そしてボーダー最強の将棋打ちの水上。
 風間さんとかラグビーとか、ワールドトリガーはところどころで将棋的な表現がされるので、潜在的な将棋好きは多いんじゃないかしらん。

 水上は前はそのプロの将棋棋士を真剣に目指していたっていうので、ドラマがありそうですね~。
 うむ、人にドラマあり。
 隠岐とは同郷なので、プロ棋士目指していたけど挫折して落ち込んでいたところを隠岐に誘われたとか、あるいはボーダースカウトキャラバンにスカウトされたとかかな?
 モブにしかみえない各人にきちんと物語があるのがワールドトリガーのいいところです。

【今回のあらすじ】
 今巻収録はランク戦R6のスタートから終了までと、ヒュースのB級昇格&B級アタッカーとの腕試しです。
 次はゆりさんが出てくるよーというところでオシマイ。
 ……コミックス派の人は生殺しでしょうね……。
 これで書き溜めはほぼ無くなってしまいました。再開を祈っております。

【感想】
 出てよかった!
 前巻も同じこと言ってますが、やっぱり今回の感想っていうと真っ先にコレが浮かびます。
 出てよかった!

 長期休載の真っ最中なので、葦原先生のお身体が心配です。
 みんな気にしている再開予定とか目途とかのコメントは一切なし。
 ああ、お身体が心配です……。

 休載が長くなればなるほど打ち切りの恐怖がひたひたと忍び寄る……。
 どうか早く再開してくれますように。でも、しっかり体を治してくれますように。
 矛盾しているようですが、どっちも本心ですわ。

 そして内容ですが、やっぱランク戦大好き!

 私がワールドトリガーのランク戦で一番好きなのは、各人がそれぞれアタマを使って相手を倒そうとするところ。
 なので、作戦会議も好きです。
 そして今回の敵チームは実に対照的。

 まったく作戦立てずにぶっつけでやる生駒隊と、きちんと作戦会議をして対策立ててる王子隊。
 こうして考えると生駒隊の方が不利に思えますが、上位なのは生駒隊なんですよね。

 エースである生駒の力と、やっぱり四人チームっていう数の有利のおかげでしょうか。
 生駒旋空は反則的。
 なんせ、シールドじゃよほど至近距離でないかぎり受けきれませんからね。(旋空は、射程範囲の一番外側がいちばん攻撃力が高い)

 攻撃範囲が広く、家ごとぶった切ってもなおその向こうの人体をぶった切れるほど威力が高くてシールド一枚じゃまず受けられない。
 ワールドトリガーでは速度+射程+攻撃力=トリオン量に依存、という方程式。
 
 シューターの有利は射程ですが、それはシールドで受けることができるという一長一短だったのです。
 実際、これまでアタッカーとの戦いで、シールドで相手の斬撃を受けたことはありますが、とっても小さく絞り込んだ集中シールドでないと受けられません(くまvs村上)。

 ……千佳シールドなら普通の大きさで生駒旋空を受けられそうですが……、そういう例外をのぞけば射程がシューター並みに広く、かつシールドじゃ受けきれないよ、という反則的なワザが生駒旋空です。
 今回のランク戦でも生駒旋空が縦横無尽。
 家をばっさばっさとなぎ倒し、なぎ倒し、なぎ倒し……おーい、これ市街地での防衛戦では空中以外では使用不可だよね!
 警戒区域以外で家をつぶされたら、とりまるじゃなくても困ります。
 ま、ランク戦は仮想空間なので問題なしですが。

 その生駒旋空が今回も威力を発揮して、作戦ナシでも生駒隊三点、王子隊三点、玉狛第二が四点で今回のランク戦は終結。
 ええと、これで玉狛第二は生駒隊と同点になったわけですね。
 でも、生駒隊の方が前回の順位が高いので、同点でも向こうの方が三位で、玉狛は四位(30点)。

 影浦隊とは現在四点差。
 でも、同点だと向こうの方が上になっちゃうので、影浦隊より五点多くとらないといけない……と。

 次は東隊vs影浦隊vs鈴鳴第一vs玉狛第二。
 さすがにここで多少なりとも5点差をつめないと苦しすぎるので、そこそこ勝つ……と思うんですが、ガンバレ!

 そして今回のランク戦、色々よくわからないところがあってちょっと気になってしまいました。
 今後答えが書かれる様子も無さそうだし、スルーすべきなんだけど、気になるなー。

 ・ランク戦の最後、千佳に修が何か指示していたけど何かな?
 とか、
 ・修がやられるシーンで修の左の腰から出ているのは何かな?
 とか。

 前者は「相打ちでいいから隠岐に鉛弾つけろ」で、後者はオサムのレイガストか王子のスコーピオンだと思うんですが、どうでしょう?
 さしてスルーしても問題のないような小さなことなんですけどね。
 いつか答えを作中で葦原先生が出してくれることは……なさそうかな?


【雑記】近況―ペットロスってこわい


 昔、とある所に世界一可愛いお猫様がおりました。
 ワガママで女王様なお猫様は、自分の美貌を笠に着て、下僕をこきつかいました。
 下僕は女王様の女王様っぷりに涙しつつもその可愛さに屈服して下僕の立場に安住し、そうして二十余年が経ちました。

 長生きなお猫様でしたが、それでも少しずつ衰えていったある日、女王様は天に召されました。
 下僕はこれで女王様のワガママに付き合わなくてすむかと思いきや、毎日ぼーっと過ごしております。

 ――愛猫の死後、私の心境はこうでした。

 なーんにも、書く気がしない。
 でも、放っておけばそのうち元に戻るだろう。

 しかし、一か月たち、二か月たち……。
 のんきな心境はこう変わりました。

 なんでもいいから書かんとヤバい。
 でも書けない。
 でも書かないままでいるとホントに文章が書けなくなってまう。
 それはやばい、でも何も自分の中から浮かんでこない。小説が書けない。
 なら感想なら書けるか―それならなんとか。
 でも毎日は無理。
 ワートリ感想なら週一くらいだから、それぐらいなら書けるかなあ……。いや、書かなきゃ。
 このままでいると、私はホントにダメになってしまう!
 
 という危機感から、週に一度、無気力でへたばる体を引きずるようにして感想を書いていたのですが……まさかのワールドトリガー無期限休載!

 あー……そうだよね、たびたび首の具合が悪くて休載なさってたもんね。
 だましだましやっていたのが、とうとう本格的にいけなくなったのか。
 ああ……読めないのがつらい。

 そして、それより遥かに小さいけど、これでワールドトリガーの感想も書けなくなったなーまあいっかーと思っていたのですが、ですが!

 そのまま二か月経過。その間、文章を一行たりとも書かなかったというていたらく。
 ヤベえ……私、マジで何も書いてないよ……。

 脳みそでは「何か書かなきゃ」と思っているのですが、身体が反応しません。
 何も浮かばない……。
 あのやかましくてあったかくて柔らかくて可愛くてゲーゲー吐いて我が儘でグルメだった女王様が死んでしまったということは、私にとって自覚する以上の欠落であったらしく、何か自分で自分の尻を叩かないことには書く気が起きない、という状態になってしまっています。ワールドトリガー連載時にはそれが週に一度のワートリ感想であったと。

 あの子の夜泣きには手を焼かされました。しょっちゅうゲロ吐きする子だったので絨毯に至っては何枚駄目にさせられたことか、わかりません。でも、可愛い可愛い猫でした。
 人から見ればたかだかペット一匹、猫一匹なのですが、当事者としてはとてつもない打撃です。
 ペットロスってたかがじゃないです。
 でもそれは、私も他人に対して同じようなこと思っちゃっていたなあと……ほんとごめんなさい。

 猫が一匹にゃーと泣く。
 私がそれにうるさいなあと思いながらも要求に応えてトイレを掃除したり、ゲロを掃除したり、ごはんを用意したり、遊んだり、ナデナデしたりする。
 それが私にとって、どんなに幸せなことであったか。
 たかが猫、また新しい猫を飼えばいいじゃん、という人もいるでしょう。
 飼いました。

 女王様がいなくなったあとの家が寂しくて寂しくて、また捨てられていた猫を引き取り、ナデナデしながら暮らしているのです……が。
 今いる猫は可愛い猫ですが、やっぱり胸に穴が開いています。

 あーペットロスって、こわいです。

ワールドトリガー17巻感想

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【表紙】
表紙は香取ちゃん。
ワールドトリガーでは稀有な、年相応の女の子。
今巻を読むと、前巻までの最悪印象が引っくり返って好きになるという希少キャラ。
猫先生もお気に入りみたいなんですが、ですが……っ、私としては、柿崎先輩が表紙になる最後のチャンスだったのでなってほしかったなあと……香取好きの方、スミマセン。

【カバー裏】
 今回は香取隊の面々+雷蔵。
 香取のサイドエフェクトにはワラタ。
 そして華さんがボーダーライフを満喫している、という一文にほっとしました。
 だってこの子、両親がネイバーに殺されて家も全壊っていうシビアすぎる子なので。
 楽しくやっててくれて良かったよううう。

【感想】
 出てよかった!

 もうこの一言に尽きます。
 予定通りに出てよかった!

 現在、葦原先生は無期休載中なので……。
 ほんとうに出てよかったです。
 そして、皆様どうかコミックスを買ってください。人気がないとこのまま打ち切られてしまう危険が……。
 アンケートを送ろうにも、載っていない現状では送ることもできないので、ファンの私たちはせめてコミックス売上というかたちで支援しましょう。
 ワールドトリガーという漫画の存続のために、よろしくお願いいたします。
 そして、まだ読んだことがないという方、とても面白い遅効性SFですので、どうか読んでみて下さいませ。
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 今回の内容はざっとかいつまむと、
・ランク戦R5決着。点数は7(玉狛)-1-1
・香取ちゃんもぎゃあ
・ヒュース加入のため、修が上層部と交渉。何とか許可をもぎとる。
・ランク戦、次の相手は生駒隊、王子隊。

 というところです。
 雑誌でリアルタイムで読んでいたのですが、今読み返すと生駒さんのナスカレーだのマグロカツ丼だのがいちばん惑わされましたね……。

 他のチームが真面目に作戦会議にいそしんでいるなか、生駒さんが大真面目にマグロカツ丼について力説(傍点つき)していたので、私もふくめ、みんなしてこれは単なる雑談なのか、あるいは何かの暗号とか隠語とかで盗聴器対策しているのかと推測していましたが……はははは(乾いた笑い)。
 なーんも、ウラはありませんでした。

 作戦会議中に食堂のマグロカツ丼について話したり、ナスカレーについて力説している生駒さん。
 そんなアナタが大好きです。

 ・ヒュースは自信満々ですが……。
 修に対し、「お前は注文通りの仕事をした、俺はそれに見合う働きはする」と言っているんですが……。
 う、うーん……。
 冗談ヌキで、その働き、できるんでしょうか?

 修が感じている黒い不安もありますが――
 いや、その、えっとね。
 そもそも葦原先生が首を治して復帰してくれないと、働きをする場面が描かれることすらないという……イヤ、待った! タンマ!
 その未来は嫌だ! 

 どうか葦原先生の首が良くなりますように。
 そして、編集部が葦原先生が復帰するまで待ってくださいますように。

 ……これまで私はできれば月刊誌に移籍するのではなく、ジャンプで定期的にお休みをとって頑張って欲しいと思っていましたが、訂正します。
 葦原先生が健康で、作品を書き続けて下さるのがいちばんです。

 毎週の楽しみが無くなるのは非常につらいですが、ビィトの作者様のようになったり冨樫先生みたいになるより、一億倍マシです。
 葦原先生のお身体が良くなることを、心から願っています。

 
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